・今年4月から施行された、いわゆる青少年ネット規制法では、青少年へのフィルタリングが義務付けられた。
児童ポルノ禁止法の単純所持規制も、大きな話題だ。児童ポルノに限らずポルノ全般に関しては、今や
その主な流通ルートがネットであることから、サイトへの接続を強制遮断するブロッキングを実施するか
どうかが検討され始めている。
児童ポルノ法改正案の危険性については以前のコラムでも指摘したが、えん罪の道具として利用される
可能性が飛躍的に高まることになる。これは痴漢えん罪と同様で、例え濡れ衣であったことが明らかに
なっても、社会的には抹殺に等しい点で、人ひとりの人生を簡単に破壊してしまう。
そしてもう1つ、これから大きな問題になりそうなのが、出会い系サイト規制法である。
これの改正法が昨年から施行されているが、これはいわゆる「出会い系サイト」とされる事業者は
各都道府県の公安委員会に届け出をだし、児童(18歳未満)が児童買春その他の犯罪に巻き込まれ
ないよう、利用者の年齢確認や児童の書き込みの削除などを行なわなければならないというものである。
ところが実際の法運用の段階になって、どうも妙なことになってきた。今年4月に、警視庁がミクシィなどの
サービスプロバイダに対して削除要請を出したというニュースがあったのをご記憶だろうか。ミクシィ側では
警察の要請で削除したのではないとしているが、結果としては「出会い」に関するものは、性的交渉を
目的としたいわゆる「出会い系」とは関係ないものまで、一斉に削除された。
この動きの元になったのが、出会い系サイト規制法である。ではなぜ、性的交渉とは関係のない、
健全なコミュニティまで削除されることになったのか。それは、警察庁が出したこの法律に関する
ガイドラインで、「インターネット異性紹介事業」として、「性交等を目的とする交際に限られない。」と
定義されているからである。
すなわち、会ってすぐラブホに行くようなことではなく、趣味の合う異性と知り合いになりたいという、
ある意味男女交際が始まる一番基本的なきっかけを求めるようなものすら、出会い系サイト規制法の
対象となるわけだ。
元の法律を当たってみると、第二条の二として、以下のような記述になっている。
「インターネット異性紹介事業 異性交際(面識のない異性との交際をいう。以下同じ。)を希望する者
(以下「異性交際希望者」という。)の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを
利用して公衆が閲覧することができる状態に置いてこれに伝達し、かつ、当該情報の伝達を受けた
異性交際希望者が電子メールその他の電気通信を利用して当該情報に係る異性交際希望者と相互に
連絡することができるようにする役務を提供する事業をいう。」
これはつまり、「異性交際とはなんぞや」というところと、この法律が規制する目的のところが、しっくり
噛み合っていないのだな、ということが分かってくる。
そもそも異性交際という言葉は、落ち合ってすぐラブホ直行のようなものだけを指す言葉ではない。
確かに性交を目的としない、ただのデートも、異性交際と言うには違いない。一方、この法律が規制
したいと思っているところは、児童売春・買春である。こちらはモロに性交およびそれに準ずる行為を
目的としたものだ。この2つを合体させると、「とにかく理由目的に限らず知らぬ者同士の男女が出会う
可能性のあるありとあらゆるものを規制」、という珍妙なことになってしまうわけである。
これはどう考えても、法文内で使われる文言の選び方がまずい。こういうことになると誰も予想
しなかったのか、あるいは誰かが恣意的にこういう表現にしたのか。これによって、法の運用上
そのスロットルを警察が自在に握ることが出来る、典型的な悪法となってしまったわけである。
根絶やしにされる日本人
この運用に対して、ミクシィを初めとするサービスプロバイダは、厳しい立場に立たされた。
ネット異性紹介事業者には届け出を出すよう求めているが、これはミクシィが届け出を出せばいいという
問題ではない。コミュニティの運営主体はコミュニティを立ち上げたユーザーであるからである。
したがってこの法を警察のガイドラインにあるように運用しようとすれば、コミュニティの管理人1人1人が
届け出を出さなければならなくなる。さらにやっかいなのは、ミクシィは昨年、入会可能な年齢を15歳に
引き下げていることだ。現在はまだ入会するのに他者からの招待が必要だが、これも自己登録制に
切り替える方針を打ち出している。
現在15歳から17歳のユーザーは、コミュニティ機能が使えないという制限が加えられているが、
自己登録制となると、入会時にどれぐらい厳密に年齢確認ができるのかが問題になってくる。
免許証やパスポート、クレジットカードなど年齢を証明するものを持たない未成年者の年齢確認は、
真面目にやろうとすれば親の承諾が必要になるだろう。だがそうまでして子供たちはミクシィに参加
するだろうか。それだったら他のケータイサービスのほうが手軽である。
元の法文の定義によれば、自分の情報を広く掲載する機能+それを元に1対1のメールで連絡が取れる
方法を提供しているサービスが、対象事業となる。多くのケータイSNSサービスは、登録IDを元にした
疑似メール機能を停止せざるを得なくなるだろうし、アドレスを交換しようとする書き込みを今まで以上に
厳しく監視しなければならなくなる。ガイドラインでは、実際に会わない「文通」ですら、「交際」に該当
するとしているからである。
社会、そしてコミュニティとは、親以外の大人も、子供を指導したり見守ったりしながら育てていくのが
普通であったのに、いつの間に子供が接触する大人は親と教師だけに限定されてしまうようになったの
だろうか、と思う。さらには異性の知り合いを増やすという、人類の繁栄にとってものすごくベーシックな
部分さえもが、ネットでは監視下に置かれることになる。それは軍靴の響きより、よっぽど恐ろしい
ことではないのか。(以上、抜粋)
11 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:45:26 ID:f1E4l7fu0
いわゆる「保守反動」ってやつだな。
自民でも民主でもない、「若者のための政党」を作らないとどうにもならんね。
22 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:51:56 ID:YCjnf3t3O
国民の出会い活動を規制するのはおかしな話だな
そしたら日常生活でも規制せないかんだろ
異性を探せるのは結婚相談所だけになる
異性の友達、恋愛相手は相談所以外は作れないって事だ
23 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 21:53:10 ID:yspiDnrA0
エロや出会いの規制は、悪法であっても、
イメージのことがあるから、文化人が声を上げることが少ないんだよな。
テレビに出る文化人がエロゲーの危機なんて、まず言わないもん。
結果として警察のやりたい放題に通っていくんだよ。
77 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/08(水) 00:23:37 ID:FAAibkUj0
大人が子供に声をかけたら警察に捕まる社会はもうできたから、
次は異性に声をかけたら捕まるようになる
90 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:40:13 ID:c02ttEYt0
この国は日本人相手の法律はガチガチの性悪説前提なのに、
なぜか移民やら朝鮮人や支那人が絡むといきなり性善説前提の友愛(笑)規律に
切り替わるのか? スパイやら不法入国やら不法滞在やらやり放題じゃんw
どうせならどっちも性悪説にして徹底的に取り締まれよ。
禁煙、アニメ、出会い、ポルノ、外来種釣り規制、自転車規制、家電リサイクル規制・・・
等など
いままで自由にできてたものがある日からいきなり犯罪者扱いになって
日本に居る日本人が生活に息苦しさを感じさせてどうすんだよ。
99 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:53:44 ID:SRmwoL9HO
警察は単に事件が増えればそれを規制してるだけでは?
携帯交通事故増えれば携帯を規制する
ナイフ事件が増えればナイフを規制する
男女の出会の事件増えれば出会いを規制する
彼らにとっては余計な事しないで何もしないで家で寝てて欲しいんだろう…
105 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 01:01:04 ID:A7EroHZ70
小泉のときは、口を開けば規制緩和だったけど
反動からか、やたらと規制が増えた感じがする
しかも、主義・思想に立ち入ってくるものが増えた気がする
児童ポルノ規制法も青年ネット規制法も、「表現の自由の制限」と「禁欲主義の定着」
を目論んでいるように感じとれる。
まるで、宗教チックだ。
376 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:18:21 ID:NCsyrAQmO
少子化は政府の国策だから仕方がないよ
移民を受け入れてアメリカみたいな多民族国家にするつもりらしい
50年後はハワイと同じく名実共に立派なアメリカの州の一つだ
良かったなおまえら大好きなアメリカと一緒になれて
児童ポルノ禁止法の単純所持規制も、大きな話題だ。児童ポルノに限らずポルノ全般に関しては、今や
その主な流通ルートがネットであることから、サイトへの接続を強制遮断するブロッキングを実施するか
どうかが検討され始めている。
児童ポルノ法改正案の危険性については以前のコラムでも指摘したが、えん罪の道具として利用される
可能性が飛躍的に高まることになる。これは痴漢えん罪と同様で、例え濡れ衣であったことが明らかに
なっても、社会的には抹殺に等しい点で、人ひとりの人生を簡単に破壊してしまう。
そしてもう1つ、これから大きな問題になりそうなのが、出会い系サイト規制法である。
これの改正法が昨年から施行されているが、これはいわゆる「出会い系サイト」とされる事業者は
各都道府県の公安委員会に届け出をだし、児童(18歳未満)が児童買春その他の犯罪に巻き込まれ
ないよう、利用者の年齢確認や児童の書き込みの削除などを行なわなければならないというものである。
ところが実際の法運用の段階になって、どうも妙なことになってきた。今年4月に、警視庁がミクシィなどの
サービスプロバイダに対して削除要請を出したというニュースがあったのをご記憶だろうか。ミクシィ側では
警察の要請で削除したのではないとしているが、結果としては「出会い」に関するものは、性的交渉を
目的としたいわゆる「出会い系」とは関係ないものまで、一斉に削除された。
この動きの元になったのが、出会い系サイト規制法である。ではなぜ、性的交渉とは関係のない、
健全なコミュニティまで削除されることになったのか。それは、警察庁が出したこの法律に関する
ガイドラインで、「インターネット異性紹介事業」として、「性交等を目的とする交際に限られない。」と
定義されているからである。
すなわち、会ってすぐラブホに行くようなことではなく、趣味の合う異性と知り合いになりたいという、
ある意味男女交際が始まる一番基本的なきっかけを求めるようなものすら、出会い系サイト規制法の
対象となるわけだ。
元の法律を当たってみると、第二条の二として、以下のような記述になっている。
「インターネット異性紹介事業 異性交際(面識のない異性との交際をいう。以下同じ。)を希望する者
(以下「異性交際希望者」という。)の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを
利用して公衆が閲覧することができる状態に置いてこれに伝達し、かつ、当該情報の伝達を受けた
異性交際希望者が電子メールその他の電気通信を利用して当該情報に係る異性交際希望者と相互に
連絡することができるようにする役務を提供する事業をいう。」
これはつまり、「異性交際とはなんぞや」というところと、この法律が規制する目的のところが、しっくり
噛み合っていないのだな、ということが分かってくる。
そもそも異性交際という言葉は、落ち合ってすぐラブホ直行のようなものだけを指す言葉ではない。
確かに性交を目的としない、ただのデートも、異性交際と言うには違いない。一方、この法律が規制
したいと思っているところは、児童売春・買春である。こちらはモロに性交およびそれに準ずる行為を
目的としたものだ。この2つを合体させると、「とにかく理由目的に限らず知らぬ者同士の男女が出会う
可能性のあるありとあらゆるものを規制」、という珍妙なことになってしまうわけである。
これはどう考えても、法文内で使われる文言の選び方がまずい。こういうことになると誰も予想
しなかったのか、あるいは誰かが恣意的にこういう表現にしたのか。これによって、法の運用上
そのスロットルを警察が自在に握ることが出来る、典型的な悪法となってしまったわけである。
根絶やしにされる日本人
この運用に対して、ミクシィを初めとするサービスプロバイダは、厳しい立場に立たされた。
ネット異性紹介事業者には届け出を出すよう求めているが、これはミクシィが届け出を出せばいいという
問題ではない。コミュニティの運営主体はコミュニティを立ち上げたユーザーであるからである。
したがってこの法を警察のガイドラインにあるように運用しようとすれば、コミュニティの管理人1人1人が
届け出を出さなければならなくなる。さらにやっかいなのは、ミクシィは昨年、入会可能な年齢を15歳に
引き下げていることだ。現在はまだ入会するのに他者からの招待が必要だが、これも自己登録制に
切り替える方針を打ち出している。
現在15歳から17歳のユーザーは、コミュニティ機能が使えないという制限が加えられているが、
自己登録制となると、入会時にどれぐらい厳密に年齢確認ができるのかが問題になってくる。
免許証やパスポート、クレジットカードなど年齢を証明するものを持たない未成年者の年齢確認は、
真面目にやろうとすれば親の承諾が必要になるだろう。だがそうまでして子供たちはミクシィに参加
するだろうか。それだったら他のケータイサービスのほうが手軽である。
元の法文の定義によれば、自分の情報を広く掲載する機能+それを元に1対1のメールで連絡が取れる
方法を提供しているサービスが、対象事業となる。多くのケータイSNSサービスは、登録IDを元にした
疑似メール機能を停止せざるを得なくなるだろうし、アドレスを交換しようとする書き込みを今まで以上に
厳しく監視しなければならなくなる。ガイドラインでは、実際に会わない「文通」ですら、「交際」に該当
するとしているからである。
社会、そしてコミュニティとは、親以外の大人も、子供を指導したり見守ったりしながら育てていくのが
普通であったのに、いつの間に子供が接触する大人は親と教師だけに限定されてしまうようになったの
だろうか、と思う。さらには異性の知り合いを増やすという、人類の繁栄にとってものすごくベーシックな
部分さえもが、ネットでは監視下に置かれることになる。それは軍靴の響きより、よっぽど恐ろしい
ことではないのか。(以上、抜粋)
11 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:45:26 ID:f1E4l7fu0
いわゆる「保守反動」ってやつだな。
自民でも民主でもない、「若者のための政党」を作らないとどうにもならんね。
22 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/07(火) 21:51:56 ID:YCjnf3t3O
国民の出会い活動を規制するのはおかしな話だな
そしたら日常生活でも規制せないかんだろ
異性を探せるのは結婚相談所だけになる
異性の友達、恋愛相手は相談所以外は作れないって事だ
23 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 21:53:10 ID:yspiDnrA0
エロや出会いの規制は、悪法であっても、
イメージのことがあるから、文化人が声を上げることが少ないんだよな。
テレビに出る文化人がエロゲーの危機なんて、まず言わないもん。
結果として警察のやりたい放題に通っていくんだよ。
77 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/08(水) 00:23:37 ID:FAAibkUj0
大人が子供に声をかけたら警察に捕まる社会はもうできたから、
次は異性に声をかけたら捕まるようになる
90 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:40:13 ID:c02ttEYt0
この国は日本人相手の法律はガチガチの性悪説前提なのに、
なぜか移民やら朝鮮人や支那人が絡むといきなり性善説前提の友愛(笑)規律に
切り替わるのか? スパイやら不法入国やら不法滞在やらやり放題じゃんw
どうせならどっちも性悪説にして徹底的に取り締まれよ。
禁煙、アニメ、出会い、ポルノ、外来種釣り規制、自転車規制、家電リサイクル規制・・・
等など
いままで自由にできてたものがある日からいきなり犯罪者扱いになって
日本に居る日本人が生活に息苦しさを感じさせてどうすんだよ。
99 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 00:53:44 ID:SRmwoL9HO
警察は単に事件が増えればそれを規制してるだけでは?
携帯交通事故増えれば携帯を規制する
ナイフ事件が増えればナイフを規制する
男女の出会の事件増えれば出会いを規制する
彼らにとっては余計な事しないで何もしないで家で寝てて欲しいんだろう…
105 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 01:01:04 ID:A7EroHZ70
小泉のときは、口を開けば規制緩和だったけど
反動からか、やたらと規制が増えた感じがする
しかも、主義・思想に立ち入ってくるものが増えた気がする
児童ポルノ規制法も青年ネット規制法も、「表現の自由の制限」と「禁欲主義の定着」
を目論んでいるように感じとれる。
まるで、宗教チックだ。
376 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/08(水) 18:18:21 ID:NCsyrAQmO
少子化は政府の国策だから仕方がないよ
移民を受け入れてアメリカみたいな多民族国家にするつもりらしい
50年後はハワイと同じく名実共に立派なアメリカの州の一つだ
良かったなおまえら大好きなアメリカと一緒になれて