劇団四季「むかしむかしゾウがきた」

　１９８０年の初演以来繰り返し上演されてきたミュージカルです。長崎源之助さん執筆の同名児童文学が原作で、初演も日生名作劇場だったことからお分かりのように子供向けに作られたミュージカルです。
　しかし、大人でも十分見応えのある内容で、子供にこれが分かるのかなと心配になってしまうほどでした。主人公のゾウ「九郎衛門」の作りも素晴らしく、後ろの方に座っていたラスパオ君からは本物のゾウと見まがうほどの動きでした。さすが四季です。ラスパオ君はミュージカルがあまり好きではないのでこれが初めてのミュージカル観劇でしたが、四季が好きだという人たちの気持ちがなんとなくわかるような気がしました。
　命の大切さ訴えるこのメッセージを子供たちがしっかり受け止めてくれたらいいなと思うラスパオ君でした。

ＪＲ東日本アートセンター自由劇場

　新交通ゆりかもめ竹芝駅が最寄り駅。他にＪＲ京浜東北線・山手線浜松町駅と都営大江戸線・浅草線大門駅、水上バス日の出桟橋からも行けます。
　ここでは利用する人が多いと思う浜松町駅と大門駅からの行き方を説明します。浜松町駅北口と大門駅Ｂ３出口はほぼ同じ場所にありますが、そこを出た後海側の方に進み、芝商業高校前の交差点を左に曲がります。進むとゆりかもめの線路の下を通る道と交差しますのでそこを右に曲がり、しばらく進むと左手に劇場が見えます。
　自由劇場は入場時に座席まで行き方を説明した紙をくれるのでその通りに進めばいいです。ここら辺はさすが劇団四季だなと思いました。
　トイレは１階に女性用、２階に男性用があります。収容人数から見ると少し便器が少ないような気がするので気を付けてください。
　場内は５００人収容の割にはこじんまりした感じで、後ろの方の席でもかなり臨場感を感じることができます。そのため前後の間隔はかなり狭くなっています。座席も小さめで注意しないとはみ出してしまいます。
　そんな小さな劇場ですが喫茶コーナーがあるなどそこかしこに四季の香りがします。