高円寺的地下音楽夜話 再編準備中

東にUFO、南に円盤、
北を抜ければペンギンの棲み家。

2010_01_22_Calling Of The Nightbird

2010年01月25日 08時29分39秒 | ライブ
ご無沙汰です。
新大久保いってきました。
もう去年の秋から待ってたからね、これは落とせない。
この日集まった人はみんなそんな思いだろうな。
この間に「耕」の字がつく出演者二人それぞれに大きな動きがあった訳だけど、まあみなさんご察しということで、すべてを受け止めて最高の一夜を楽しみましょう。
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2010_01_22_fri_Earthdom
鵺院 & Earthdom Presents
やさぐれ/The Trash/The Fools/鵺院
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画像はいつもの看板記念写真ですが、せっかくなんでちょっと引いてみました。
遂に全国のミス・フリーダムと下北スイーツ・マニアが集結!
という訳ではなく、いつもの味っちゃんの半額日でした。
それにしても半額日はこんなにすごいのか? テレビででも紹介されたのかな?

いつも通りにホールに降りて、馴染みの出演者の皆さんに挨拶。
元気そうだ、なによりだ。
こっちはまだマスク着用の身ですので、残念ながら、今回は終始後方にエリアをとりました。

M田さんもスタンバイしてほどなく「やさぐれ」からスタート。
どっかで聞いた名前と思っていたら「マディ・トリビュート」に参加してますね。
これ以上ないオープニング。
すぐ、スピード感溢れる突風にスイッチします。
このバンドはいい! コンガ専従者も含めて全員が実にパーカッシブです。
初見者にもスルリと入り込んでグルグルと竜巻を起こしてしまいます。
あっという間の35分。
また観たい!

二番手で既に「The Trash」、もうホール全体が「いつでもこい」の歓迎ムード。
こういう場では圧倒的に強いですね。
ちょっと機材トラブルもあったけど、始まってしまえば関係ないですね。
相変わらずの好き放題、でっかいおもちゃ箱をひっくり返したような極彩色パンク。
それにしてもマーチンは変わらないな。
金髪の頃よりも若く見えるぞ。
彼の周りは時間が止まっている、というより逆行してるのだろうか。
やんちゃぶりはさらにエスカレートしてるなあ。

三番手に「フールズ」ってぜいたくすぎですが、鵺院企画ですからね。
やはり終始アンプがノイズを吐き出していますが、でかい音が鳴れば関係ないです。
7曲くらいやったけど、三人フールズでのインタープレイと良と誠二のボーカルの掛け合いが新鮮でした。
途中、ビンボーズ秋山、桃栗さん、れいかさんらがボーカルを添えてくれて、パーティな演奏。
一時間くらいやったかな、やっぱりフールズは最高。
耕の頭上でも巨大な満月が光り輝いていたことでしょう。

あっという間にトリの「鵺院」。
いいライブは時間の経過を感じさせません。
フールズが終わって引き上げるようなフラチ者もいません。
じっくりと新曲と名曲を交互にはさみながらの演奏。
新曲は、ここまで削っちゃうの?といいたくなるような明快なリフと呪術的なリズムが支配する、鵺院のあの音です。
こびりつくなあ、この音。
もう彼らは生命の灯火を照らすバンドになってしまいました。
音が生きてる、ってのはこういうことだよ。

やはり、期待以上の素晴らしいライブになりました。
最高のバンドたちが集まって最高の演奏をしてくれた、まさに祝祭と言える夜でした。
みんなありがとう!