臨時国会の開会式において、額賀新衆院議長が自分の読んだ式辞を天皇陛下に手渡した。
天皇陛下は、誰かに対し手渡して授けることはあっても、天皇陛下が誰かから手渡しで受け取ることなどありえない。私の記憶では、山本太郎議員が園遊会において天皇陛下に手紙を手渡した事件以来のできごとだ。
額賀氏は緊張して頭が真っ白になったと説明しているが、理由があれば許されるというわけではあるまい。泥棒にだって「ほしかったんだもん」という理由があるだろう。事前に何度も練習し、宮内庁長官にも謝罪したというが、やってしまったことは消えない。性格や能力の問題である。それほど緊張したり、ミスをしたりしない議員もいるだろう。彼は議長として適任なのだろうか。
今後彼が議長をやるのだと思うが、重要な儀式においては今回の3倍は練習をしてもらいたい。