髪を伸ばしたら酔客や変な人にからまれなくなった。
~続き~
11月1日。日曜日。中盤戦。
我々、邪見三人衆ご一行は颯爽と日本一高い山と
別れを告げ次の目的地にガンガン行こうぜ!
多分、誰も興味も湧かない存在自体がヒッソリと
ただただヒッソリと佇む某神社に出発。
其処には昔、それはそれは偉いお坊さんが
修行したという洞窟があるのだ。
其処に我らが野良狗路プロデューサーはピーン!ときた。
それにしても…
我々って人気がなかったりトンネルやら洞窟やら崖やら
気付いたら人が好まないような場所を目指すな(笑)。
いつも通り『MOSAIC.WAV』を聴きながら(何故?)到着。
此処の神社の鳥居を自動車でくぐると
帰りに必ず交通事故に遭うという…。
そんな怪奇譚があるので真に受け
鳥居を避けて敷地内の駐車場と思われる場所に停止。
バイオトイレの高性能さ、ドロマーに起きた
ちょっとした風神のイタズラに大爆笑しつつ境内に。
かなり年代物というか相当な年数の経った
石塔が立ち並ぶ…が墓にも見えなくもないんですが(汗)。
そしてアチラにおられるのが此処のお社様。
…アレ!?あまりにも綺麗だ。
近年、人の手が入ったというか改装されたような感じが。
しかし人の気配は全くあらず。
で、穴発見。
洞窟探検ですよ、奥さん。
洞窟探検といえば私達の心に今も残る方がいるではないか!
幼少の頃のボク達をときめかせた世界最弱の探検家!!
…スペランカー先生。
先生にあやかろうと東京からこの格好で来たのだ(笑)。
よく丁度良いサイズを見つけてきたものだ、自分。
早速入る。ちょっとした段差で死にませんように。
お化けが出てもライフル持ってないから倒せないんだからね!
コウモリが出てもフラッシュライトで…(しつこい)
洞窟に続く石段を一歩ずつ慎重に下りて行くと
其処に何かあると思ったら!
突如、謎のモヤに囲まれおののく。
…が、横にいたドロマーさんが大きく深呼吸して
吐き出した息だった。人騒がせな。
しかし、それぐらい冷えているの。この空間。
比較的というか、かなり真新しい。
此処で初めて修行したお坊さんの名が刻んである。
…まずかったかな、入って(汗)。
かなりの確率で場違いなような…。
足元もかなり悪い。ぬかるんでるし
常に上から染み出ている地下水であろう水がポタンポタンと。
ドンドン進む我々。
至る所に蝋燭を灯した形跡や線香、
そして地蔵などが祭られていた。
何時ぞや行った日原鍾乳洞の感じか。
よくもこういう場所で一人で赴き修行できるな。
いや、だからこそ悟りも啓けれるし
人として強靭な心も身につくのか。
そりゃ、修行が辛くて気持ちをはぐらかそうとして
神や自然に逆らい反魂丹の術を使い
死者を甦させようとするのも分かるわ。
某僧の話にあるように。
話を戻して。
確実に宗教的儀式が行われていた。
いや今現在も行われると思われる。
…完全にまずいようなそんなような…(汗)。
もっと奥に行くと天井がもっと低くなり地面も隆起して
完全にRPGでいうダンジョン状態。
こういうの川口浩探検隊や藤岡弘、探検隊で見たぞ(笑)。
そして其処にも祭壇が造られ…。
やっぱ…つうかどこぞの宗教か?
古からのか、はたまた新興か…。
謎が深まるがコレ以上、考える事は無しとする。
そのほうが…懸命だ。大人の事情ってやつは。
余談だが今回は安全と前回の教訓を生かして
全員が灯りを持つ事にした(当たり前だよ!)。
2人は例によって懐中電灯。
自分はスペランカー先生コス(?)なのでヘッドランプ。
…光の強さが全く違う。さすがは業務用。
気付いたら探究心の強い2人がドンドン探索し
自分は彼らが進む方向を照らす…
そう人間灯台、もしくは人間サーチライト。
それはまるで旅人の足元を照らす月のように。
それはまるで飛雄馬を電信柱の影から
見守る明子のように(後に花形満と結婚)。
…俺は姉ちゃんじゃない。
2人の照明として頑張ったッスよ。
俺、怯えた訳じゃないんだからっ!
岩戸に隠れちゃ世界が暗くなるんだからっ!(日本に失礼)
僕らのささやかな探検は終わり出口に向かう。
嗚呼、洞窟に差し込む日の光がやけに綺麗だ。
太陽の光って容赦ない時もあるが
時には優しく人を包み込んでくれるのだね。
~後半戦に続く~
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