井の中の蛙 大海を知る

日常生活の奇特な人と事柄のあれこれ
~蛙のぼやき🐸~

蛙のジレンマ

2006年02月08日 | 趣味
子供頃よくお母から‘本を読みなさい’と言われ育ったが。。。 

我が家には本もなければ本棚もない

そんなこと言う張本人に読書と言う習慣がつけてない

もんだから説得力があるわけがない あたしを歪ませた原因はここにある

だからあたしの読書能力はゼロ

精々読めて漫画 しかも四コマかドラえもんぐらいが関の山

いつ頃からか長編漫画克服したのち 童話そして小説へとなんとか成長できた


数年前村上龍氏の講演会に足を運んだことがある

その時バイト先のお客さんを発見しその後少し話をした 某商社の人事の方だった

色んな書物は為になるけれど読んでも為にならない本があるとその方は仰った

それは推理小説なのだそうだ 

殺人者の気持ちを知ったところで何になると仰っていた

あぁ~なるほど と納得させられた気がした

 我がクリニックの本棚には十津川警部と亀井刑事が幅を利かせている

あたしも訪れたことのある地名に誘われ手にすることが多々ある

西村京太郎リークだったりするのだ あたしの脳裏で事件解決するお二人は

十津川警部が渡瀬恒彦で 亀井警部は伊東四朗でないとならないのだ

この読みたくなる衝動は何だろう?多分お二人が解決してくれるという安心感 

水戸黄門愛好者と同じ心理じゃないかと思われる


それが先日観た再放送のサスペンスドラマ横山秀夫氏原作の囚人のジレンマ

‘半落ち’を書いた方故、殺人事件に取り巻く人間模様に感動を覚えた

単に推理小説と言えど

実際生と死は隣り合わせで現実味が感じられようと言うものなのだろう


最近では白夜行に注目



劇中意味深で登場する豆の木 偶然にも先週の木曜に購入

主役の二人を執拗に追い続ける武田鉄矢 悪党なのは主役の二人なのに

武田鉄矢が悪党に見えてくるから不思議だ

けれど武田鉄矢演ずる笹垣が言っている

‘ひとつ嘘ついたらずっと嘘つかなあかんのや 太陽の下歩かれへんようなる’ 


決して他人の命を奪ってはならない

推理小説だってそれなりに学習能力備わっちゅうやんと思うpoohなのだぁ~ 

快い清きpointを