
どうやら『甘えた坊主』と名付けたらしい。
出逢いは八十八ヶ所巡りの2番目の寺『極楽寺』の
お土産コーナーの片隅にひっそりと佇んでいたのを
見初めたようだ、どうでもよいのだけれども(笑)。
青いアイシャドウに頬にほのかな赤いチーク。
彼らは寝ているのではなく誰かに甘えているのだ!!
…と、みうら氏は定義したらしい(笑)。
【廻る坊主】
ただ此の展示はどうだろうか?
無音でグルグルと回転しては色々な甘えた坊主が入退場。
何かビックリする仕掛けがあると思って5分以上、
固唾を呑んで見守り続けたよ。
…結果、坊主が坊主を凝視しているシュールな現場に。
べ、べ、別に類は友を呼んだんじゃないからねっ。

物凄く凝縮されて展示されている品々。
みうら氏は集めてみたもののそこまでグッとこなかったのか?(爆)
投げやり感が否めない。伊豆の怪しい少年少女博物館のテイストが(笑)。
まず左から順に『プーちゃん』。
『プーちゃん』とは製造者側の都合で太らせた土産物らしい。
伝統工芸の『河豚提灯』の流れを汲んだものと思われる。
次に顔から手足が生えた物がみうら氏曰く『顔に手足』。
「そのまんまじゃねぇ~か!?」とツッコミをいれたいがグッと我慢(笑)。
黙って鑑賞していると見覚えのあるキャラクターが。
み○ん星人やバ○ちゃん…
フ○テレビをディスってるのだろうか?
其の向かって右隣が『カスカメ』。
懐かしいね、『写ルンです』!!
…いや、『写ルンです』は富士フィルムの登録商標。
実際は『レンズ付きフィルム』と云うらしい。へぇー。
今じゃ、小学生だって中学生だって写真を撮ると云えば
携帯電話のカメラ機能で簡単に撮れるが
自分らが其の頃と云えばコレを遠足や修学旅行に
持って行くのが当たり前だった(歳がバレる)。
それはそうと『カスカメ』は御当地の色が強い外装を指すみたいだ。
其の場所の観光スポットの風景だったり…って、
富士山や寺なら解るがかに道楽って何よ!?
其れより紫色のショートタイツ。
…Uインターで『最強』と言われていた頃の高田延彦か。
懐かしいな。90年代中盤の頃か。しかし今じゃ、カスカメ扱い。
勢いだけでグッズ展開すると後世にはこんな扱いされるのか(笑)。
…あ、もうひとつ『アントニオ.カルロス.尿瓶の世界』と云う
展示もあったが省略させてもらいます(そんなに興味なかった)。

『二穴オヤジ』。

『便乗3D』。

『ゴムヘビ』。
此のお土産と云うか土産物屋で並んでいた玩具が
隆盛を極めていたのは昭和30年代だそうだ。
今じゃ、段々と希少な物になっているらしい。
…群馬で大量に売っていたぞ。
正しくは薮塚の『ジャパンスネークセンター』だ。
さも当たり前のように色とりどりのゴムヘビが。
結構な数を購入して巳年の年賀状用の写真を小道具を作ったもの。

↑コレ。名前は『メドゥーサさん』。

別室にみうらさんが『いやげ物』について語るシアターがあった。
黙々と真剣に固唾を飲んで鑑賞するお客様。
…オイオイ、出オチだろ、笑わなきゃ失礼だろ!?
何で皆様、真摯に彼の主張を聞いているのよ!?
此の動画の面白さは彼の傍らに意味不明に
オリ○ンタル工業のラブドールだと思われる人形を座らせ
真顔で彼がいやげ物を淡々と語っているのが笑いのツボでしょ!?
そしてスクリーン上部に意味も無く飾られている虎の頭の剥製と
思いきやリュックサックが装飾されているのもニヤニヤするポイント。
ついつい気付いて気付いて廻りを伺うが…
…駄目だ、客は黙して語らず。
ただただ淡々とみうら氏の話を真面目に聞いている。
はて自分が可笑しいのだろうか?
どうしてもみうらさんの思惑とは180度違う空気になっている気が。
自分が勝手に『みうらじゅん』と云うフィルター越しに見過ぎて
神格化に近い感覚で偶像として崇めてしまったのだろうか!?
~続く~