高見さんの四国遍路日記

29歳の男が、四国遍路をやるブログ。

22番~23番。徳島での区切り打ち終わり。帰宅

2013-09-12 22:52:28 | 旅行
宿の人に親切にしてもらいつつ、7時に宿を出て、22番へ向かった。

バス停をおり、5キロくらい国道を歩いていくと22番に到着。
22番を打ち、左股関節と左ひざの両方に痛みを感じ、痛みに立ち尽くす。

しょうがない。電車で行くか。
というわけで、22番の最寄り駅から電車に乗って、23番近くの駅へ。
電車の本数が異常に少ない(;´Д`)

でも一応止まるので、スタンバって待ち、23番へ。
区切りうちの終わる場所だからかもしれないが、納経所兼売店は色々売ってた。
杖から白衣から唐傘まで。

次はここからはじめるのも悪くないかも、と思った。
区切り打ちとはいえ、終わるのはなんとなく感無量な気分
駅の待ち時間で、昨日まで一緒に歩いていた歩き遍路さんと出会い、話をする。

少し不義理を自分がした部分もあったので、さみしかったよといわれる。
自分の修行不足を実感した。
そこだけが悔いが残ってしまった。


その後、徳島からバスに乗り、神戸で新幹線に乗り換え、帰宅。

このたびで思ったことは、

人間関係をおろそかにしてはいけないこと。

自分の肉体の限界は、精神的な限界よりも先にある。自分の限界を決めてはいけない。

そして、苦しみがあるからこそ、喜びをかみ締められるという事。
逆に言えば、どちらかが欠けていれば、どちらの良さも帳消しになってしまう。
そう思った

勉強になりました。
徳島の皆さんお世話になりました。
また近々伺えたらと考えています。

タクスィーだーよ。恩山寺から太龍寺を移動

2013-09-11 18:06:41 | 旅行
タイトル通りです(=゜ω゜)ノ
一緒にいた人が途中で膝を壊して歩けなくなってしまい、軽くは歩けるものの、長距離、長時間は不可能と判断。

タクスィーに乗って遍路することになった。
タクスィー遍路も今は主流になっていて、運転手いわく四国中、同じ運転手さんと88箇所を回ることもあるという。
そんなわけで、恩山寺越えて、立江寺を越え、バスに乗ったらバス運転手に適当な終点で下ろされ、途方もない事になってしまった。とりあえず下山しようと話していたら、膝がわらってる。タクスィー呼ぼうとあいなった。

自分自身、今日は歩き遍路できる体力がなく、足があがらなくて、階段を手すりを握りぎこちなく上り下りしかできない始末。
二人とも芳しくないので全会一致、タクスィーを呼んだ。

快適だったヽ(´ー`)ノ
二人で折半すれば高くないしね。
そんなわけで、太龍寺手前、ロープウェイで参拝。
遍路転がしは避けた。つうか無理だわ。とおもった。

23番まで一緒に行きたかったが、予約した宿が違うので、今日でおわかれ。

ありがとうございました(=゜ω゜)ノ

明日は23番かその近辺に宿をとる予定。
体が回復していたら、大根峠を越えて22番は確実に通りたいね。

つうわけで早いけど、おやすみ(=゜ω゜)ノ

13番から17番へ

2013-09-10 20:03:56 | 旅行
朝起きて、身体の動かなさをじっかんしつつ、起床。
焼山寺に納経をお願いしに、昇り2時間、下り1時間の距離を歩いた。
その間、自分と同じ半分歩き遍路をしている人と出会い、一日を共に過ごした。
13番に行くバスに乗り遅れた我々は集落でお接待していただく事になった。
楽しい時間だった。
昼飯までいただいてしまって、うれしかった。

バスが来て山からおりて、乗り換え一回で、13番に到着。
そこから遍路転がしでおった疲れが爆発し気力だけで回る事になった。
異常に疲れて、宿に入る時には歩くのすらほぼ困難。
遍路は平地でも充分辛いと思った(;´Д`)

追記と、荷物について

2013-09-09 19:39:45 | 旅行
時期によるけど、焼山寺に、いく前にリュックは軽くした方が良い。
極端に言えば、前日に翌日泊まる宿に手配して送れば、納経帳と唐傘や金剛杖や昼飯など、軽装で、遍路転がしに望めると思う。
リュック自体の重さも大事で、自分は一区切りしたら、リュックは新しく、軽いカバンに変えるつもりでいる。
重量は納経帳や線香などコミでも五キロくらいがよいと思う。

自分は全部あわせて、八キロくらいだったために遍路転がしがよりキツイ物になったのだと思う。

軽装が一番だよ。季節によって重さは変わるけど、歩き遍路、宿泊まりなら、過剰な荷物はすべて送り返そう(=゜ω゜)ノ

12番焼山寺越え遍路転がし

2013-09-09 19:20:00 | 旅行
宿から出る時、宿の主がおにぎりとお茶を持たせてくれた。
後に遍路転がしについて昼飯を食べていたら、丁寧な手書きの字で書かれた御礼が書いてあった。もしまた一番から行くなら、また同じように、同じ旅館に泊まると思う。

遍路転がしは本当にキツくて、藤井寺の入り口から既にキツくて帰ろうかと思ったほど。
途中から、中間地点の流水庵で湧き水を補給した。この水がガチでうまくて、ビックリした。お腹も壊してないし。
正直いって、弘法大師さんが、遍路道で現れた時はゴールかと思ったがさにあらず。
そこからが真の苦しみのスタートだった。
民家にでて、焼山寺の看板みたら車で六キロ⁈ あれっ?
遍路道は続き、断崖絶壁のような遍路道が出現した。
登り登れども寺は見えず。遍路転がしよりも、遍路殺しの方が近い道を歩く。
水もなくなり、吐き気と頭痛に襲われながら、転落の恐怖を噛み締めながら、歩く事、一時間。
焼山寺の駐車場が見えた。なきそうになったわ。
辛くて。

焼山寺の敷地が広くて、本堂まで遠いが納経を済ませる。
その前にコーラを自販機でガブ飲みした。体は疲れていたが、先にお参りをするのが、基本なので忠実にそうし、納経。
だが納経は一人一冊までだった(;´Д`)
ビジネスライクに書いてよ、と思った。
翌朝くるなら良いそうです。

その後、五キロの下り坂を歩き、民宿へ。疲れた身体を癒し、今に至る。

遍路転がしは辛いけどがんばれば乗り越えられる。
精神と肉体の限界に挑戦した一日だった。遍路は二回めはやらないかもなぁ、と思った。