バシャールや占星術のメッセージなどから、冥王星が今年4月26日に始まった逆行が10月4日に順行に戻ることによって、世の中に大きな変化が訪れることを取り上げています。
これは、冥王星の公転軌道の進行が観測する地球から見ると順行に戻ることを言い、相対的な変化により太陽系の持つ波動の流れに変化を与えると云うのです。
その他にも、太陽と地球と他惑星の直列があったり、グランドクロスや正方形を形成する事もあります。
これについて考察をしてみますと、惑星の動きは地磁気を放つ波動エネルギーを伴い、何らかの影響を周囲に及ぼして直列状とかクロス状では、相乗効果が現れるものです。
銀河系にしても太陽系にしても、そして地球でも全ては地磁気・電磁気の波動エネルギーが満ちて常に流れています。
古の言い伝えでは、御神木に7回半巻き付ける大蛇とか、7回半トグロを巻く大蛇とか、杖に7回半巻き付く蛇などがあり、波動エネルギーをシンボル化して表しています。
これは、電気・電波の事を指して表しており、速度は1秒間に地球を7回半は回ることから、それを大蛇に例えて伝えていると云えます。
電気・電波・光の速度は1秒間に299,792kmで、地球の外周は40,075kmですから7.48回分になります。因みに光速は不変で一定値とされていますが、NASA研究員の話から宇宙空間では100万km/sだそうで、最近は地球の波動卷外周で光速度が速くなっていると言われてます。
他に7回半巻き付く蛇は、人体の幽体(アストラル体)にある7つのチャクラと呼ばれる、高次のエネルギー器官とクンダリニーを指してシンボル化したとも云われます。
ヒンドゥーの伝統とか神智学において、人体内に存在するとされる根源的な神秘の生命エネルギーの、クンダリニー(螺旋を有するもの)は蛇の如くに、とぐろを巻いているとされます。
これは、宇宙に遍満する根源的なエネルギーとされるプラーナの、人体内における名称であるとされます。
人間は高次元の霊体と多重多層界から構成する存在であり、霊的進化の過程において高度な精神的(高尚な意識)の働きを通して、腹式呼吸の時に宇宙の空間から来るプラナを吸収し、チャクラと呼ばれる高次のエネルギー器官へ自主的に集めてクンダリニーと合流させます。
そして、強い意識の集中で活動させることで眠れるクンダリニーを上昇させて目覚めさせると、本質である霊性の目覚めを始め神性の覚醒へ至ると共に、「ハイアーセルフ」と波長が同調して意志の疎通が可能となり、霊能力の獲得は勿論のこと最終ゴールの「解脱」とか、最高の悟り(仏教ではアラカンと言う)とか、仏教では「般若の智慧を得る」に到達することが可能です。
電磁気の波動エネルギーの作用は不思議な働きがあり、私がこの精神世界への興味を持った切っ掛けにもなった、「電波技術」誌に「あなたは信じますか」故内田秀男工学博士筆(日本サイ科学会創立者)が載っていた、ある話を思い出しました。
それは、ある街で電車が通る大通りに面した喫茶店内の様子でした。
表の電車通りで電車が右へ行ったり左へ行ったりする度に、どう云う訳か喫茶店内のお客さんが急に出入りして、入れ替わってしまうと云う内容でした。
それによると、右や左へ電車が通る度に送電する架線とレールに流れる電流は、進行方向により変化が起こる作用で電磁気の波動エネルギーの流れが変わり、周囲の人々へ何らかの電磁波の干渉現象として精神的な影響の作用が働き、急に喫茶店へ入りたくなる人と、反対に出たくなる人が現れる様だと説明されていました。
さらにこれについて、大垣市で運命鑑定家の故朝田恭博雄氏(S.59.8.15没)は、人間がそれぞれ持っている微弱な磁性を突き止めてその磁性の強くなる時、また弱くなる時を見極めることから鑑定法を創始されました。
彼は、親類に医師が多い中で軍人となりソ連に抑留され、その間に人体について思案を繰り返し続けて人間は生まれながらに、体内に磁気を持っている事を突き止めて信じたのです。
帰国後に「人間は母体から生まれた時に、宇宙の磁気と地磁気が交錯と交流し、それを個人の特有な磁性として身に付けることになる」と云う、壮大なロマンを組み立てます。
人間は生年月日と誕生時刻とその場所により、それぞれに違う磁性を持っていると断定し、鑑定した人々の磁性に番号を付けて重複もあり、ピーク時の昭和52年には600種類の磁性ナンバーになりました。
この磁性は年毎に強弱があり、弱い時には強い地磁気を吸収させる磁性を得る為に、その人に相応しい方角にある指定した「神社の砂」を取って持ち帰り、身に付けたり住処の周囲に置く方法を運命鑑定した人に教え、砂取り参拝に出掛けました。
神社で祈祷を頼んだ朝田式の「お砂取り法(神砂)」は、こうして考案され門外不出とされました。
以前に紹介しましたJ氏の配下であったS氏の占いで用いた神砂は、故朝田恭博雄氏のお砂取り法を真似た方法なのです。
一方では、古くから猿田彦の砂祭り・塩祭りという砂取り神事もあります。
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