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自分で製作した動画と興味を引いた他の動画を紹介します。記事は、注目した要約、主観的見解や個人的仮説を書くことがあります。

Brinicle, (ブライニクル)氷管つらら

2021-06-26 10:45:24 | 科学

柴田淳さんの曲で、2018年発売のタイトル「ブライニクル」というアルバムがありました。アルバムの名前を見てその意味が気になりました。カタカナ表記だけでスペルが出ていなかったので、不思議に思えたのです。スペルを適当に入れて検索をかけたら面白い動画がヒットしました。

ブログのタイトルでBrinicle「氷管つらら」と書きましたが、これは私が勝手につけた日本名で英語の直訳は見当たりません。ブライニクルとそのまま表記しているようです。通称「死のつらら」と呼ばれていますが、つららと形成がにているものの、普通のつららは中心から成長して空洞にはならないので死のつららと呼ぶには抵抗があります。

Wikipediaでブライニクルと検索すると詳しい解説が出ます。生成過程を簡単に説明すると、ある条件下の極海の海中で、周囲の海水より塩分濃度が高くより低温の漏斗状下降水流が発生したとする。周囲の海水は塩分濃度が低いので漏斗状下降水流に触れた部分が円筒状に氷結しはじめる。氷結は下側に成長しやがて海底に達した後も低温下降水流の拡散によって氷結部分が成長し続ける。塩分濃度が低いために凍結した海水は、俊敏に移動できないヒトデなどを覆うとヒトデも一緒に凍ってしまい、呼吸できずに死に至ります。
(極寒の海水中ではありますが、実際には水の氷結温度付近の現象であり、海水の塩分濃度は極端に高くはありません。気温がマイナス数十度であっても海水は-1℃ ~ -2℃で液体のままです。しかし気温は低いため氷山、氷上はより低温になっていると推測されます。)

以下2011年BBCが撮影に成功したブライニクルの動画です。

Brinicle, Underwater Icicle "Finger of Death"



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