
モザンビーク・ナンプラの最終日、午後の予定を変更してモザンビーク島へ行きました。
この国唯一の世界遺産の島です。車をぶっ飛ばして2時間半。幹線道路のそばに土で固めた壁と、萱か木の枝を屋根に載せたアフリカらしい民家が並んでいました。家の周りには山羊や羊やニワトリが放し飼いされていました。所々にバオバブのような大きな木が見え、背の低い草木は乾燥していました。
道端でプラスチックの洗面器を持った青年たちが大声で呼びこんでいます。なんだろう? 前の車が止まり、男たちが駆け寄って行き、こっちにも走り寄って洗面器を突き出してきました。屋代青年が、カシューナッツ売りだと教えてくれました。このあたりの特産品だそうです。薄皮が付いたまま炒ったものと、皮をむいて炒ったものの両方を味見して、皮をむいた方食べやすい方を一杯買いました。洗面器を持った手が車の窓からたくさん差し込まれましたが、一人の青年は素早くビニールの袋にナッツを入れて差し出しました。機転を利かせた青年の袋をつかみ素早く支払いました。モザンビーク島までもう少し走らないと着きません。