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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

古本屋は楽しい

そこは市内中心部藩政期に造られた大野庄用水が流れる「せせらぎ通り」にある。古い木造二階建、床は土間と板張りで歩くとミシミシしてレトロ感充満。店の主人は40代の女性で少し面長で芯が強そうな、少しまけてといいづらいオーラを出しているが一度まけて貰ったことがある。先日行った時は因島から送られ来たという八朔、ポンカンなどが置いてあり、古本屋になぜそんな物があるのかと、、、買ったお客にサービスしてくれるのかと思っていたらしっかり売り物だった^^;

絵は稲垣足穂の直筆、非売品。


本はそんな古本屋の郷土史の棚で見つけた‼︎


四高記念館にて

昭和33年に建てられた、明治・大正・昭和3代の四高生を表した記念像。右側面に代表寮歌「南下軍の歌」(明治40年制作)の一節が刻まれ、背面の由来文に「全国より集まり散じた同窓同学の士一万二千余 相率いて『至誠自治』の精神を培い『超然時習』の学風を起し 業成りて後は明治大正昭和三代に亘りよく祖国の興隆と文化の進運に寄與した」とある。



河合 良成著 「明治の一青年像」昭和44年4月 発行 定価490円 購入価格500円

表紙が目に飛び込んできて、ほぼそれで購入決定!したようなものだ。今では想像も出来ないくらい何も無い時代の若者達が意気に感じ青春期をどんなふうに過ごしたのか知りたかった。
(著者が中学生の時町には自転車が1台のみ)



この本は著者が82歳の時に40歳までを回顧している。文章はその年齢を感じさせない。読み進めるのが楽しみだ。
えてしてこういう人は何歳になっても若い、以前某大企業社長(故人)と囲碁の対局をした時のこと、負けた時の悔しがり方には熱があり、それよりも石の運びが若く、高齢にしてこんなに"はっし"とした伸び伸びした石運びなのかと驚いた事があった。


著者は明治19年に富山県福光に生まれ、帝人事件で連座し逮捕収監されるが無罪、官僚、政治家、実業家、東京帝大・慶應・中央大学他で教鞭をとる。
小松製作所中興の祖、富山県高岡市名誉市民。

著者が生まれ育った砺波平野

季節風・偏西風から家を守るため一軒一軒屋敷森になっている。
4月田植え前、水を張った田園風景は屋敷森が水上に浮かんで見える。圧巻は夕日で水面が燃えた時か。

金沢から山ひとつ超えると砺波平野に出る、そこは気候も人の気質も少し違うように思える、雪の多さも夏の暑さも何度も行って知っている。


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