ぱん田のぷくぷく日記

マンガの本を出すことを目標にマイペースに過ごしているぱん田の日記。ほのぼのイラスト満載でお届けします。

片岡珠子展に行きました

2012-05-05 | 暮らし
片岡珠子展を見に行きました。


神戸・御影にある香雪美術館です。





閑静な住宅街の中にある美術館で、
初めて行ったのですが、
地図に従って車を走らせていると、
ぐい~んと坂道になり、
「やばいやばい、高級住宅街行ってまう
と焦りました。


乗っている車がMINIで良かった、
と心底思った瞬間です


大学生の頃、本で見た片岡珠子さんの
赤い富士山の版画が妙に頭に残っていて、
この度初めて見に行く機会ができたので行ってきました。


版画家の方だと思っていたのですが、
日本画の作家さんで、美術大学で教える立場でもあったようです。


ちいさな美術館だったので、
展示点数は少なかったのですが、
すばらしかったです。


ひとことで言うと、
かわいいド迫力。





こういう形の花が秀逸。
さりげ~に描いてあるんですが、
こういうところをみちゃいますねえ。






歴史上の人物画なんかはド迫力。
ひい~、ってなる感じです。


戦争におもむく兵士さんを忠実に描いている作品があって、
浮世絵のような、歌舞伎役者のような、
すっとした顔立ちをしている男性でした。





惚れるゼ!


作品の片隅にある「珠子」っていうサインが印象的で、
サインにも注目してみていたのですが、
晩年の作品は、「珠子」の文字が震えていました。


はっとキャプションを見てみると95才の頃の作品でした。


よく見るとまともに線がつながっていなかったりするのですが、
感性のするどさは決して衰えていない。


晩年まで絵を描き続けられるって、
幸せだなあ、
と、つくづく思いました。


見に来ているお客さんもなんだか幸せそうなのでした。


今回の展覧会は5/6で終わってしまいますが、
どこかでまた見れる機会があれば、
ぜひ見に行きたいです。


みなさんも是非!








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