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大森ペット霊堂

金龍寺別院大森ペット霊堂は、火葬から葬儀まで行える日本初の総合ペット霊堂です。

愛猫の死に後悔ばかり ・・・・・・・ (人生案内)

2010-04-22 16:31:19 | Weblog
読売新聞の平成22年4月16日の「人生案内」で愛猫の死に後悔ばかりしている方の質問に、心療内科医の海原純子先生がお答えになっています。

問い (大阪・O子)

20代会社員女性。2カ月前に亡くした愛猫のことをずっと考えています。
10年余り一緒に暮らしてきましたが昨年末、重い病気に。
家族全員で世話をしましたが、猫にしてみれば薬や注射で嫌な思いをしただけだったかも。
苦しみながら逝った顔を思い出すたび胸が張り裂けそうです。
写真を見ると幸せだった日々を思い出しますが、猫に対して抱くのは申し訳ないという気持ちばかり。
実は猫には生まれつきの病気もあって普通の猫が食べる美味しい食事が与えられず外にも出ませんでした。ずっと我慢させてきたのに、やりきれない思いです。

猫は、私がつらい時にはそばに来て慰めてくれたし、いつも味方でいてくれました。
ただ私があの子に出会えて幸せだったと心から思うようになったのは、ごく最近のこと。
「生きていることがむなしい」と私が感じていた頃、どうして猫がいてくれることに喜びを感じなかったのだろうと、悔やんでも悔やみきれません。

私が今、できることは何でしょうか?

お答え(海原純子:新療内科医)

私も2匹の猫を見送りましたが、その時に気がついたのは、後悔は残された者の宿命だということです。どんなに完璧に世話をしても人は後悔するもの。
例えば、あなたがもし猫に普通の食事を与えていたとしても、別の治療法をとっていたとしても、あなたはきっと後悔したでしょう。
あなたが選んだ道が最良かつ唯一の道だつたのだと思います。

気づいていただきたいことが一つあります。

それは猫は決して自分にうそをつかない生き物だということです。

あなたの味方をして慰めてくれたのは猫が心からそうしたかったから。

そばにいることが喜びだったはず。  そして、あえて病気の猫を選んだこと自体があなたの猫への愛で、お互いが唯一無二の存在だったはずです。

猫のために出来ることは何かとお尋ねですが、猫が生きている時、あの子に何を求めましたか?   
そのままでいいよつて思っていたはずです。

あの子も天国で言っていますよ。

「そのままでいいよ。十分だよ」とね。
 

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