波乱万丈と百花繚乱なマイボウリング

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介護認定

2009年04月15日 | 介護とか福祉とか...
施設ケアマネージャーとして、介護認定調査を毎月行っています。
4月からの認定調査の変更については、かなり前から疑問点として指摘されていた問題がやっと動き出したかという感じです。
認定調査のばらつきをなくすという目的だというが、実際には介護保険の利用制限をする為の変更だと感じていた。 

一番憤りを感じるのは、本人の状態が変わらないのに認定調査の結果介護度が低く出るという事である。 今まで当たり前として受けていたサービスを受けられなくなるからだ。

介護保険の3%報酬アップと言っているが、実際はそちらに目を向けさせて介護認定結果でがっちり報酬を下げようとしていたわけである。 3%なんか報酬アップされても認定結果が下げられたら施設としては収入はもっともっと減るわけですよ。

一番苦しいのは要支援、要介護認定の境目の人たちだよね。今までの経過措置が切れてしまったから、特養の場合要支援認定を受けたら、即退去の方向で進めなくてはならない。 自己負担10割は無理でしょ。 でも、介護度が下がっただけで、現実は本人の状態は変わらないわけで。いや、勝手に下げられたわけで、納得できませんよ。

たくさん作られた加算だって、監査で厳しく取り締まって、実際は返還させるつもりなことも見え見えである。 資料がそろっていない、アセスメントが不十分である。モニタリングが行われていないなど理由をつけて返還させられるのが関の山。 監査対策に書類を充実させたら、実際にもらえる報酬よりも仕事量が増えて、割に合わなくなってしまう結果だって考えられる。

1つの加算に手を出したら、人が足りなくなって残業が増えたり、人を雇わなければならない状況だって考えられる。

5年10年と職員が働き続けたら、収入が一定しかないんだから、定期昇給だって苦しくなってくる。それを補うだけの介護保険料の改正は全くないわけで、3%増えて、年間の人件費どれくらいアップできるっていうんだろうか。

そんなのたかが知れている。

くだらない数字遊びはやめて、しっかり仕事をしてほしいよ厚生省さん。
減らすべきところは他にあるでしょ。

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