日本テレビ日曜夕の「笑点」。新聞に載る週間視聴率では今でも上位だが、数年前は常に一位だった時期があったと記憶している。その看板コーナーはご存じ「大喜利」。説明は不要だろう。そこに出続けていた林家木久扇師匠(86)が番組を去ることになった。
直後のニュース番組に生出演していた。実に55年も大喜利に出続けてきたという。
話によると、当初はフツーの落語家だったが、ある時から「ファンを楽しませるため」と”おバカキャラ”に転じたという。オレが笑点を見始めたころには、すでにお下品な歌を歌いながら小躍りしていたから、キャラ変したあとだったんだろう。まだ木久蔵だったが。座席はずっと「センター」だったよね。喉頭がんを患ってのお休みもあったが、それでも復帰した。
近年は、手を挙げておきながら「問題なんだっけ?」とボケたりしていたが、台本通りなのか、ホントーだったのか今となっては分からない。そして、出演も椅子に座って、というシーンが続いた。
前に、大喜利がおもしろくなくなったと書いたが、木久扇師匠がいなくなると、もっとつまらなくなりそうだね。