先週で虎に翼の最終回を迎えて、ポカリと穴が空いてます。
最終週で気に入った、心に残った名場面を話させてください
深雪
「先生は、どうしてだと思いますどうして人を殺しちゃいけないのか」
美佐江さんも、娘に教えていないだろうに同じ方向へ傾いてしまい、苦しい渦の中にいました
美佐江さんが残した手帳には苦悩の書き込みが残っていましたが、それを深雪さんも読んだのかと思うといたたまれない気持ちになりました。
「なぜ、人は人を殺してはいけないのか」
2代にわたっての回答がコレでした。
寅子
「奪われた命は元に戻せない。だから人は生きることに尊さを感じて、人を殺してはいけないと本能で理解している。理由がわからないからやっていいじゃなくて分からないからこそやらない。奪う側にならない努力をすべきと思う」
深雪
「そんな乱暴な答えで母は納得しますかね」
…と、「フフッ…」とした笑みをうかべたが、
寅子
「私は今、あなたの質問に答えています。お母さんの話はしていません。」
それまで、得意げな顔をしていた深雪の表情が一瞬曇り、絶句する
反論できずに、ナイフを出し威嚇する
深雪
「…母も娘も他の子達とは違う。異質で特別で手に負えない、救うに値しない存在だと。」
寅子
「全く逆。…どこにでもいる女の子」
寅子
「…でももう分からない。なぜなら私たちは、美佐江さんを永遠に失ってしまったから…。」
「…でももう分からない。なぜなら私たちは、美佐江さんを永遠に失ってしまったから…。」
寅子
「だからね、深雪さん、あなたはお母さんを真似しなくていい。どんなあなたで居たいか…。考えて教えて欲しい。」
施設で更生を図る中で、相手を思えるようになり、そして、今度はおばあちゃんを思うあまり、自分の気持ちを二の次にする…
子どもにとって“お母さん”って偉大ですよね。
”お母さんを真似しなくていい“
自分がどうしたいのか…
親は子どもを思うあまり、
…というよりも、私の場合は子どもより先に人生歩んでいるから、「こうした方がええで」と安全な道を選ばしてしまう。
「そんなしんどいこと、やめとき」
と、ついつい言ってしまう
コレって子どもが自ら学ぶ機会を失って行くので良くないんですよね。
でも、子どもも言う口があるから、親の言うことはそう簡単に聞きません
いつの頃からか、子どものしたいことを応援するというスタンスに変わりました。
そのせいで、未だ二人ともスネカジリで、良かったのか、悪かったのかは現在進行形であり、分かりませんね
悩みは尽きません
少なくとも、いい意味で私の人生じゃなく、子どもの人生なので悩み、苦しみ、楽しくやっていってほしいです
試験観察となった深雪が民間の施設で生活するようになってから半年後…
深雪はおばあちゃんのことを思い、まだ施設に居たいと言う。
施設で更生を図る中で、相手を思えるようになり、そして、今度はおばあちゃんを思うあまり、自分の気持ちを二の次にする…
寅子
「理由は分かりました。それで…あなたの本心はあなたはどうしたいの」
何でしょう🤔
あなたのことを聞いてるのよ。
あなたはどうしたいの
寅ちゃんの考え方は一貫してますよね。自分がどうしたいのか…
深雪
「おばあちゃんと一緒にいたいです」
…と素直に自分の気持ちを口に出来る…
この感じ、良いですよね。
おばあちゃんも毎日、深雪の面会に行き、自らの反省もあるんでしょうけど。
安直ですが、人はいつからでも変われるんだ、やり直せるんだという教訓を得ました。(単純ですぐ感化されるのでスミマセン)
その他にも、自分の死が近づいてきた時、既に亡くなった人達と本当に話ができたら良いですね。
寅子が亡くなってから15年、航一さんは老人ホームで生活してるようでしたが、寅子がそばに出てきて、航一さんには見えるようでした。
寅子の母も寅子の前に登場してました。
不幸せだったわけではないけれど、その時代、自分を諦めるしかなかった寅子のお母さん。
でも、桂場の言葉に、かつて自分の中にあった気持ちに火が付き、六法全書を買って、寅子が今から学んでいく法の道は地獄の道だけどいいのねと応援してくれる。
お母さん、賢いお人だったんでしょうね。
寅子の母:「寅子どう地獄の道は」
寅子:「最高です」
そう言えば、このお母さんから、寅子の人生が”雨だれのように石を穿つ人生“に変わっていったんですよね
家裁所長就任のお祝いで皆が集まる席に桂場さんがまた顔に何かをくっつけて登場
最後はおでこに桜の花びら🌸でしたね
その席でも、寅ちゃんは桂場さんに
「石を穿つことのできない雨だれは嫌だと腹を立ててきただろう…」と言われ、
寅子
「…未来の人達のために、自ら、雨だれを選ぶことは苦ではありません。むしろ、至極光栄です。」
と、きっぱりと答える。「それは佐田寅子だからだ」とも言われましたが
この道を選び、地獄のようだと本当に思ったこともあるだろうけど、「人生に悔いはなし」に聞こえました
そして、お母さんにも。
お母さんが応援してくれ、選んだ地獄の道は最高だったと。
もっと一緒にいて、自分をみていてほしかったという寅ちゃんの想いが伝わってきました。
最後に航一さんが好きだという、“寅ちゃんの得意げな笑顔”で、私の虎に翼も完結したいと思います
毎朝、元気をたくさんもらってました。
最終回、いっぱい詰め込まれてましたがとっても良かったです
寅ちゃん、ありがとう
さぁ、感動に終わり、ポッカリと穴が空いてますが、明日からまた、新しい朝ドラが始まり、単純な私は明日からしっかりそれにハマっていくことと思いますが、そこはご愛嬌
また、感想を書いてしまうことと思いますが呆れずご来訪くださいませ