ノー天気な闘病記

癌の手術、闘病についておちゃらけ解説しています。

お金の話は大事ですよ!

2017-03-29 10:05:03 | お気楽闘病記
さて、確定申告も済みましたので、各種届出のお話でも・・・。
(ただし、皆さんの方が詳しい方たくさんいらっしゃると
思うので、読み流すかアレ、ここ変だよって時はコメント下さいね。
もっとも、もう提出しちゃったしなあ。)

相変わらず他力本願なBLOGではある。

◎ 所得税・確定申告
私の場合、勤め人なので職場から年末調整の書類が出ます。
所得税の確定申告では、医療費控除の計算が主になります。
後は年末調整の書類の金額を書き写すだけですから
小一時間ほどで完成です。
一番時間を食うのは、病院・薬局に支払った領収書の合計
くらいですかねえ。(領収書は、自己負担額の合計になって
いるので、その中から保険適用外の項目を外す作業がちょっと
面倒くさいかな)

話は脱線しますが、義理の父親(いわゆるじい様ね)の
確定申告の計算もしたんですが、80過ぎて就農者なもんで
青色申告です。
初めて「見てくれー」って頼まれたんですが、結構大変なんですね!
農機具の減価償却はあるし、原材料の出し入れはあるし、
畑を頼んだ人の代金関係はあるし、本人は心臓にペースメーカーを
入れるんで入院はするし、差額ベッド代は発生するし、
身障者には認定されるし、余ってる土地は駐車場で貸してるし、
そうそう土地の税金は控除対象になるものとならないものを
分けたり・・・
勉強になりましたが、自分のものよりよっぽど時間を食いました。

◎ 医療費・健康保険
少し前のBLOGに書きましたが、医療費の内訳表が届いていました。
健康保険が病院に支払った金額って物凄いんですね。
私の場合は、軽く一千万超って感じです。
自己負担なら、とっくに破産してますねえ。

医療費の日々の負担ですが、確定申告からちょっと離れて
書いてみます

平成27年1月診療分から
 所得区分
 自己負担額 多数該当
①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
 252,600円+(総医療費-842,000円)×1% 140,100円
②区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)
 167,400円+(総医療費-558,000円)×1% 93,000円
③区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)
80,100円+(総医療費-267,000円)×1% 44,400円
④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)57,600円 44,400円
⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)35,400円 24,600円

通常は左側の数字が適用になります。
最近は自分で何十万も支払って後で請求する なんて人は
少ないんでしょうねえ?
だいたい手術なんかの時は、病院で先に書類をくれますからね。
われわれのような化学療法の患者は月に一回治療を受けると
右の多数該当に当たりますので、月の支払限度額が引き下げ
られるという訳です。
つまり、月初めに一回支払うと同じ月で2回目の請求がゼロって
ことが起きます。
何か、とっても得した気分です。
ただし、最寄りの健康保険組合に申請に行かなくてはなりませんが。
私の届出をする組合の窓口のお姉さん達は本当に面倒見が良くって
顔写真撮って、紹介してやりたいくらいです。(笑)

その他、私の場合はストマ患者で、身体障害者手帳持ちですので、
各種医療品を個人で購入したお金の補助が出ます。
この申請が半年に一回あるくらいです。
こちらの金額は各市町村で違うようです。

てなことで、私の場合は月五万円程の出費になります。


◎ 生命保険・ガン保険
実は、私の家系は典型的な癌家系でして、ジイさん、父親、私と
みんな癌を患いました。
従って、生命保険を掛ける時は迷わずガン特約を付けた訳です。
今にして思えば大正解で、上に書いた月の出費の大半は補填
できています。
さすがに通院費給付は、限度日数を超えましたので出なく
なりましたが、入院費は限度がありませんし、この前の
ポートの手術代なんかも出ますんで大助かりです。

特に声を大にして言いたいのですが、私の入っている保険は
⚪️⚪️県民共済と言うところですが、この共済のいいのは、
何しろ決済が速いんです。
書類をまとめて郵送すると1〜2営業日の内に入金されます。
ホントびっくりします。
以前、民間の何とか生命の保険にも入っていましたが、
両社に一二の三で書類を送付すると、片や3日、片や3か月の決済
ですもの。
もちろん速攻で契約を1社にしたのは言うまでもありません。
別にお金に困っている訳ではありませんが、気持ちの問題です。

こうして病気になると、普段気にもしなかった契約やら、
各種手続きやら、いろんな事が勉強できます。

大体の目安ですが、入院費日額1万円、通院費日額五千円位で
多少足が出ますが、まあまあ生活に響かない入院生活が送れるでしょう。
後は、告知された時の給付金とか、手術代給付とか出れば色々
な準備に役立つと思います。


※ 保険に全然関係ないですが、身体障害者手帳が発行されると
私の場合は、飛行機の料金割引き、車のETC料金が半額、
JRの料金割引、何と携帯電話料金まで安くなります。
他、公共施設(美術館・博物館は言うに及ばず)は割引きに
なるでしょう。
なんか申し訳ない気もしますが、せいぜい利用させて貰おうと思います。

細かく書くとキリがないんですが、こんな感じでお金の清算等は
一息つきました。

車の中で・・・。

2017-03-02 09:35:33 | お気楽闘病記
今朝の話しです。

私の通勤用の車は、助手席用にTVが見られるようになっています。
いつもの道を走って、割と信号の変わる時間の長い大きな道へ出る交差点で止まりました。

TVはいつものN◯Kです。
丁度特集で、緩和ケアに取り組む看護師さんの話しをやっていました。
先日来BLOGの話題にしていたものですから、興味を持って画面を
見ていました。

内容は末期のガン患者(もちろんもう治療の余地がない)で、
ほとんどが老人です。
聴いていると、お腹や下肢に痛みを感じてベットに寝たきりに
なった人たちでした。
そういう人たちが生きる希望を失わないように声を掛けたり
身の回りの世話をしてやったりしているワケです。
その中に一人の老人がいまして、そのご家族から話を聞くとお酒が
好きな人だったようです。
特にもう治療に関係ないので、許可を得て彼に日本酒を飲ませて
あげるシーンでした。
「お味はいかがですか?」と聞くと、普段痛みと戦って厳しい顔を
している老人が満面の笑みで、「うまいなあ。」と言いました。

そのシーンを見た時、なぜか突然涙があふれてきました。
気がつくと信号待ちの車の中で大声を上げて泣いていました。

お酒を飲ませるのが良いのか悪いのか私にはわかりません。
でも、どんなに重い病気であろうと、身体がもう元に戻らない
状況であろうと、人生を楽しみたい・希望をもって毎日を生きたい
と言うことは変わらないと思います。

朝から考えさせられました・・・。