寒い!今日は本当に寒い!身体が縮み上がるほど寒いです。今月の初めもかなり寒かったけど、今日はそれ以上です。天気予報で最高は4℃と、言っていましたから。 ゆずも、今日はお店も閑そうで看板犬のお仕事がないので、ずっとご主人手作りの小屋に入っていました。夏は床はひんやりとして気持ちがいいのですが、今の季節は毛布がある小屋が一番です。今朝、ご主人が目を覚まして外を見ると雨がポツンポツンと降っていました。そして、気温も下がっているようです。さてどうしようかなと悩んだご主人は、せっかく目も覚めたし行こうと決めてウォーキングに出て行きました。この時は雨も止んでいて、やれやれなんて言いながら歩いていましたが、外にある車の上はうっすらと雪をかぶっています。やはり夜中は雪だったようです。ですから人影も見えません。当然、真っ暗な道を歩けど歩けど誰にも会いませんでした。皆さん、どこへ行ってしまったの? さて、この寒い時に食料が何もないとしたら、皆さんはどうしますか?何言ってるの、コンビニに行けばいくらでも食べるものがあるしょ、ばっかじゃなーいと、答えが返ってきそうですが…ご主人に聞いた話ですが、まだ若い頃、大晦日がお仕事で何も買い物ができなかったそうです。その日は仕事場で食事ができたので良かったのですが、元旦の夜、冷蔵庫を開けるとほとんど何も入っていません。ガーンと、頭を殴られたようです。当時、コンビニなんて気の利いたものはなかったし、今では元旦でもけっこうお店も開いていますが、その時はほとんどお休みです。参ったぁ~、腹はぺこぺこです。周りに知った人間は一人もいません。世の人は、元旦でテレビでも見ながらおせちをつまんでいるのでしょう。あぁ、なんでもいいから口に入れたい。だんだん意識ももうろうとしてきました。このまま、誰にも気付かれないうちに餓死してしまうんだ~。俺の一生ってなんだったのだろう!と、部屋の中で悶々としていると、アパートの近くで屋台のチャルメラの音がします。 やった~、これで助かる!ご主人はお金を握りしめて外に飛び出しました。その屋台もかなり前に進んでいます。「おじさーん、待って~!」と、ご主人は力なく追いかけます。やっと追いつき、暖かいラーメンに辿り着きました。うまい!今まで食べたラーメンの中で最高の味です。おじさんは一年ほとんど休まず屋台を引いていると言っていました。こういう人がいるから、ドジな人間は助かります。この時、本当にこの人が神様のように見えました。ごちそうさまでした!
このブログの人気記事
最新の画像[もっと見る]