小さな花の輝く世界

小さな植物や花の知られざる輝きをご紹介いたします。くわゐ(匙太sagittaria)です。お間違えなきよう

赤間川散歩❶いきなり頓挫

2020-07-13 07:25:55 | 探求散歩

今回のネタは、川越伊佐沼の干拓前の昭和初期まで水源だった赤間川です。

旧赤間川と言われて残っているようですが、どこから水が来て、どこへ行くのやら?

昔の面影をたどって、遡っていきたいと思いますよ。

2月に「伊佐沼代用水路」の水源をたどって、見失った轍は踏みたくないですね。

 

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地図で見ると「旧赤間川」の移り変わりはこんな感じ。

伊佐沼が干拓される前の昭和初期は、柳橋の「鴨田排水」まで伸びていたと思います。

現在は「鴨田排水支川」「伊佐沼代用水路」が横切っているので「鴨田排水」には繋がらないようです。

「今昔マップ on the web」より加工 今昔マップ on the web

「地理院タイル」より加工 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html

 

まずは「旧赤間川」スタート地点に立ちます(❶)。四ツ谷橋のたもと、多分ここで間違いないでしょう。

 

川をさかのぼる前に、四ツ谷橋でどの水路に繋がっていくか?

・・・いきなり壁に仕切られていますよ(❷)。

「旧赤間川」は、「伊佐沼代用水路」「鴨田排水支川(御成都市下水路)」とも繋がっていません(❸)。

 

今回の撮影地点はこんな感じです。

❶がスタート地点ですが、どこに繋がっているのか?下流へ行ってしまいました。

画像はOpenStreetMapを加工しています。 OpenStreetMap

 

遡る前に下り始めてしまいました。一体どこへ行くのでしょう?(❹)

 

現在の伊佐沼の手前でいくつもの水路が交錯します。

「旧赤間川」は、江戸時代初期からある「薬師神社」のところで逸れましたよ(❺)。

 

北伊佐沼橋から上流側を見ています(❻)。

「伊佐沼代用水路」と「鴨田排水支川」は伊佐沼に入ります。

「鴨田排水」は「伊佐沼代用水路」と「鴨田排水支川」を立体交差し、北伊佐沼橋をくぐります。

「旧赤間川」は「鴨田排水」と合流していたのですね。

 

「鴨田排水」と合流した「旧赤間川」はどこに行くのでしょう?

北伊佐沼橋から下流側を望むと、沼に沿って流れていきます(❼)。

春は桜並木がキレイなところです。

 

北伊佐沼橋のひとつ下流の橋は蓮見橋(❽)。

蓮見橋の欄干には「鴨田排水路」のプレートが・・・。

 

今回の撮影地点のおさらいです。

「旧赤間川」は❻のところで「鴨田排水」と合流して流れていきます。

画像はOpenStreetMapを加工しています。 OpenStreetMap

 

蓮見橋のそばに伊佐沼と繋がっていそうな分岐点(❾)。

そばに行ってみると水門が(❿)。

ここは伊佐沼の水を放流する水門みたいですね。

残念、伊佐沼との入口ではなく、出口でした。

 

さらに下流の橋、伊佐沼冒険の森連絡橋から水路を眺めます(⓫)。

伊佐沼へ流れ込む気配は全くありません。一体どこへたどり着くのでしょう?

 

やっと出口らしき場所、合流点です(⓬)。

結局、伊佐沼へ入ることが無く、伊佐沼を源流とする「九十川」と合流しました。

「旧赤間川」は、入口も出口も伊佐沼と完全に切り離されていました。

結局、スタート地点から一歩も遡ることなく、今回はこれにて終了。

分かったことは、

(1)伊佐沼の昔の水源、「旧赤間川」は現在は「鴨田排水」と合流する。

(2)「鴨田排水」は伊佐沼へ注ぎ込むことなく「九十川」へ合流する。

 

疑問に思ったのが、「旧赤間川」はいつ頃から伊佐沼と縁が切れたのか?

上流部分の新河岸川への川の繋ぎ変えは、昭和13年頃です。

では下流部分、伊佐沼に入る部分はいつ切れたのでしょうか?

手始めにこちらを調べる必要がありそうです。

 

伊佐沼の水源を遡るという企画が、いきなり頓挫してしまいました。

続きますが、ローカルネタゆえ人気がありませんので、花画像の合間にたまに作ります。

この分だと長いシリーズになりそうです。

最後までご覧いただき有難うございました。

次回もどうぞよろしくお願いいたします。



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