楽譜本の見開きの状態で一曲が終わらない時・・・
当然、曲の途中でページをめくるしかない

「ママ~!早くこっち来てめくって~っ!!」
…なんて毎回そんなことは出来ない筈。
楽譜本の製本方法や、本自体の分厚さ・薄さによっては苦労なく
めくれるのですが、基本的に”曲の途中での譜めくり”はもう技術。
コツは2つ。
①どのタイミングでめくるか決めておく
(めくりたい位置前後にどちらかの手に休符があるならそこで)
・・・これが素早く出来ると、年齢が低ければ低いほど達成感

②本の固定
本が動く・又はページが戻ってきちゃうのどうすればいいの

本が分厚い時や、紙質が硬め・厚めの時に起こる問題…。
・・・なんのことはない、本の片端か両端を
ピアノの傍にある他の本などで押さえればいいだけ。
ペーパーウェイトの感覚かな。
「そっか~!出来た!!」

大満足でレッスンし、一週間後のレッスンで一言・・・
「おうちでやったら出来なかったの~。」
『なんでだろねぇ?』
なんて言いながら譜面台に楽譜をスタンバイしていたら気付いたようで…
ペーパーウェイト替わりに置いた他の本
(教室では大体分厚いファイル)の向き


背表紙側が弾いている楽譜の内側になっているかどうか

たったこれくらいのことが、
出来たり出来なくなったりするくらい大事なコツでした

ページを途中でめくることとは関係なく…
楽譜本が分厚くなってくれば弾いているページからパラパラせず
固定したまま開いていることはほぼ不可能です。
さて、電子ピアノの譜面台


譜面台にはスティックが付いています。
文明の利器

なるほど、傍にある物を駆使する必要が無かったのか…

取扱説明書に譜面台のスティックについて記載があるかは
分からないけれど、これはあくまでも②のように
本・又は今開いているページの固定用だと思われます。
スティックが出ているまま次のページにしようとしたら
ビリビリにやぶれちゃう

曲の途中で素早くめくる以前の大問題・・・。
さてさて
こんなものも見つけました↓

見栄えはともかく…
これは何度も曲の途中で譜めくりするような
長い曲を弾く人が開発でもしたのかな

「おさえま譜」という商品名だそうです。
ゴム製クリップで楽器の譜面台に取り付け、
針金のようなバネでページを押さえているだけなので、
スムーズに瞬時にめくることも出来そう。
一個1000円くらいのようです。
試してみようかな?と一瞬思ったけど、生ピアノの譜面台ってば
後ろ側に楽譜に沿うような板が無い!!
スムーズに演奏するための色々な文明の利器、
生ピアノにも何かないかなぁ
