上京して間もない頃の話
地方の田舎町から上京したてでなぜか下北沢なんかに住んでしまった私は、「ドナテロウズ」というジェラート屋さんにカルチャーショックを受けました。
31やハーゲンダッツなど無い片田舎で、高級アイスといえばレディーボーデンくらいしか知らなかった私は、シャレたお店のシャレたショーウィンドウからアイスを選び、その上、奥のカウンターでそのアイスを食べるなんていうオシャレな空間にドキド . . . 本文を読む
私の田舎には、私が住んでいた当時デパートと呼べるものが2つしかありませんでした。
そのため、東京に出てきたとき、初めて見るデパートに圧倒されたとともに名前を覚えられなくて困りました。
伊勢丹、三越、高島屋、松坂屋、東急、などなど。
109が東急系列だから109なんだという事も、随分後になって分かりましたし、三越なんてマークが【○に越】なので、最初は丸越って名前だと思ってました。
ヒドイのは、(デ . . . 本文を読む
今回はお客さんについて。
そりゃもう凄かったです、はい。
かなり鍛えられました。
・頬に引きつった傷がある一目でソレと分かるヤクザさん1
・もうちょっとインテリっぽいんだけど、やっぱりムチャクチャ切れやすいヤクザさん2
・熱狂的競馬&賭けゲーム好きの高校教師
・クラブやバーを何件も経営してるちょっとやばそうな人
・毎日競馬場に足を運ぶ近所のパブの料理長
・飲み屋のねーちゃん
・何して働いてるか . . . 本文を読む
今回はその他のお店の人です。
そのお店には杉ちゃんの他に、オーナー、ツッチーさん、定さんという人物がいました。
オーナーは時々お店に来てはお客さんとコミュニケーションをとっていました。最初は誰だか知らなくて「この人誰?」と思いながら相手をしていました。
なんでオーナーって分からなかったかって?
だって、杉ちゃんが凄くぞんざいに扱ってましたから(汗)
ツッチーさんは当時30過ぎだったと思います . . . 本文を読む
今回は店長の杉ちゃんについて。
杉ちゃんは初回で登場したオカマ店長ですが、ホントにオカマだったかどうかは定かではありません。だって、私はそのへんの知識がまるっきりなかった(今でもあまりない)ので言葉使いだけで判断してましたから。
杉ちゃんの見た目は、昔流行ったヨメキントリオのKINYAにそっくりでした。
しゃべりはモロ女言葉なんですが、何故か凄くかっこよかったです。
上京したての私は、杉ちゃん . . . 本文を読む
今回は実際の仕事内容について
数週間で無事訛りがとれた私は、いよいよ本格的に接客を開始します。
実際の仕事内容は・・・
・お客さん来店→100円玉10枚サービス+両替
・ゲームを始める→ドリンクのオーダーを聞いて出す
・お客さんが「出ない!」と言って怒りだす→見て見ぬふり
・「おい!両替!!」→ダッシュで両替
・「上がれねえなチクショウ!」といって帰る→飲み物を片付けてゲーム台を拭く
これが . . . 本文を読む
前回に続きアルバイト編第2段
今回はアルバイト先の「雀ピューター屋さん」についてです。
その店には、古い麻雀ゲーム台が30~40台ほどありました。それをお客さんが一心不乱にやるわけですが、まず来店すると100円玉を無料で10枚サービスします。そして用意してあるドリンクは全部無料で飲み放題。ちょっとした食べ物もあり時間によっては夕食なんかも無料で出しました。
なんで??
それはお客さんがむちゃ . . . 本文を読む
今でこそ「産まれた時から都会で生活していますが、なにか?(  ̄ー ̄)」みたいなデカイ顔で街を歩いていますが、東京に出てきた当時は、そりゃもう感動と興奮と驚きと失敗の連続でした。そういう気持ちをあとあと忘れないように、田舎者の備忘録として書きとめていきたいと思います。
記念すべき第1回は「アルバイト」です。
私が東京に出てきて初めてアルバイトしたのは「雀ピュータ屋さん」でした。
それなに?って思い . . . 本文を読む