つい100年前、タヌキやキツネ、カワウソや河童がまだ身近な明治か大正のお話。
私の小さい頃は、晴れた日に雨が降るとキツネの嫁入りとか、ミミズにオシッコかけるとチ○チ○が腫れるとか色々ありました。
内容は、サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬のゴローは河瞳と懇意になり数日帰って来ないとか。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。ほのぼのとした奇譚。
身近にタヌキやカワウソやキツネがいたらだまして貰えるかな?何だか羨ましくもあります。
新潮社 無料配布誌「波」に連載中。
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