南風桃子ブログ~詩とか二胡♪とか(^o^) (※南風桃子詩集「うずら」をお求めの方は左ブックマークからどうぞ!)

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【あなたを見送る村のほとり】

2016年08月21日 | 詩箱2016
あなたを見送る村のほとり

南風 桃子


紀元前6世紀ごろの
ちいさなインドの村でした

あなたは行ってしまい
わたしは、さびしくて

さびしくてたまりません。

コトバだけが残って
風が吹いていきました

何千年も何万年も残るコトバをのこして
行ってしまわれました

あなたのあたたかな後姿を
村人は泣きながら
いつまでも見送りました

私もいつまでも いつまでも
見送りました。

せんねんたっても
まんねんたっても
まだ、さびしいので

いつかまたあなたに会えやしないかと
六道をぐるぐる回っています




<バ解説を許せ!コーナー>
人が「自分の詩の解説」をするのはちょっとバカっぽくて恥ずかしい~
というような記事をかいておきながら、
自分ではそれをやってしまうという暴挙を許してほしい、というコーナーです♡

今回、詩にまとめましたのは、お釈迦様の旅の1シーンですが、
実際にもこういうことがあったらしいです。
お釈迦様が立ち寄った村を離れる時、村人たちが泣きながら見送ったみたいな…

人それぞれ、ワケもなくこたえるシチュエーションというのがあると思うのですが、
私の場合、このシーンなんかがそうです。
自分が村人のなかの一人だったような気すらします。

他にも個人的に心が揺さぶられるような歴史的な場面というのがあって、、
イエスが石を投げられていた女性を助けるシーン、壇ノ浦で平家が滅びるシーン、
安史の乱で楊貴妃が馬嵬(ばかい)駅に倒れるシーン等があります。

このブログをごらんになっている方は、
歴史上のどんなシーンに心ざわめくのでしょうか…?( ̄~ ̄)
坂本竜馬の暗殺事件とか、本能寺の変とか、
弁慶の勧進帳だったりするんですかね~
大河ドラマにとりあげられ率高いし…

そうそう。
クレオパトラが絨毯にくるまってカエサルの居室に乗り込む…
というあの有名なシーンも、知恵と度胸があってグッときますね!
国の存亡をかけて「プレゼントはワタシ」という大勝負に出たわけです。