それでも自然は酸素をくれる

忘れられつつある何かに少し訴えかけられたらいいなと思っています。何かって何でしょうね。自分も模索中です。

指導者論

2019-11-27 10:10:37 | 日記
スポーツ界の運営者や指導者の悪い話がここ数年マスコミをにぎわせています。特に指導者の体罰の話は、これだけ騒がれて問題視されているにも関わらず本当になくなりませんね。

高校時代は自由に練習をさせてもらったのですが、中学時代に暴力はなかったですがすごいプレッシャーをかけられて選手時代を過ごしてきた自分にとって、まだこんなことをやっているのかと思えてなりません。

自分自身も指導者をしていたので前から感じていたのですが、問題をおこす指導者の方には「過去の自分が成功した方法を押しつけている」やり方が散見されるように思います。

日本の陸上短距離界は最近やっと9秒台に突入しました。これはトラックやスパイクの進化など様々な要素が絡んでいると思うのですが、本当に変わったと思うのは一部の勉強をした指導者が新しい指導方法を取り入れた部分ではないかと思います。

僕は高校時代からずっと思っていたのは、日本の短距離指導者の大半は土のトラックでの練習方法を指導していて、ゴムのトラックで速く走る指導をしていないということです。

土のトラックでは、地面の反発が少ないので膝を高く上げて高い位置から地面への接地動作を始め、その反発を強いキックで推進力に変えていました。

しかしゴムのトラックでは、地面の反発が大きいので高い位置から接地をしなくても推進力を得られます。なので、できる限り地面に近い高さから接地動作を起こすほうが、地面により速いスピードで入射角の少ない接地ができるので推進力は増すのですが、そういう情報は僕の選手時代の陸上の雑誌にはほとんどありませんでした。

話はだいぶそれましたが、指導者は常に変わらないといけない存在だと思います。時代の流れは早いので、常に学び続けないとすぐにおいていかれてしまいます。

さらに思うのは、体罰などをしているコーチの元でしっかりと考えることのできる選手を見たことがありません。後進がしっかりと育てられていないように思います。それがいつまでも同じ指導者が居座る原因なのではないかと思います。

同じ所にずっと居座ると、人は都合の良い権力を手に入れてしまいます。次に人は権力者になると権力に群がるイエスマンで周りを固め、自身の主張を全てとおせるハーレムを必ず作ります。ハーレムは作ったほうも居着くほうにも居心地がいいので、その場を批判する者を全力で潰しにかかります。

教育現場でも会社でも国会でも、そのようなことが繰り返されながら新たな芽が潰されていき、今日の何も考えない人間が多数輩出されている日本が形成されていると思うと先がないとしか思えません。

指導者は一番しんどくて窮屈な存在で、選手の責任まで背負ってはじめて指導者といえるのではないかと思います。

選手や部下のせいにして責任をとれない指導者は、さっさと身を引く(引かせる)ことが指導者の暴挙をなくす最善の方法だと思います。

そして、体罰などが横行している部活を支持している親御さんには「その指導者はいいとこ取りをしているだけだ」ということに早く気づいてほしいと思います。



ごまかし言葉

2019-11-19 21:12:26 | 日記
カタカナ言葉を使えば、それとなく煙に巻きながら賢そうに聞こえがちです。しかし、そういう言葉を使いたがる人は頭でっかちなように思います。

自分は若い頃にそういう言葉で苦しんだので、専門的な知識を得る度にできるだけそのこと知らない人にも伝わる言葉を探すようにしています。

なので、店員さんが専門用語をさも普通に説明なしで使うお店には足が二回目は向きません。

自分がテレビやインターネットなどのマスコミ媒体に辟易するのはそういうところからです。

「レガシー」と書くとまあそのくらいはいいかと軽く見えるのですが、「遺産」と書くととたんに重く見えるように思います。

日本語をきちんと話そうと最近改めて思っています。

そして、日本語の意味を曲解し汚く利用する人たちと同じようにはならないようにと思いました。

懸命と言うならばならば、命懸けで

誤解を招かぬよう

桜は地元の桜で満足しようと思います。



呼吸が浅い時は心に余裕がない時です。

2019-11-18 21:18:18 | 日記
人前に立つということは、
本当に大変なことだと思います。

不特定多数の人に知られる存在になることは、とてもストレスになるとは理解はできるのですがやっていいことと悪いことがあります。

人より多くのギャランティーをもらうことは、自分より低いギャランティーの人より多くの責任とストレスを負うのは当たり前なのに、その意味もわからず道を歩いている人が多いことに得も言われぬ感じを覚えます。

自分で自分を戒めることができて、はじめて人は自由になるのではないかと思います。

それもわからず人の前に立っている人が多いことに、今後の日本が憂えてなりません。

どれがよくて、何が正しいかはわかりません。

ただ、人として道は外さないようにしようと思う今日この頃です。

秋の夜長の冷たい酸素は頭を冴えさせてくれる

2019-11-04 21:31:16 | 日記
日に日に暗くなるのが早くなってきました。自然はきちんと先に進んでいます。

暗くなるのが早くなると人は自然とネガティブのなるそうです。冬に関する詩がネガティブなことが多いのも、自然が影響をしているのでしょうね。

日本の文化は四季があることで発展してきました。しかし、便利な家電がたくさん開発され人は四季に振り回されることが昔より少なくなることで、考えることや工夫をすることが減ってしまったように思います。

日々に思い悩み、考え続けることで人の心は強くなると禅の本で読んでから、自分の生活をあまり便利にしないようにしています。その結果、特に不便でもたぶん他の人より気にならず穏やかに暮らせるようになったと思います。

若くいるより、年相応かそれ以上に見られたら、今の自分はきちんと生きれているのだろうと思うので合格点です。

ゆっくり落ち着いて酸素を吸って考えてみる

2019-11-02 21:30:42 | 日記
マラソンの開催地でゴタゴタしてますね。

元陸上部の自分としては、マラソン中継は選手の駆け引きを見て楽しむものなので、観光地があまり写らない殺風景な中継とテレビが言っている時点でとてもナンセンスなアスリートセカンドなことだと思いました。

さらにいうと、射撃やセーリングやゴルフなど東京でやらない競技がすでにあるのに、なぜ「東京オリンピックですから東京で」と言う人がいるのか、地方の人間のひがみなのかもしれないですがわからないのと、7月後半は日本のどこも暑くて競技や観戦に向いていないのがわかっていながら手を挙げたことのほうがおかしなことで、マスコミなどでIOCの商業オリンピックに対する批判をして東京が迷惑を被っているように伝えるのはおかしなように思いました。

そもそもロス五輪前後くらいからIOCはずっと商業主義で、今に始まったことではないんですから。

そういう団体だと知っていながら契約したのなら仕方のないことだと思って、世界中のマラソン選手のために早く先に進めて対策を練らせてあげることが本当のアスリートファーストではないかと思います。

マニュフェストで美辞麗句を並べて、そのあとがきちんとしていなくても通用するのは日本だけで、世界では通用しないことをオリンピック関連の人たちは肝に命じてほしいなと思いました。

そもそも東京オリンピックの立候補じたいも「合意なき決定」ではないかと、都知事の発言を聞いて思ってしまいました。

恩師からいただいたサツマイモはきんとんにしてみました。