大阪は箕面公園の紅葉がいい塩梅だという情報を得たので、休日を利用して散歩がてらカメラを持って出かけた。
午前中はあいにくの曇り空だったが、箕面公園に着いてしばらくすると快晴の空へと変わった。
風もなくほどよい気候。絶好の散歩日和となった。
箕面公園には、滝がある。
観光地ということもあって平日にもかかわらず多くのひとでにぎわっていた。
観光客たちは、ほとんどのひとがカメラを持って紅葉をカメラに収めている。
ぼくもご多分にもれず紅葉や風景をカメラに収めた。
赤や黄色や緑などのグラデーションが美しい。
数件ある露店も趣があっていい。
しばらく歩いていると、悪い癖が出た。
一般の観光客が歩いている舗装された道とは違う、横道に入った。
横道のほうは起伏が激しく、それほど舗装されていない。
挙句、だれも立ち入らないような獣道のような道なき道を思うままに分け入った。
400段近いガタガタの急激な石階段を登ったり、それこそ「最後にここをひとがとおったのはいつだろう?」と思うような山のなかで軽く迷ったり……
それでもなんとか方向だけはわかっていたので、なんとか車道に出た。
そして山道の車道をテクテク写真を撮りながら歩いていると、ひょっこり現れた。
箕面名物、天然記念物”猿”。
ちょうど食事の時間だったのか、まあ出てくるわ出てくるわ。
あっという間にぼくのまわりは猿だらけ。
あわてて望遠レンズに付け替え猿たちを激写。
紅葉や風景を撮るには望遠レンズよりも、標準のレンズや広角レンズのほうがいい。
だが動物を狙うにはやはり望遠レンズが必要だ。
写真を撮りはじめて気づいたのは、自分の目で実際に見た風景には絶対に勝てないということ。
カメラの腕が未熟だということもあるのだろうが、やはり視界に飛び込んでくる風景の奥行きや色合い、それに風のにおいや、音――
自分の撮った写真を見るたびに思い知らされる。
どこかのカメラマンが言っていた。
「写真にはストーリーが必要だ」
「その写真を見たひとが、その写真のなかにストーリーを思い浮かべる。写真とは、そうあるべきだ」と。
ぼくは写真を撮るときにこの言葉を想いながらシャッターを切る。
ぼくの写真を見たひとがなにかを感じてくれたのなら、うれしい。
午前中はあいにくの曇り空だったが、箕面公園に着いてしばらくすると快晴の空へと変わった。
風もなくほどよい気候。絶好の散歩日和となった。
箕面公園には、滝がある。
観光地ということもあって平日にもかかわらず多くのひとでにぎわっていた。
観光客たちは、ほとんどのひとがカメラを持って紅葉をカメラに収めている。
ぼくもご多分にもれず紅葉や風景をカメラに収めた。
赤や黄色や緑などのグラデーションが美しい。
数件ある露店も趣があっていい。
しばらく歩いていると、悪い癖が出た。
一般の観光客が歩いている舗装された道とは違う、横道に入った。
横道のほうは起伏が激しく、それほど舗装されていない。
挙句、だれも立ち入らないような獣道のような道なき道を思うままに分け入った。
400段近いガタガタの急激な石階段を登ったり、それこそ「最後にここをひとがとおったのはいつだろう?」と思うような山のなかで軽く迷ったり……
それでもなんとか方向だけはわかっていたので、なんとか車道に出た。
そして山道の車道をテクテク写真を撮りながら歩いていると、ひょっこり現れた。
箕面名物、天然記念物”猿”。
ちょうど食事の時間だったのか、まあ出てくるわ出てくるわ。
あっという間にぼくのまわりは猿だらけ。
あわてて望遠レンズに付け替え猿たちを激写。
紅葉や風景を撮るには望遠レンズよりも、標準のレンズや広角レンズのほうがいい。
だが動物を狙うにはやはり望遠レンズが必要だ。
写真を撮りはじめて気づいたのは、自分の目で実際に見た風景には絶対に勝てないということ。
カメラの腕が未熟だということもあるのだろうが、やはり視界に飛び込んでくる風景の奥行きや色合い、それに風のにおいや、音――
自分の撮った写真を見るたびに思い知らされる。
どこかのカメラマンが言っていた。
「写真にはストーリーが必要だ」
「その写真を見たひとが、その写真のなかにストーリーを思い浮かべる。写真とは、そうあるべきだ」と。
ぼくは写真を撮るときにこの言葉を想いながらシャッターを切る。
ぼくの写真を見たひとがなにかを感じてくれたのなら、うれしい。