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早起きは三文の徳

吉宗、漁師娘の転落救う

 「暴れん坊将軍」、こんな女性いたんだろうな、と言うお話。お八重(伊藤真美)は茅ヶ崎の漁師の娘で父・忠治(品川隆二)とともに主にサバの仕込みをしていたが、「江戸で儲けてお父さんに仕送りする」と家出する。廻船問屋の下働きになるが、実は、この店は船手奉行と組んで、抜け荷で南蛮から密輸した翡翠で大儲けしていた。

 八重は、じきに船手奉行の目に止まり、妾とされる。

 どういう経緯か忘れたが、吉宗と知り合い、「こんな人生、望んでないだろ」と言われるが、「もうあの生活に戻るのはイヤなの」と聞き入れない。

 しかし、吉宗や大岡忠助(横内正)の計らいで、娘を探しに江戸に来た忠治との再会のあと、

船手奉行の屋敷に届けられた翡翠の隠れ蓑として使われていたサバを奉行が庭に投げ捨てるのを見て我に返って、逃げ出す。しかし、着物で武芸のない八重に逃げられるわけもなく、そこに吉宗登場。圧倒的に成敗。父娘は故郷に戻り、漁師に戻るという。

 でも、こういう抜け荷ネタや米や何かの買い占めではいつも思うんだが、押収したものはどうするんだろう。米とか織物は市場に流すのかもしれないが、翡翠とか異国品はどうしてたんだろう。


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