ジーパンのビンテージ物がすごい値段で売れているらしい。でも、使えるようにする職人さんは、そんなことは考えていない。持ち込まれたものを忠実に修復するだけだ。
土曜の「週刊ニュースリーダー」の目玉と思っている城島茂さんのレポートだ。年代物のミシンで、製造当時の風合いを保って修繕しているという。城島さんはその復元性に驚く。そして、「まさにSDG-ンズですね」と、職人さんが分かっているのかわからないコメントも発していた。
依頼主が修復品を販売に出したかなどには触れなかった。職人さんとしては、お客の要望通り、修理しているだけだった。城島さんは「ものを大切にする思いがここに溢れているんですね」と締めていた。
職人かたぎを果たしたい昔ながらの方と、きっとそれを売るんだろうなという無機質な人間の心の違いを感じた。