ウオッチングビジネス シティーラン

半減期-トリニティーがシティーランをしながらおくるウオッチングビジネス

日米「核密約」解除、その効果は?

2009-10-16 00:17:53 | Weblog
米大学が日米「核密約」秘密文書公開(産経新聞) - goo ニュース

自民党政権の置き土産か、それとも民主党に思惑ありか?

「核密約」は旧政権・外務省の横着手続きを前例にしてそのまま踏襲していっただけのこと。政治家も官僚トップもおなじうそのつき方の口真似をしているだけでよかった。過去の書類にまでさかのぼって面倒なことを巻き起こすことはご法度、というお役所の掟。

さて、民主党はこの掟を解除してなにを狙うだろうか?
学者集団でもあるまいし、過去の公文書・密約文書を探し出して歴史的真実をかくてするだけが目的ではないだろう。

北朝鮮情勢の進展によって、日本国内ではもうすでに非核三原則が2.5でいいとか、「核武装論避けて通れぬ」という論調になりつつある。

鳩山首相は国連総会演説で、核保持能力はあっても核武装をしない政治を目指すと言った。要するに、世の中みんな、日本はほっとけば核武装するとおもっているわけであるが、現在までのNPT条約・安全保障枠組みを変更しない限り、そうやすやすと核武装できるものでもない。

日米安保が本当に核抑止力にならないのであれば、これから日本が飲み込まれていく東アジア共同体のなかで、アメリカなくとも核抑止力がなくてはならない、と誰しも考えるだろう。

「核密約」解除の後に来るのは、タブーなき核抑止力・核武装論か?