多趣味無芸論

趣味とは”真理”を探究する精神活動的結果物の投影である。

映画

2005年02月22日 05時26分16秒 | Weblog
 最近、何かと映画を観る機会が多い。
どちらかというとDVDで昔観た映画を探し出して観ているのですが、
ネタが尽きてきて上映中のも観たりしてる。

 心に残る映画を2、3。

 「ショーシャンクの空に」は、すばらしい。何でアカデミー賞取ってないのかなと思ったら
同じ年に「フォレストガンプ」上映してて、こっちが総なめだったのです。別な年にやってたら
「ショーシャンクの空に」が総なめだったでしょう。
 いや、そんな事はどうでもいい。総合的に見て、エレガントな希望を教えてくれる名作だ。

 名作と言えば、「カサブランカ」。台詞の「君の瞳に乾杯」は、どこかで聞いたことのある台詞で
昔の映画が作った流れの偉大さに、敬服する。1942年って戦争中だ。
監督がマイケル・カーティスって、「紅の豚」に出てくるカーティスはここに掛けてるのかな。
あと、コメディー映画の「ホットショット」に「ボギー」が一瞬映るのはこの映画の事だったんだな。

 宮崎駿映画は「千と千尋の神隠し」が好き。過去の映画とモチーフを掛けてあるのも
ファンにとってはおもしろい。気が付かない人は宮崎映画を知らないな。

 「セカチュー」。あれはひどいね。省略して呼ばれるだけのことはある。映画を途中で見止める
事はまずないのだが、途中で消した。なにあれ。一言で言うなら「クソゲー」。

 「バイオハザード2」。率直な感想は「あらら」。マトリックス以降CGによる格闘シーンは
見慣れているのに、カメラワークくるくる回してごまかすのは「光と煙でなにも見えない」の原理。

 そんな本音と建て前の対比が心地よいのは「CICAGO」。ミュージカル映画の最高峰と
言ってしまえる秀作だ。ミルクを飲み干すシーンは、含みを効かす遊び心に思わずニヤリ。

 リック・ベッソンの映画はアクションシーンがいちいちかっこいい。脚本的にポカも時々あるけど、
補って余る格好よさがある。

 映画って勉強になりますね。

シュリって映画

2005年02月07日 02時06分18秒 | Weblog
 日曜洋画劇場の「シュリ」って映画を後半ちょっと観た。
ちょっと、銃器の描写がおかしすぎて「あらら」でした。

 一人の犯人?を「MP5A4」を持った兵士?が放射状に取り囲むシーンや、
弾が装填されているのが分かるはずのベレッタで自殺失敗する女スパイ。
金魚に仕込まれた盗聴器とか。

 厳重な警戒の中、飲み水さえ持ち込めないサッカー場に「ステアー」を持ち込んで
大統領暗殺をやるシーン。走って近づかなくてもステアーならとどくでしょう。
ライフルの意味無いよ。

 あと全体的にみんな弾撃ち過ぎ...。せっかくの南北統一を願う双方の
人間ドラマが、銃の乱射がうるさくてぶち壊し。そんなに銃撃戦が受けるのか? 韓国は。

 2000ボルトの変圧器を手動で切るシーンはどうなのか。何か違う気がする。
時限爆弾の表示が残り0.05秒というのも微妙。時間表示必要ないし。
 ラストシーンは、またライフル持った特殊部隊が放射状(笑)に取り囲んで犯人と対峙。
もう好きにしてくれ。