ナイトカストーディアル物語

現在はお天道様の下、ゲストのみなさんの笑顔をみながらお仕事をさせていただいておりますが、実は月の光だけが照らす暗闇で清掃をしていたこともあるんです。

パークが開いている時間帯、つまりゲストの皆さんが遊んでいる時間帯にお掃除しているキャストをデイ・カストーディアル（以下：デイ）と言います。

そして、パークが閉園している時間帯。つまり、ゲストの皆様はパークでの思い出を夢で見ている時間帯にお掃除しているキャストをナイト・カストーディアル（以下：ナイト）と言います。

以前、ナイトを１年間ほどやらせていただきました。

何をやっていたかは次回書くとして、基本的にナイトどんなことをするのか簡単にご説明しましょう。

パークは１日でかなり汚れます。

もちろん、デイが閉園間際まで清掃はしているのですが、ジュースのシミや砂埃などデイでは対応しきれないもの夜中のあいだに清掃するのです。

例えば、ホージングと呼ばれる水撒き。消防車に積んであるようなホースで水を撒き、ゴミを一掃します。

トイレなどは壁、床、便器などを殺菌消毒します。

あとは、アトラクションの内部の清掃ももちろんします。

ＴＤＳのセンター・オブ・ジ・アースはビークル（乗り物）がかなりのスピードで走り抜けます。その為タイヤのカスが大量でにでます。

それを毎夜、清掃するのです。

ナイトはデイのできない清掃を行います。

デイはゲストの皆様がいる為、ハデに清掃ができません。

それをカバーするのがナイトです。

なので、ＴＤＲが清掃されない日はありません。もっと細かく言うと、清掃されない時間はないのです。

これを継続多重清掃システムと言います。

そして、ナイトの目標。

それは毎日パークをグランドオープニングの日のようにキレイにするということ。

これを目指し、今のこの時間帯もナイトは働いているのです。

次回はわたくしがどのような仕事をしたかを書きたいと思います。