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早起きは三文の徳

吉宗、北原佐和子の涙に惚れる

 けさの「暴れん坊将軍」は北原佐和子だったな。80年代アイドルで、放送時は25歳。ついこないだも出てた気もするが、まあ、いい。その時も書いたと思うが、こんなにキレイだったかな? こっちも歳とると、女性の見方も変わるのかね。

 お話は、浜津藩というところの家督相続を巡るお家騒動。喜和(北原)の父は藩の重臣だったが、それに巻き込まれて殺され、喜和は少年であった跡継ぎ・林太郎(青井敏之)とともに逃げ、江戸の尼寺に隠れ住むが、政敵の手下に見つかりしばしば狙われる。そんな場で吉宗と出会う。

 襲われ方に不信を抱いた吉宗は、喜和が何かを背負っていることを察する。そして「何か助けになれないか? 助けがあれば険しい道も登れる」と言うが、喜和は何も言わない。しかし、吉宗の御庭番(密偵)にかかれば、すぐに身の上が明らかになった。

(張り込みをする梢・高島礼子)

 喜和は弱気になる林太郎を励ましながら、

 自ら、父を殺した政敵を襲う。

 しかし、取り巻きが多すぎて囚われ、拷問を受ける。はりつけにされ、棒で叩きつけられるが、林太郎の所在には口を閉ざし、涙で吉宗に「助けて」と祈るように叫ぶ。

 どう知ったのかは詮索してはいけないが、そこに吉宗登場。喜和を救助し、悪者を成敗する。その時に梢に「上様ですよ」と教えられる。

 その後、林太郎が新しい藩主となり、将軍拝謁に来た時、吉宗は喜和に言ったと同じ言葉を林太郎に掛けた。

 そして、その役を喜和にゆだねた。

 若山弦蔵さんのラスト・ナレで「吉宗は『出会うべき人』に会ったことを感じた」と吉宗が喜和に惚れていたことをほのめかしていた。

 ネットによると、北原は今、女優を続けるとともに、介護福祉士の資格を取ったり、看護師として病院勤務もしているという。頑張ってね。


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