えだ豆じゃなくて"そら豆"じゃないの!と前回の「遺伝? その2」を読んだママの突っ込みが入りましたが、えんどう豆が正解でした^ ^
今回の"その3"は復習になります。
血が濃い・薄いは染色体(DNAの集まり)の一致する割合。→なるほどとひとり納得^ ^
純血種は遺伝病が多いのはなぜ?
純血種は同じ犬種の交配で産まれるため
染色体の一致する割合が多くなり遺伝的多様性が失われていき遺伝子が均一化していく。
それにより都合の悪い遺伝子を持っていたり、持っていなければならない遺伝子を持っていなかったりすると、本来なら起こらない病気に対しての対応ができなくなる→そうだったのか^ ^
では、その遺伝子はどのように親から子に受け継がれるかをメンデルの3つの法則で
考える。
「優性の法則」
ジャーマン・シェパード・ドッグの長毛種と短毛種を例に
ある個体が、短毛タイプと長毛タイプの遺伝子をひとつずつもつ場合、必ず短毛になります。短毛タイプの方が長毛タイプの遺伝子の働きを抑えるような形で見た目の形質として現れてきます。このような現象について、「短毛は長毛に対して優性形質である」といい、逆に「長毛は短毛に対して劣性形質である」という。
優性の遺伝子と劣性の遺伝子があり表現型としてはみんな短毛になりますが、長毛の遺伝子も持ち遺伝子型はLIとなります。
「分離の法則」
それではLIの遺伝子型を持つ両親からは
どのような毛の長さの子犬が産まれてくるでしょうか。
染色体の数を半分に減らす減数分裂により
細胞に2つずつ存在している対立遺伝子は
別の細胞に1つずつ同じ割合で、子へと伝えられていきます。
子犬を数千頭という規模で数えるとざっくりとした割合が3:1になります。
<減数分裂>
それにしてもメンデルさん電子顕微鏡とか
無い時代にエンドウ豆だけで遺伝の法則を発見したのは偉い。
独立の法則
たったひとつの遺伝子がある形質の決定に大きく関わる場合もあれば、ひとつの遺伝子が2つ以上の形質に関係もあったり、いくつもの遺伝子が強調して働くことでひとつの形質を決定をすることもあります。
メンデルは遺伝子のなかでも、主にひとつの遺伝子がひとつの形質を決定すると考えられる現象に着目して異なる形質を決定するそれぞれの遺伝子はお互いに影響しあうことなく別々に親から子へと伝えられるということを発見しました。
それが3つ目の法則「独立の法則」です。
長毛の遺伝子Lは短毛Iに対して優性
ブラックタンの遺伝子Aはブラックaに対して優性
LIAaという遺伝子型を持つ犬はどのような見た目になるでしょうか?
短毛でブラックタンの毛色になります。
つぎにLIAa個体同士を交配させた場合
どのような子犬が産まれる可能性があるのか下表で。
上の図のような比率の子犬が産まれます。
なんだかピンとこないと思いますが、
押さえておかないと次に行けないしなぁ。
復習終わり。