めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

「レイク・スイゲツ」

福井県高浜町の帰りに若狭三方縄文博物館に寄った。
此処には三方五湖(みかたごこ)のひとつ水月湖の年縞(世界のものさし)が展示されているを思い出した。

縄文博物館の隣には立派な年縞博物館が建設中で今年の9月に開館だ。

後方の黒い建物が建設中



現代日本人DNAの20%が縄文人のDNA、残り80%は東南アジアなどの南方や中国大陸からの漢族系のDNAだ。

土偶

展示は縄文時代の生活を家族構成、食物、道具などから身近に捉えられるよう工夫されていて
縄文人も現代人も同じ人だと伝えようと感じられます。


昨年だったか「地球温暖化はでっち上げ」と主張してきたトランプ大統領が温暖化対策の枠組み「パリ協定」からの離脱を表明して世界各国から反発の声が上がった。
温暖化に向かっているのか寒冷化に向かっているのか真実を知りたいのは誰しも同じ。

水月湖の年縞はそれについて大きなヒントを与えているように思えます。


三方湖で

写真ではわからないのですが、三方湖の色は河川からの流入する土砂でとても濁っています。
三方湖で流入物が沈殿するのでその奥にある水月湖(河川はない)には土砂は流入しません。三方湖は水月湖の濾過器の役目をしているようです。
水月湖の湖底には酸素がないので生き物はいない、周りを囲む山が強い風を遮る。
そして三方五湖は三方断層帯という活断層の上にあり堆積物がたまる速度と同じ速度で湖は沈降しているので埋まらない。
世界でも数少ないそんな条件が奇跡的に重なった湖。
その湖底の地中には深さ45mにわたる年縞があり、7万年の時が正確に刻まれている。

1年1ミリ程の厚さで堆積物が溜まり層になっているのが年縞、7万年は7万層。

その1ミリ1ミリを
花粉や大陸からくる黄砂、火山の塵を調べ、葉の化石からは放射性炭素の量を測るというとんでも作業だ。
「放射性炭素(14C)年代測定」は炭素14の量を求め、量に対応する年代特定に「換算表」が必要になるようです。換算表のベースは圧倒的クオリティにより水月湖年縞データーが採用されている。

「レイク・スイゲツ」はイギリスのグリニッジ天文台と並ぶ時の巡礼地になります。


世界でこの様な年縞が採取できるのはアイフェル地方(ドイツ)モンティッキオ(イタリア)吉林省四海龍湾(中国)カリアコ海盆(ベネゼエラ)、研究はネットワークされている。


何万年のスパンでは寒冷化に向かっているらしいが数百年でみると著しい温暖化による気候変動らしい。
太陽活動も210年ほどの間隔で変動していて、これからは太陽活動は低下のすると言われている。

はたして気候変動に人類がどこまで耐えられるのでしょうか。


わんは暑さは大敵、今年の夏はどうなるのか怖い。


ご機嫌のアッシュを相手にしないめいぷる。


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