puripochi

2006年札幌市で実際に起こったフレンチブルドッグの百代連れ去り事件です。
飼い主の皆さん、ぜひ一度読んでください…

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2007年01月31日 | お知らせ
去年の春、札幌もだんだんと暖かくなってきた頃、
「今年はまたみんなで滝野公園に行こうね」って約束したけど
行けないままになってしまいました。
前に行ったとき、なぜか犬達がこの上なく楽しそうな顔をしていて
それを見たAちゃんと私もすごく楽しかったから、
絶対にまた行こう!と思っていました。
今思えばいくらでも時間はあったのに
今度今度と後回しにしたことが今でも悔やまれています。

最後に百代に会ったときも、持って行ってあげようと思っていた
美味しそうなおやつを
忘れたことに車の中で気づいて、戻ればすぐの距離だったのに
今度会う時でもいいや~って取りに行かなかった。
一口でも多く、美味しい物を食べさせてあげたかったって今は思います。
Aちゃんもたまに、ぽつりぽつりと後悔を語るけど
心の中にはきっと、もっともっとたくさんの思いがあるのだと思います。


数年前に百代がテレビ番組に出演したときの映像を、
偶然持っていた方がその映像をを送ってくださいました。
見ず知らずの方に手間のかかる図々しいお願いにもかかわらず
快く返事をしてくださって…
動く百代の姿を見て、すごく嬉しかった!
Aちゃんも百代の動画がない…と嘆いていたのできっと
嬉しいと思います。
本当に有難いです。


また事件後すぐに「わんちゃんをつながないで!」というビラを
作ってくれた方もいました。
もちろん私も使わせていただいてます。
どうもありがとうございます。

今も札幌では至るところに繋がれた犬がいます。
事件後、意識して見てみたところ連れ去り現場となった場所周辺は
札幌の中心部に近く、大きな公園もあるせいか
市内でもとりわけ犬が多い地域のように思います。
現場を通りかかるたび多くの犬が繋がれているのを見ると
とても悲しく、心配になります。
でも、呼びかけることはできても当然強制することはできません。


最後に今回の事件を全国にメルマガで配布してくださった
動物保険会社の方からいただいたメールを、
ご本人の了承を得て、一部抜粋して転載します。



     

大変私的な感情で恐縮なのですが、私も百代ちゃんと同じフレンチブルドッグを
2頭家族に持つ、一飼い主でございます。
動物好きが転じて、○○の社員という状況にはありますが、○○の社員
である前に、
我が子を愛する飼い主として、百代ちゃんの事件は、私は一生忘れません。

私は○○在住ですが、お散歩の途中、
スーパーの前で、パン屋さんの前に止まっている車の中で、ドラッグストアや
コンビニエンスストアの前で、ちょこんと座って飼い主さんの帰りを待つ
ワンチャンたちの姿を見かけます。その姿が百代ちゃんとだぶってしまいます。
今、自分個人でも出来ることとして、そのようなワンちゃんを見かけたら、
飼い主さんが出てくるまで、必ずワンちゃんを見守るか声をかけるようにしてみ
ました。

小さな命が、未来に向かってたくさんの命を助けるきっかけになりますように。
天寿を全うした多くの命が、今度は天国で百代ちゃんに「ありがとう」と言える
社会を作るのは、私たち飼い主一人一人だと思っています。

微力ながら、○○社員といたしましても、そうした社会構築に向けて、
何か出来ることから始めなければならないと思っております。
あの日から時間は立ってしまいましたが、少しずつ皆様の胸の痛みが癒えて
いらっしゃるのは大変良いことだとは思いますが、まだ多くの飼い主様に
警鐘をならすべき時世であることは間違いないと考えております