全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

上見坂園地

2018年05月07日 | 日記
すっかり馴染みの上見坂園地



 




先日白嶽に行った帰りに寄ってみました
 



ツツジ?サツキ?がとてもきれいです
 


 



プリウス…
 


 



離婚後、女に貸している時に左の後ろをぶつけられて、こっそり板金修理し、シレッと返され


すっかり傷物になってしまった可哀想な車


何とも酷いもんですね


まぁ、26年間欺けたんだから


これ位は朝飯前と言ったところでしょうか…




ナナハンを持ってブラブラ奥へ向かいます
 


 




先輩方がかつて勤務された場所
 


 


 


 


 




離婚前…婚姻中


今の職場が嫌で嫌でしょうがありませんでした


いつかは辞めてやる…そう思いながら25年通い続けました



定年退官される先輩方が口々に発せられる


「ここは人情味溢れる暖かい場所だった」と言う言葉に反感を覚え


辞めて行く人の社交辞令の美辞麗句



ずっとそう思っていました



でも



今では



その言葉を素直に受け入れることが出来ます



鬱になった私に優しく手を差し伸べてくれたのは組織の母親役を勤める人


鬱になった私を励まし勇気づけてくれているのは職場の先輩同僚



こんな事になって


この組織の人情味、そして懐の深さをあらためて感じることが出来ました


裏切り者は許さない体質を秘めた組織です




ここに勤める人はおおよそ自分の事は自分でできる様に訓練されています


私は技術系の人間なのでその様な訓練は受けていないけど


今更一人暮らしで困るような事はない様に躾は受けています




そして



この組織の最も良いところ




いつまでもメソメソしている者には誰も救いの手を差し伸べてくれなくなる事




 





何とも男らしい



誇らしい仕事場です

白嶽トンネル

2018年05月04日 | 山歩記
今日は白嶽



先日も歩いた白嶽トンネル取り付きルートです



今回もtake a picture by ナナハン




トンネルの駐車場には先客が1台

 



珍しいけど、頃は良き日のGW

今日は密度が高そうです



ゆっくり準備を整えて



登山道へと駆け上がります
 



このコース


取り付きからすぐそこそこの登りと相成ります
 


 




伐採現場
 



結構間引かれているので

白嶽さんがよく見えます
 



寄せてみる…
 



お~!

西岩峰上に人影発見

風が結構強いけど、賑わっているみたいです




途中作業道と合流します
 


っていうか


登山道が作業道に飲み込まれたみたい
 



しばらく作業道を歩き



ここからまた登山道となります
 


 




谷を駆け上って来る涼風に上気した頬を冷やされ


ゴキゲンな白嶽路を軽やかに歩きます
 


 


 




SHIRATAKE Go!
 



地味にキツイ登りをいくつか越えて
 



鳥居着
 



そのまま一気に…
 



西岩峰
 




 




カッコいい「白嶽」のプレートが出来ています
 




今日は昨日よりさらに視界はクリアー


冬ほどじゃないけど

久しぶりのディープなブルーバック



時折吹きつける強風に足を踏ん張り


無心でシャッターを切り続けます
 


 


 


 


 




やっぱり


ここから眺める景色は最高です



心に巣食う色々なもの


わだかまり 痛み 苦しみ 悲しみ…



眺めていても決して忘れる訳じゃないんだけど



明日から…いや、今日、今から


それらのものと戦っていく鋭気を


心に元気を勇気をくれる



そんな 心に沁みる滋養満点な最高の景色です




でも



風が強すぎて



長逗留は出来ません



吹き付ける強風に追いやられ



西岩峰を後にします
 



お昼は「岩のテラス」
 



離婚してよかったこと



自分の好きなものが食べられること
 



昼夜を問わず世話になるコンビニは


独身男のスタミナ源


便利な時代に生まれて良かったなぁ…




おにぎりを頬張りながら仰ぎ見る西岩峰
 



空が蒼いと思ったのは何時ぶり?




ドクドクと大量の血を流していた心の傷が


いつしかカサブタとなり


やがて乾き


そしてその傷すらも消えてなくなるその日まで




私は今日のこの蒼空を忘れる事はないと思います








人の心を無くした者には決して感じることが出来ない





霊峰白嶽




 





その荘厳なる姿をも





 


龍良山 天童の杜

2018年05月03日 | 山歩記
今日は龍良山



久しぶりのtake a picture by ナナハン



山の上駐車場にプリウスを停めて


 




今日もここから登ります
 




離婚以来すっかりお気にの龍良山原生林
 


 


 



右に左に右往左往

あちらこちらと道を見失いながらも上へ上へと進みます



離婚してよかったこと


己を含め守るべきもの全てが無くなった事で

大切な人を亡くす日

自分が先に逝き大切な人と過ごす時間が無くなる日


そのいつか訪れる日が永久に来なくなったこと


そして…怖いものが無くなったこと




強い風が原始の森を揺らします
 



太古の杜を五感で感じ




私は無心で歩きます
 


 


 




ずっと下向きだった目線を上に…
 


 




グッと顎を上げ


ただただ上を見上げます
 




龍良山山頂着
 


 




前回来た時よりも視界はクリアー
 


 


 




こうして


私の心の視界も日を追う毎に開けていっています




軽くコーヒータイムをすませ
 




後から登って来られたご夫婦に


燦々と晩春の陽光が降り注ぐ山頂をお譲りし


私は一人頂を後にします



 




ここは天童の杜


古より近在の人が畏怖してきた信仰の杜




一歩


そして


二歩 三歩と 


その歩を踏み出す度



この杜に棲まわれているという天童法師に誓います




これから先も



私は人として生きていきます



誰かを裏切ることなく


誰かを欺くことなく



ただ 両親の教えに従い



真摯に ただ 人として生きていきます




もしも私がこの誓いを忘れてしまい



人が人としてあるべき姿を見失い


その道を外れた時



その時はどうか




わが命をこの世から奪い去ってくれ給う事





 






切にお願い致します





下山して




素敵なご家族から




嬉しい差し入れもいただきました





 




人は本来善良なる生き物です




あの日 死ななくてよかったな…



本当にそう思えた



素敵なご家族の笑顔に感謝の一日でした