高校生のレッスンでした♪
来年は受験生。文学部の史学科を希望してるそうです。
で、レッスン中に、
「そう言えば、フルートっていつからあるんですか?」と質問されたので、
張り切って説明しました!!
フルートっていつ頃できたんですか??
いつこんな形になったんですか??
そんな質問から始まって、
フリードリヒ二世の話までたどり着きました。
ちなみに、ルイ十四世がバレエが趣味で、今のバレエのポジションの基礎を作ったり、家来に劇を書かせて自分が主役として出演し、女性からキャーキャー言われて劇場型政治を行ったのに比べて、
フルートが趣味のフリードリヒ二世は、ひたすらこもって練習をし(たのかな?)、曲も書き、マニアックな音楽家に囲まれて、対称的な気がします。
趣味の違いは人柄の違いなのか。
で、その話を高校生にしている時に、ふっと、
大王様のフルートの先生だったクヴァンツが書いた本の記述を思い出しました。
「フルートの練習は1日4時間が妥当である。午前に2時間、休憩をはさんで午後に2時間がよい。」といったことが書かれていました。
ちょうど音大に入る前の頃にそれをよんだ私は、
そうか!こうやったらめちゃくちゃ上手になれるんた!!!
と、全く信じこみ、入学前はその日課を送っていました。
(ただし、音大の間は、たった四時間の練習では課題がこなせないので、それではぜんぜん足りなかったです。(T_T))
改めて、それを考えたら、
もしかしたらあれは、
「王様~!一日中フルート吹いて遊んでるの、やめてもらえませんか?じゃないと家来や国の人たちが困るんですよね。一日四時間も練習やれば充分でしょ?それだけやれば上達しますし、満足でしょ?残りの時間は仕事してくれませんかね?」
という意味も含まれてるんじゃないのかな?
と思うよ!、と高校生と話をしました。
バレエだって、フルートだって、
上手になりたければ練習たくさんしないといけませんが、
世の中そんなに自由に時間を使える人なんていないですよね。
仕事でフルートやっていても、
レッスン時間は不可。他にもいろいろと雑用あるし、心配事もあるし、blogも書かなきゃいけないし。
かなり難しいです。
これが仕事や学校のある趣味の人はさらに困難なのは当たり前。
長くフルートやってると、仕事や、彼氏や、家庭よりもフルート!!の生活になってる人に会うことがあります。
もっと練習時間がとれたら私だって上手くなれるのに!!と思う。
気持ちはわかります。
でも、そのためにたいせつな人生の何かを失ってしまっては意味がありません。
王様の時代から、同じようなことはあったんだろうな、と思いました。
高校生の生徒さんもフルート大好きです。
ちょっと練習サボるとイライラする!そうです。
生活と上手くバランスとって続けてね。
私も。
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