こんな愛だの恋だのと、なんて"ヤワ"で"めめしい"曲なんだ!と思っていた時があった。
あの頃、友人のカーステレオからいつも流れていた。
いつしか"ヤワ"とか"めめしい"とか思わなくなっていた。
今でも時々聞く。
誰しもある青春の"うずき"を感じるために。
名古屋市千種区地下鉄東山線沿線星ヶ丘 若者多々往来春夏秋冬
『愛の唄』 1975年
歌:オフコース
作詞:小田和正 作曲:小田和正
すぎゆくは若き日々
いくつかの愛は消えて
いつまでも 変わらない 心でいたい
時の流れはいつも 哀しいもの
ありふれた ことばを 並べてみても
あなたへの あふれる 愛は伝えられない
泣きぬれて ただひとり
さみしいたそがれには
恋びとよ ふりむけば
やさしい思い出をあげよう
永遠の生命も 名誉もいらない
あなたに会えたこと それだけでいい
歩きなれた道を 今ひとりでゆけば
めぐりくる季節にも なつかしい匂いがして
ふるえてた あなたのぬくもりさえ
よみがえる この手に
泣きぬれて ただひとり
さみしいたそがれには
恋びとよ ふりむけば
やさしい思い出をあげよう
『別れの情景(2) もう歌は作れない』1974年
歌:オフコース
作詞:小田和正 作曲:小田和正
僕にとってほんのささいな言葉のやりとりも
いつも先のことばかり考えていたから
あなたにしてみれば離れて行くように見えたの
なんにもしてあげられない
なんにもしてあげられないから
あなたの口ぐせ
今だからあなたのやさしさがわかる
僕にはもう歌は作れない
僕にはもう歌は作れない
一枚の絵の中の老人のように木立の中で
あなたの編んだセーターを着て午後の光を浴びながら
今、僕はあなたのことを思い出しています
なんにもしてあげられない
なんにもしてあげられないから
あなたの口ぐせ
今だからあなたのやさしさがわかる
僕にはもう歌は作れない
僕にはもう歌は作れない
今だからあなたのやさしさがわかる
僕にはもう歌は作れない
僕にはもう歌は作れない