katerさんの保護日記

保護ワン・保護にゃんの新しいお家を探しています。

ミニピン君を 実際に見てみて・・・

2012-02-21 08:45:30 | 保護ワンコ
日曜日にミニピン君に会いに行ってきました。
そのときに感じたことです。

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最初に「ミニピン君を保護するかも」って
その事情を聞いた時、、、飼い主の行動に心の底から苛立ちを感じました。
ネグレクトだと思ったから。

でもね詳しく聞いてみると、そうじゃない、、、
人間の心が折れるときって、本当に些細なことがきっかけになるんだなと感じました。。。

私から見たら「なんば甘えとっとじゃ」ですけど。
人種が違うというか、本来は優しい人なんでしょうね。
私みたいなタイプとは違うと思いました。

私は、人にはとても冷たいので。

優しく包み込むってのが出来ないんです。ガラじゃない。



ミニピン君の左目は私が見た感じ白内障。
でも、ドクターは「若いからそれはありえない。。ある程度の年齢なら白内障も分かるけど、若いから」
って。「他の別の病気、感染症等を考えましょう」

どういうことかというと、

ミニピン君は歯がきれいなんです。
歯石がほとんどついてないんです。
「飼い主がほったらかしてた犬」という前提で見ると歯石がついてない=若いはず。
と言うことになってたんですが。

実際はね、11歳なんですって。

11歳で、ほとんど歯石がついてない。

これは、、、どういうことかお分かりになるでしょう?

そうです・・この子は、すごく大事にされていたんです。




飼い主が親戚との連絡を絶ったのが約2年前。
それまでの生活ぶりを知る親族の方は、このミニピン君がどれだけ可愛がられていたかご存知でした。

音信不通から2年後、、、ミニピン君の雰囲気は大分変わっていたそうです。


白内障の初期にきちんと医療処置をしていたらここまでひどくならないだろう、って状態の目。
2年で悪化してしまったんですね。

飼い主の心が折れる2年前までの9年間、2週間おきにシャンプーに行ってたそうです。
トリミングサロンでしか、シャンプーしたこと無かったそうです。

生活の中心にミニピン君は居たんでしょう。


飼い主さんの周りで少しづつ少しづつ色んなことが変化して、
それに心が付いて行かなかった。


一人ぽっち。本当は親族が居るんですよ。でも、、、、心が傷ついて殻に閉じこもることで自分の心の均等をとろうとした。
結果は、、自分を追い込んでしまうことになった。のではなかろうかと。
(親族の方の話をお聞きして、私が想像したことですが。。。。)

全部を書けないけど、同情できることばかりではないけれど、、
ミニピン君の9年間は、とてもキラキラした毎日だったんですよ。
目の前で大好きな人がだんだん元気がなくなっていく。
目からパワーが無くなっていく。

きっと、誰よりも心を痛めてたんじゃないでしょうか。
ミニピン君は、大好きな人のそばに居てその変貌を見ていて
本当に辛かっただろうと思います。


私は、飼い主が2年前の自分を取り戻して、体もリハビリをして欲しいです。
完全じゃなくても良いから、、、
この子のそばに戻って欲しいと切に思いました。

ミニピン君は捨てられてないんです。
飼い主は手を放したわけじゃないんです。
と思いたいだけかもしれないけど。


心が元気になれば、きっと大丈夫

1人と1犬で、前とはちょっと違うかもしれないけど
キラキラの毎日を過ごせると思います



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