石のおはなし

太古から人々を魅了してきた地球からの贈り物パワーストーン☆
不思議な石の世界をすこし覗いてみましょう…

第18回 光を放つ石~fluorite☆* フローライト

2009年03月25日 | フローライト

春の匂いをたっぷりと含んで
軽やかに駆け抜ける 風のように、
さわやかなエネルギーを
軽やかに
体と心に満たしてくれる パワーストーン 『フローライト

光に透かせば驚くほどに美しく、
淡く美しい色合いにみるみる心を奪われてしまいます。

その魅力は 遥かな昔、古代エジプトから彫刻品として愛され、
古代ローマや古代中国でも用いられていたようです。

またこのフローライト、日本名では蛍石と命名されていますが、
紫外線を当てると、ほのかに光を発することから 蛍石とつけられたのだとか


太陽の光をあびて 自らが光を放つだなんて、なんて素敵なのでしょうか!

心にもまた、光が差し込み、自らも輝きだす。
きっとフローライトは、落ち込んでいる時の 希望の光となり、
あなた自身が輝きだす始まりの一歩を支えてくれるはずです。

明日のあなたが、軽やかに、キラキラと 光を放ちますように・・・♪
そして周りの人へ あなたの心の光が広がりますように☆*

フローライト
星座石では 双子座、天秤座、山羊座、水瓶座、魚座の守護石に選ばれています。


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第17回 豊かさの石~dendritic agate☆* デンドリティック・アゲート

2009年01月27日 | アゲート

静かな景色の中に凛とした空気、優しさを感じるデンドリティックアゲート
豊かな森、木々の優しさに心が癒される温かな魅力のパワーストーンです。

モスアゲート(苔めのう)の一種で、
名称はギリシャ語で樹木という意味の「dendron」に由来。
古来ギリシャでは「豊穣」を象徴する鉱物として珍重され、
農業の守り石とされてきたと伝えられています。

現代に生きる私たちも、四季を通じて多くのことを学んでいます。

春には 心に多くの種をまき、
夏には 潤いと栄養を与え 育み、
秋には まいた種が多くの実をつけ収穫を。
冬には 雪にじっと耐える植物のように、じっと自己のカルマを耐えるのです。

そして、また春には、厳しい冬に耐えたものが
新しい種を芽吹かせることができるのです。

時間をかけて少しずつ幹を太くしていくように、
太陽に向かって背を伸ばし、広げてく枝のように、
私たちの心もこうしてたくさんの実りを手にしていくのです。

樹木の象徴でもある このデンドリティックアゲートは
木々を守り育てる妖精との 絆(きずな) が深まるという一説も・・・。

   豊かに実りある人生であるように。

そっと妖精たちが応援しているかもしれませんね。

アゲート(めのう)
星座石では 双子座の守護石に、
結婚記念石は 12周年の めのう婚として選ばれています。

「モス・アゲート」(苔瑪瑙)は 14周年目の結婚記念石です・・・☆*

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第16回 灯火の石~garnet☆* ガーネット

2008年11月27日 | ガーネット

古くは ノアの方舟の行き先を照らしたカンテラの灯火が
ガーネットであった という伝説を持つ石

「カルブンクス」(燃える石炭)と呼ばれ、
この石の中には 炎が隠されていて
赤い輝きを発するのだとされていたのです

そんなあたたかな炎のような ガーネットや赤い石は
古代には 冬の石とされてきました

真紅から連想するもの・・・情熱
ただ、ガーネットの場合 それは一途な愛
静かに燃え続け 決して消えることのない情熱


ただ一人の人へ 忠誠を尽くし、
愛する人の夢を 自分の夢として叶えてくれる石

迷える夜道でも 灯火となり
彼岸の春へと 持ち主を運んでくれる石


寒く厳しい冬、 心の暗闇をも照らす灯火は
明るく豊かな光に満ちた心へと
導いてくれるのかもしれません。

そう、大切な人とともに・・・


ガーネット
星座石では牡羊座、蠍座の守護石
蟹座、魚座の副守護石に、
日本、イギリス、アメリカで、フランスで 1月の誕生石に、

結婚記念石には 18周年の 「ざくろ婚」として
ガーネットが選ばれています。
『変わりない愛情であなたに尽くします』という
宝石言葉とともにガーネットを贈ります。

また、親から子への初めて贈る宝石にも、
『人生に忠実であれ』という願いをこめて
ガーネットが選ばれています。


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第15回 ナポレオンの石~cornelian☆* カーネリアン

2008年07月31日 | カーネリアン

古代から多くの信仰と結びついてきた
宝石のひとつ カーネリアン

古代のユダヤ人は聖書にもとづいて、
カーネリアンを3月の誕生石に決めていたので、
古代エジプトの人々や初期キリスト教徒たちからは
幸運のお守りとされていました。
イスラム教でも神聖な石として護身用に使用されるなど、
多くの人々に愛されてきました。

このカーネリアンを本人の証であり、
象徴である印章として大切にしていた人で有名なのが
かの皇帝 ナポレオンです。

数々の豪華な宝石を身に纏う
宝石好きの皇帝ナポレオンが
一番大切にし、守護石にしていたのが、
カーネリアンの印章だったといいます。

さて、そのナポレオンの印章は、八角形で
印面には 『神にすがる奴隷アブラハム』
という銘が刻まれており、
エジプト遠征中も片時も手放すことはなかったといいます。

カーネリアンの宝石言葉が、
「堅忍不屈」「剛毅」とされるのも、納得ですね。
また、「思いやり」という言葉も持ち合わせてるのですが、
本当の強さを持った心から、
深い思いやりが生まれるのかもしれません。


カーネリアン
星座石では乙女
座の副守護石に、
イギリス、フランスでは7月の誕生石に、

結婚記念石には 12周年の 「紅玉随記念日」として
カーネリアンが選ばれています。


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第14回 愛と平和の石~larimar☆* ラリマー

2008年05月08日 | ラリマー

「安らぎ」「調和」「平和」「自然との共生」・・・
穏やかなキーワードのパワーストーン ラリマー

青くやさしい その景色は
まるでカリブ海そのものと謳われるほど。

自然保護の意識が国際的に高まった
1974年に発見されたことから、
自然に感謝し、自然と共生するという
個々の意識の芽生えを象徴した石
ともいわれています。

この世とのものとは思えないような霊的な石で、
新しい次元への扉を開き、地球の進化を刺激する
ともされています。

あなたに眠る心のトラウマから、地球までをも癒し、
怒りを静め、争いを治め、平和的解決の調和へと
導いてくれるパワーストーンとされています。


今 世界各地で平和の象徴をめぐり
さまざまな争いが起きています。

「平和」 「調和」 「安らぎ」 そして 「愛」
個々の意識の芽生えが必要なことを教えてくれる
やさしく 美しいラリマーの青色。

きっとすれ違う人の心へも、
やさしく穏やかに、
あなたの 愛 が広がっていくことでしょう。


ラリマー
星座石では 牡牛座の副守護石に選ばれています。


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第13回 運命の石~star sapphire☆* スター・サファイア

2007年09月05日 | サファイア

「スター・サファイア」は、
三つの光の交差(六条の光)が
「信頼」「希望」「運命」を
表しているとされ、
「運命の石」、
ドイツでは「勝利の石」として
珍重されました。

イギリスの貴族で旅行家の
リチャード・バートン卿は
東洋に旅行した際に
スター・サファイア
持ち歩いていたため、
非常にラッキーだったといいます。

東洋では スター・サファイア
見た者は幸福が舞い込むと信じられ、
行く先々で幸福がやってきたと歓迎され、
旅の間、協力してもらうことが出来たのだとか。

この スター・サファイア
それが人の手に渡っても、
最初の持ち主には 幸福があるとされ、
絶対的な人気を誇っていました。

また、インド仏教徒の間でも
サファイアは あらゆる宝石の中で
最高に尊い石とされ、
サファイアを持つと
心の平和を失うことがないと
信じられてきたのです。


サファイア
星座石では 乙女座、天秤座、山羊座の守護石、
水瓶座の副守護石に、

日本、イギリスでは、9月の誕生石に、
アメリカ、フランスでは、4月の誕生石に、

結婚記念石には 23周年の 「碧玉婚」として、
また、その輝きに触れるだけで幸福になれるとされる
『スター・サファイア』
「星条青玉婚」と称して、26,65,67周年記念に
選ばれています。


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第12回 ラトナラジー~ruby☆* ルビー

2007年08月04日 | ルビー

「所持者を不死身にさせるルビーには
 永遠の焰(ほのお)が閉じ込められていて、
 その火はどんな衣類でも
 中から光が通り抜けるし、
 水の中に入れると水が煮え立つ」

「今から2千年ほど前に
 一頭のドラゴンが三つの卵を
 産み落としました。

 その第一の卵から異教徒の王が生まれ、
 第二からは中国の皇帝、
 第三の卵からはルビーが生まれた」

古くからルビーの本場である
ビルマ(現ミャンマー)には、
こんな伝説が伝えられています。

このルビーの不死身伝説や、
「王」や「皇帝」誕生に結び付けた
伝説の本場は古代インドとされています。

古代からインドでは ルビー
「ラトナラジー(サンスクリット語で『宝石の王』)」
または「ラトナナヤカ(宝石の首領)」と呼び、
珍重・愛好して、他のどんな宝石よりも
大きな価値を置いていました。

紀元前1200~1000年ごろ
インド最古の宗教的な文献で、
自然現象の神格化を基本とし、
その神々に対する賛歌といわれる
『リグ・ヴェータ』によると、

「不老不死の永劫(カルパ)の木に
たわわに熟した果実はルビーにたとえられ、
クリシュナ(ヴィシュヌ神の化身として
 インドで広く親しまれている神様)に

ルビーを献上して参拝するものは、
今度生まれ変わる時は力のある国王になれる」
と著されています。

また、古代の『医術の本』に、
ルビーが肝臓や風邪に効くことに加え、
「ルビー不老長寿液」のことが
記されていることからも推測できます。

古代インドにおける ルビーの価値観は
その効力が半端でないことに驚かされます…☆*


ルビー
星座石では 牡羊座、蠍座の守護石、
獅子座、射手座、魚座の副守護石に、

日本、イギリス、アメリカでは7月の誕生石
フランスでは3月の誕生石に、

結婚記念石には 40周年の 「紅玉婚」として、
また、40周年から神聖な12年後を迎えた
夫婦の記念日を 「星条紅玉婚」と称して、
ルビーの中でも希少とされる
「スター・ルビー」 が選ばれています。


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第11回 幸福の石~citrine☆* シトリン

2007年06月15日 | シトリン

昔から、「幸運の石」として、
長く愛されてきたシトリン

その、シトリンは
「友情」「幸福」を象徴し、

『友愛』 『希望』 という 宝石言葉が
与えられています。


「シトリン」という名前は、
柑橘類の シトロンの果実の色に
似ていることにちなんで、命名されました。

太陽の恵みを ふんだんに受けて育った
甘く、さわやかな 果実色の石に、

人々は 気持ちもすがすがしく、
癒され、愛してきたのかもしれません☆*


シトリン(黄水晶)
星座石では 双子座の守護石、
天秤座、水瓶座の副守護石に、

11月の誕生石に選ばれています。


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第10回 ジャズゥ~agate☆* アゲート

2007年06月05日 | アゲート

世界の征服者となる
マケドニアの
アレクサンドロス大王の教育係を務めた、

かの哲学者プラトンの弟子、
ギリシャ哲学を集大成した賢人 アリストテレスが
紀元前4世紀に記されたとされる
『アリストテレスの鉱物書』

この『アリストテレスの鉱物書』では、
アゲート(瑪瑙)のことを
『ジャズゥ』と、アラビア語で記しています。

それも、ギリシャ語原本が
全て失われているからなのだとか・・・。

そこには、
「この石は非常に硬く
 その本性は「冷」と「乾」である。
 この石を粉末にして鋼玉を磨くと、
 鋼玉は美しくなりその輝きは際立つ。」

「容器として利用した人は眠気がなくなる」

と記されています。


新約聖書の「ヨハネの黙示録」では、
天から光臨した「聖なる神の都」の
12の土台のうちの、「第3の土台」に
『めのう』が選ばれています。

紀元前4世紀に記された
『ジャズゥ/アゲート』の魅力は
歴史の中で変化し、
現在までずっと、
人々に愛され続けているのです。


アゲート(めのう)
星座石では 双子座の守護石に、
結婚記念石は 12周年の めのう婚として 
選ばれています。

ただし、「モス・アゲート」(苔瑪瑙)は
14周年目の結婚記念石です・・・☆*

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第9回 愛の石~rose quartz☆* ローズクォーツ

2007年05月15日 | ローズクォーツ(紅水晶)

愛と美の女神 アフロディテの
金星を象徴するパワーストーン

「ローズクォーツ ~
Rose quartz」
甘く、優しい ピンク色が
まさに、愛の石と呼ぶべき愛らしさ。

良質のローズクォーツには、
しばしば微細なルチル(金鉱石)が
含有されていることから、
アステリズム効果と言われる
六条の星状の光彩が見える
「スターローズクォーツ」
とよばれるものもあります。

「スター」は太陽の光で
比較的 はっきりと
見ることができるようです**


「美しさは、
 愛から産まれるものなのよ・・・」

アフロディテの声が
聞こえてくるようです・・・☆*


ローズクォーツ
星座石では乙女座の守護石、
牡牛座、山羊座の副守護石に選ばれています。

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