Team Perhapsの、だろ-だっ/で/に-だ-な-なら!

ときに前向き、ときには後ろ向き、横見て上見て下見て、ぐるっとまわって・・よくほぐれたかな?

時をかける少女

2006-08-30 22:19:14 | その他、見るもの
なんだかまだ帰ってこれない。そんな感じ。見終わってもうだいぶ時間経ってるし場所もかなり移動してるのに。なんか自分もマコトのタイムリープの世界に入り込んでそのまま戻ってこれないような、そんな感じが続いてます。

・・ってのが、見た日の感想です。

以下ネタバレ含みます。

なんだかチアキ気分にでもなったのかな、自分。見終わって渋谷のスクランブル交差点を渡るために信号待ちしてるとき、なぜだか、この人たちも自分も、いない交差点を想像してしまった。誰もいない昼間の渋谷。いや、そんなシーンはなかったけど、そしてチアキがいつの人なのかもわからないけど、戻ったときには今ここにいる人たちはみんなどこにも誰もいないんだな、とか思うこともあったんじゃないかと思うから。

今回は東京遠征のついでに見たので、『楽しくても帰らなきゃいけない』、そして『見たいもののためにわざわざここまで来た』感が自分に重なった部分もあるのかも。チアキは結局絵を見れずに帰ったけど、自分も今日はミュージカルの千秋楽公演の当日補助席の抽選に並んだものの、当選番号にかすりもせず(この記事は後日アップ予定。)見れなかったので・・・。

とすると、マコトに未来を託して(という言い方であってるかな?)帰ったチアキは、本当にマコトのこと好きだったんだなあ。自分だったら、そんなに相手の言葉、信じられるだろうか。絵の修復が終わるまで待ってる気がする。マコトの進路というか選んだ道も、作中では明かされずに終わってるけど、何を選んだのか、想像する余韻があって良かったと思いました。

余計なことだけど、エスカフローネ(テレビ版)を見たくなっちゃいました。あの走りっぷりといい、跳びっぷりといい、戸の開くところの効果音とか、音がなく空白のシーンの効果とか、あといろいろ何か。

おばさんは前作?の主人公のようですが、どんな恋をしたんでしょう。写真にはおばさんのほかに二人写ってましたが。それを知ってたら、マコトが最後にチアキに言った言葉、「うん、すぐ行く、走ってく」に、また違った深みを感じていたかもしれません。

今回は予備知識なしで行ったので、意外性がありました。えー?キーパーソン(?)はチアキの方かーー!とか、踏み切りで事故に合わなくてほっとしている横をさーっと自転車が過ぎていくところとか。

ねたばれ書いといて何ですが、余計な情報読まないで聞かないで見た方が絶対いいです。あまり期待しすぎないことも肝心です。大きく感動するときっていうのは、予想外の意外性を自分が感じることだと思うので。

もう一回みたいなあ。でも田舎じゃ上映してません。

渋谷の109横(裏?)の映画館で見ましたが、混み混みというほどではなかったです。ちなみに日曜の12:15の回でした。でも見終わったら次の回待ちの人がずら~っと並んでました。でも余裕があったと思いますよ。

マコトのおばさんの勤めてる博物館(美術館?)の大きな階段どっかで見たことあるけどどこだろう?と思ってたら、映画を見終わったらそのまま行こうと思ってた国立博物館のようですね。最後のクレジットに出てたので。で、そのまま行ったけれど本館(たぶん本館ですよね?)は見なかったので階段の確認はできず。次だな。

何も考えないで、もう一回映画館で見たいよう。

[N-N]

ダンス・オブ・ヴァンパイア8/26

2006-08-28 23:38:47 | ミュ~ジカルですから。
今日はマチソワしてきました。

・・細かいことはもう、どうでもいいです。ささいなことです、そんなの。

夜公演、最高!

もう、最後のほうにあるサラとアルフのデュエットに「夢のよう・・」って出てきますが、そんな感じです。

今日は泉見アルフレートと剱持サラの千秋楽でした。今まで自分は浦井・大塚組プッシュだったのでチケットもそちらしか考えてなかったのですが、今日の泉見さんの熱演を見ると、ああ、今日見れてすごく幸せだったなと思いました。あの情感たっぷりの歌を聴くと。

同じ劇場でも位置が違うと音楽の聞こえ方もまったく違うな、ということも再認識してきた一日でした。昼は一階上手のA席、夜は二階下手のB席。見え方が違うのは当然として、A席のほうが良いような気がしますが(値段的に言えば)、二階B席は傾斜がきついので、前の人があまり気になりません。最後列サイコー。(スポンジ風に。)
一階、中央はともかくとして、サイドブロックは千鳥配列になるとなお見にくいような気がしますが、そこは設計の妙で見えるようになってるんでしょうか。ナゾです。

さて、夜公演では、二人の楽ということもあってたくさんのアドリブがありました。詳しくは他の人のブログとリー君日記をご覧ください。なんかまだ夢見ごこちで、頭がなんかよく物事を思い出しません。

霊廟のシーンでアルフが教授に口答えしてみたり、ヘルベルトの入浴シーンで場内一周してきた後に、「最後だから聞いてみるけど」って何か尋ねられたりとか。よく聞こえなくて残念ーーー!どこかのブログに出てるかな?

クコール劇場も盛りだくさん!まずクコールとヴァンパイアダンサーさんがたくさん登場。ぱたぱたお掃除してると、なんとそこに教授とアルフ登場。これは駒田さんにとってもサプライズだったようです。
教授「トイレはどこ?」、クコール「トイレは二階、地下一階・・」(みたいな感じ)、場内爆笑。というのも、クコール劇場が始まる前に、トイレが増設された胸の場内アナウンスが入っていたからです。そのものまねなのでクコール声じゃなくて澄ました声なんですね。たぶんリー君日記にも動画アップされるだろうけど、この辺はちゃんと解説されているかな?
(後日注:その日のうちにアップされました。詳しくはそちらをご覧ください。)

教授「朝食は何時?」、クコール「八時でございます」、教授「付け合せは?」、アルフレート「ベーコンがいいな」、教授「わしはソーセージ、赤いの」・・といった感じのやりとりの後、二人ははけて行きました。二幕のクコールが朝食を準備したのに気付いてもらえないシーンで、「ばがぁぁ・・・っ」と走り去るところ、しっかりその手には魚肉ソーセージ(赤っぽい包装のやつ)が握られておりました。うまい。よく準備したなあ、サプライズなのに。

で、この二人で終わらずヘルベルトまで登場。女性ダンサーさんたちに囲まれるも追い払う。男性ダンサーさんたちは身の危険を感じて逃げて行きましたとさ。それを見て悔しがるヘルベルト、手に持ってるウサちゃん人形がかわいそうなことに・・。「父上~~~っ」って、やっぱり、バカ息子なんだ・・。

でも本当、格好いい。目立つキャラ・目立つ格好というのを差し引いても、とても綺麗な身のこなし。
自分は目が悪いんで、だいたいいつも人を顔でよりも姿勢や歩き方で誰だか認識するんです。だから、姿勢が良かったり身のこなしがすっきりしてるとか優雅だとかは、とてもポイントが高くなるわけです。吉野さんの場合、あの思い切った表情の変化とかもすごく良いと思います。遊び心も満載だし。・・って偉そうですか、自分。こんなことはとっくにたくさんの人が書いてますね、すみません。更に言えば、オネエ言葉じゃないのもミソだし、ちゃんと男声なのもいい。一人称が「私」とか「アタシ」じゃなくて「僕」だし。・・って、マニアックですか、自分。

話を戻すと、本当に皆さん、夜公演に気合入っているような気がしました。勇み足とかリキんでるとかじゃなくて、隅々まで大切にしようとするような感じ、そして持てる力を最高に高めて出した感じ。それを毎回するのがプロだろうと言われればそうかもしれませんが、それでも毎日なまものの舞台をやってるんだからそれが合わさるのは大変難しい事だろうと思います。夜公演は良い方向にすべてが働いて、素晴らしい公演になったのでしょう。そりゃ重箱の隅をつつけば何だって出てきます。でもそれがとてもささいなことだと思えるくらい、泉見アルフ(あんな歌をうたわれちゃ、サラだってきっとこころ動かされずにはいられないでしょう。けどサラはこのシーンにはいなくて聞いてないんですよね・・)を始めとして皆さん、本当に感情のこもったいい舞台でした。

ほおおおっ、と今でも温かいものが胸にこもってます。

何か、夜のほうが感受性が高い気がします。体調もあるんでしょうか。皆さんはどうですか?そんなことないですか?自分が「私は、夜型なので」なんでしょうか。

CD、この公演のを入れてほしかったな・・。

本当にいい公演で、余韻がずっと続いてます・・・。

さて夜公演を中心に書きましたが、明日27日は本当の千秋楽。浦井アルフ・大塚サラの千秋楽でもあります。

見たい。見たい。今日のを最高の思い出として明日を見ないという手もあるけど、やっぱり見たい。

というわけで並ぶぞー。当日補助席。10時半までに並べっていうことだけどどれくらい並ぶんだか・・。

(26日分を28日アップ)

[N-N]

マイ・ボス マイ・ヒーロー

2006-08-20 22:19:03 | その他、見るもの
今回は勝手に『マイ・ボス マイ・ヒーロー』について書きます。

一週間のテレビ視聴時間は約三時間半。そのうち約三時間は土曜日、しかも日テレ。世界一受けたい授業、マイ・ボス マイ・ヒーロー、エンタの神様と、なんとなく見てしまう。

マイ・ボス~は当初まったく見る気がなく、だから一回目は見ていないのだが、偶然見てしまった二回目からは毎週欠かさず見ている。

なんで自分でもこんなおばかなのがいいんだろう??とか思いながら見ている。

けど、はっきり言ってこれは傑作だと思う。「はっはっは~おもしれ~~こいつぁけっさくだ~~」のけっさくではなく(って、そういう意味の“けっさく”って古い言葉?落語とかに出てくる感じかも)、素晴らしいほうの意味である。いや、面白いって意味もたしかに含むけど。

 ふっきれた台本。
 
 ふっきれた演技。
 
 ふっきれた演出。
 
 ふっきれたその他。

そう、何事も中途半端はいけない。その点で、このドラマは完璧だと思う。褒めすぎかもしれないけど。

27歳の次期組長が17歳と偽って高校生活を送るなんてありえない。そのありえなさを逆手にとることによって作られたこの話はだから、例えくさいセリフが出てこようと、ありがちな展開になろうと、なんだか妙に納得できる。

すごく笑えたり、その中でもなんとなくしんみりしたり、メリハリも効いてる。
人を笑わせるということはとても難しいことだ、思う。笑いにもいろんな笑いがあって、その中でも明るくて面白くて楽しい笑いというのは難しいと思う。だからそういうのを書いたり、演じたりできる人を自分は尊敬する。

話を戻す。

プリン争奪戦だったり、球技大会だったり、なんでそんなもんに熱くなるんだ、と思うようなものに熱くなるのが青春時代。・・というか、そうあってほしいというのが、青春時代なのかもしれない。もちろんそれはいまから青春を迎える人が思うんじゃなくて、もう過ぎ去ってしまっている人が振り返るもの。桜ナントカが言ってた(ような気が。)、青春時代を生きてるっていう実感がない、ってやつ。当事者は実際そうだと思う。27歳の真喜男(マッキー)だからこそ、青春の価値に気付けたんじゃないだろうか。

さて昨日で第七話が終わり、続きが気になる今日この頃。・・って、予告を見ると毎回そうですが。
来週は24時間テレビで、ないので、再来週ですか。

マッキーの家の前まで来てしまった桜ナントカに正体はばれてしまうのか。それともごまかすのか。ごまかそうと思っても、本物の美喜男(ミッキー。カズじゃなくて)とばったり会ったりして。

・・と考え始めるときりがない。

 マッキーは高校を卒業して組を継げるのか。
 梅村さん、桜ナントカとはどうなるのか。
 鉄仮面(先生)は本当のマッキーを知ったらどうするのか。
 ミッキーは本当に次期組長を狙っているのか。
 黒井さんはミッキーに付くのか。
 カズが報われる日は来るのか(笑)。
 その他もろもろ。

本当にきりがない。

でも勝手に想像すると、きっと、真喜男は継がないと思う。継ぐには多くの喜怒哀楽を知りすぎてしまったんじゃなかろうか。そうすると実は狙ってるみたいな美喜男が継ぐ?・・それもないんじゃないかなあ。ああいうのは、兄貴っていう張り合いがあってこそのもんだと思ったりする。兄貴が放っぽり出したら、「なんで僕が兄さんの尻拭いをしなきゃいけないのさ」とか言いたくなるのが人情ってもんじゃ・・(笑)。もしくはすごく兄思いで、後腐れなく兄貴をカタギの世界に送り出してやるための演技だったりして。って、ドリーム見すぎですか。

黒井さんは美喜男に付くのか。今までの感じで行くと「付かない」になるが、ここは「付く」で、あえて予想してみたい。(次回にはすぐ結果出るけど。)
理由は、黒井さんが鉄仮面(百合子先生)を見たときの「美しい・・」。(美喜男の本意を知るため)美喜男に付いた黒井さんはボスの怒りを買うか、真喜男が継がないとなった時点で一緒にカタギになる。そしてアグネス学園教師になる!(注:すべて勝手な想像です。)真喜男の教育係もしていた黒井さんは、実は教員免許を持ってる、とか。あのままじゃ百合子先生には近付けないし。ドリーム2。

星野君(不良)と取り巻きその1その2の将来が気になる(何でだ。)ところだが・・怖い道には入らないでほしい。あの間の抜けたキャラのままで人生のんびり過ごしてほしい。

なんかきりがないな・・。

というわけで、最終回まで突っ走ってほしい。

ボス(市村さん)にも、そろそろあのはじけっぷりを見せてほしいなと思いつつ・・、このドラマではそんな役どころにならないのかなあ。

[L-N]

まだまだダンス・オブ・ヴァンパイアその4

2006-08-18 21:30:44 | ミュ~ジカルですから。
では続き。

なぜそんなにサラはお風呂好きなのか。

ネタバレで書きますので、未見の方はご遠慮ください。

(注)自分はトランシルバニアに行ったこともないし、歴史・文化もまったく知りません。知らずに書いてます。

お風呂といえばしずかちゃん、と思い出すくらい、(どれくらいだ)、サラはお風呂に入ってます。

それはなぜか、なぜなのか。このシーンにどんな意味があるのか。
勝手に考えてみました。


そこに風呂があるからさ
「どうして山に登るんですか」「そこに山があるからさ」。この話がどなたの話かは存じませんが、サラにとってはそういうものだとか?

サービスシーン
ヴァンパイアものになくてはならない(たぶん)、色気。いくつかのシーンに深読みすればそうかな、という感じのところもありますが、直接的な視覚に訴える形で出てくるのがこの入浴シーンである、と。

・・その割にすぱっと脱いじゃいますよね。(もちろん肌色のものは着てますが。)それで色気?と思われる方。その、すぱっ、てところがいいんです。アルフレートに出会って初めて恋(らしきもの)を知ったくらいのお嬢さんがいきなりしなを作って脱ぎ出したら、それこそ妖しくなってしまいます。妖しさはヘルベルトに任せておきましょう(笑)。健康的というか、気が強いというか、素朴?というかがその脱ぎっぷりには表れてると思います。・・それに、うちで風呂に入るときにそんなに恥らってなんて入りませんよ、・・たぶん。

まじめに考えると・・・
先にも書きましたが、自分はトランシルヴァニアに行ったことも調べたこともないので当時の様子はわかりません。わからないで書きます。

まず、トランシルヴァニア(というかサラのいる村)は水が豊富なところだったでしょうか。まあ、舞台の中は吹雪が吹いてるくらいですから、雪を溶かせば水はできます。でも燃料は?真冬は枯れ木も雪に埋もれてなかなか採ることができません。蓄えは、春が来るまではいくらあっても足りない思いでしょう。雪だって自然に溶けるほどの気温はないし、お風呂に使うお湯にまで温めるとなると、燃料の消費量も馬鹿になりません。

そして、サラの家は宿屋だけど、もしかするとあのアルフと教授の泊まる特選スイ~トルームの隣にしかお風呂はないのかもしれない。日本だって数百年前を考えればそんなもんです。個々の家に風呂なんて、お金持ちの家くらいだったのではないでしょうか。あとはたらいにお湯か水を張るか、川の水を使うか・・田舎なんてそんなものだったんではないでしょうかね。

もしそうだとすると、お風呂は嗜好品です。ぜいたく品です。水が貴重な地方かどうかは知りませんけど、電気がある時代でもなし、貴重な燃料を使って行うもの。宿屋だからあるけれど、どこにでも普通にある最低生活用品ではありません。あくまでそう仮定すると、なんとなく、サラの何かが見えてくるような気がしませんか?

いえ、そんな気がしないならあれなんですが、それはどこか観劇をする自分(や他の人も)に似ている部分があると思うのです。それが非日常に何かを求めるものであるのか、何かに対する憧れなのか、それは人それぞれであっても、どこか、観劇をするということはサラのお風呂とつながったものがあるような気がしてなりません。そうです。みんなみんな、サラなんです!


・・ってはずもないんですけど、勝手に書いてみました。

どうでもいいことですが、脱ぎっぷりに比べて「あ~あ~あ~」の歌は、どこか妖しいですよね。歌で誘惑するというセイレーンを思い出したりします。そうすると船乗りさんはアルフレートか・・。

ヘルベルトに引っかかったアルフも、別にあれがサラだと思ったわけではないと思うんですが、同じメロディが聞こえてきたらあれ?って思いますよね。(ちなみに、ウィーン版CDのヘルベルトは女性アルトのような声で歌ってます。)

ブログを読むとヘルベルトは更にパワーアップというか磨きがかかっているそうで・・、見たいなあ。綺麗な身のこなしを見たいなあ・・。

[D-L]

まだまだダンス・オブ・ヴァンパイアその3

2006-08-18 01:07:37 | ミュ~ジカルですから。
毎日のレポが簡単に読めるなんて、いい世の中になったもんだ。生で見る感動には遠く及ばなくても、「今日のあのシーンはどんな感じだったかな・・」と思ったときに、いろんな熱心な皆さんがブログで報告してくれてる。こちらは勝手にそれを読ませていただくだけの立場ですが、こんな深い意味があったんだ・・、と目から鱗が落ちたりすることもあったりして、とにかくブロガーさんのいい記事には感謝感謝です。

で、そんな素晴らしい記事が山にある中で、自分が行ってきたときのレポを書いてもあれなんで、キャスト及び役の感想をつらつら書いてみます。

ネタバレしています。

なお、7月29日の昼と夜しか見れてません。

その1。サラ(剱持たまきさん、大塚ちひろさん)について。

サラもアルフレートも、それぞれによいところがあるのが今回のWキャストだと思います。
見る前には、剱持さんはレ・ミゼラブルのコゼット、大塚さんにはシンデレラストーリーのシンデレラのイメージがありました。

サラの役では、剱持さんは美しい~~、大塚さんは可愛い~~、と思いました。

シンデレラストーリー(シンスト)について書いたブログが過去の一覧の中にあるんですが、そこで大塚さんのキラキラさがいい!!って書いたのは自分です。生(舞台)で見る彼女がいい。ギャオかなんかにショートストーリーの番組があって大塚さんが出てたんですが、画面で見るとあのきらきらっとした感じが出てなくて残念に思ったので・・。

サラの役を演じてるときにそんなにきらきらしてたっけ?とも(実は若干)思ったんですが、健康的というか、変ないやらしさがないというか、日の光をたっぷり浴びて育ちました、というような感じが、伯爵の欲望(なかなか手に入らないものを手に入れたいということ)につながったのかな、とも思いました。そんなサラだなと思いました。それに血の成分もしっかりしてそう(笑)。

お城でお風呂に入っていてアルフレートに見つけられるシーンの「あらあんた」、の、そっけなさが自然な感じ。こいつもキープしておこうみたいな打算がなくていい。って、そういう役なんですが。

最後のほうの、城から逃げてきた後のアルフとのデュエット、「も~っと自由な~世界が~」って歌うところの口を大きく開けた歌い方が、生えてきた牙のアピールなのか、牙が邪魔で歌いにくいのか、わかりませんが、あの長調な感じが好きなんです。

・・なんか大塚さんばんざいみたいな記事になってますね。
剱持さんのを見た回は2階の後ろのほうだったんで、よく見えなかったんですよう。

オペラグラスを通して見えた感じでは、剱持さんは細身の美人さん。あのチラシとかHPとかの絵の後姿は彼女ですね(代役じゃない限り)。

前にも書きましたが、初めて観劇するときには、ストーリーの把握で精一杯なので楽しむというところまでいかないんです。なので剱持さんについては、美しい・・としか・・見れてませんでした。ご贔屓の方すみません。

なんとなくですが、剱持さんは陰のサラ、大塚さんは陽のサラだと自分的には思いました。
逆転するところももちろんあるんですが、ヴァンパイアになった後、

・すごく馴染んで、太陽を忘れる・村にいたころの生活を忘れる、くらいなのが剱持サラ

・夜の世界に身を置くんだけど、なんかやっぱり太陽の下の生活もそれはそれでいいかも、なのが大塚サラ

と、勝手に思ってしまいました。
次に見たときは違う感想を持つのでしょうか。

サラの役は自分中心な役。赤いドレスを伯爵に贈られて、

「この姿を見ればお父さんも驚くわ~」

って感じのセリフ、シャガール(父)が後先省みず妻の止めるのを振り切ってサラを助けようと飛び出して行くシーンに思わず涙してしまった自分としては、こんな娘に育ってしまって・・・、と思いましたよ。

で、サラは何でそんなにお風呂好きなのか。

・・長くなってきたんでそれは次にでも。

[D-L]

時をかける少女

2006-08-15 00:26:39 | その他、見るもの
現在公開中の映画「時をかける少女」が実は気になっています。

この前の東京遠征の折(ダンス・オブ・ヴァンパイアを見に行ったとき)、あいた時間に見れるかなと思って場所や時間などをチェックして行ったのですが、結局他のものを見てしまいました。ちょっと新宿が遠かった・・。

あの公式HPの跳んでいる絵が気に入って、レビューもちらっと、ネタバレは嫌なのであくまでもちらっと見た限りではいい感じみたいだし。それで行ってみようかなという気になった。

じわじわとうわさは広がっているようで、少しずつ上映館が増えてきているみたいです。

前作、というのかどうかは知らないけど、昔、同名で実写の映画かドラマがあったようで、そういえば、なんか歌を聴いたことがあるようなないような・・。それをもじったCMですか、「お湯かけ~て、お湯かけ~て~~」ってのは。

いつか見れる日が来るだろうか。そりゃDVDになれば見れるとは思うけど、やっぱり映画館で見るほうがいい。見てないので何ともいえないが、きっと、空気とか雰囲気とか、映画館だと集中というか浸ることができると思うから。まあ、映画館でもうるさかったり気が散る原因があると台無しってのは、観劇と同じですね。

さっき、跳んでいる絵、と言いました。

自分がいちばん好きな跳んでる画面は、アニメで恐縮ですが、天空のエスカフローネの主人公ひとみが大きくジャンプする絵です。

ご存じない方は何のことだかさっぱりだと思いますが、結構はじめのほうの話で、敵基地に飛び移ろうと陸上選手でもある足を生かして、大きくジャンプするんです。着地のシーンも良くて・・音楽と合ってて、とても印象的なシーンでした。

・・ってのを思い出しました。懐かしい。

いつか見れるかなあ・・。

[D-L]

ダンス オブ ヴァンパイアその2

2006-08-11 23:41:21 | ミュ~ジカルですから。
急激にダンス・オブ・ヴァンパイア関連のブログ更新数(検索結果)が伸びてます!
そりゃそうでしょう。自分も公式HP見たときは「おおおーーー」って感じで拍手してしまいました。

祝CD化決定。

しかしもう録ってしまった、っていつの間に・・。
CDやDVDを録るときは、よくわかんないけど機器を置くスペースを設けたりする必要があって、チケットを売り出してしまってからじゃだめなのかと思ってました。

ハイライト版でディスク1・・一幕(浦井・大塚さん)とディスク2・・二幕(泉見・剱持さん)で、各ディスクの末尾に違うほうのキャストのトラックがつくそうです。Wキャストの組み合わせは4通りあり、それぞれに支持者がいるようなので妥当なところでしょう。何種類も出すと購入者も割れちゃいますし。

そうかー。CDになるのかー。

たぶん削られるところがあれば、あれも入ってれば良かったのにーー、とか思うんでしょうが、さて、どうなりますでしょうか。

ちなみにウィーン版のCDはハイライトじゃない二枚組です。ボーナストラックがなければ入る長さのようですね。
ま、一枚で二度おいしい、と。今回のハイライト版についてはそう思うことにします。

・・というか、すでに買う気のようです。

それにしても、リー君の予想CDジャケット・・ここまでして大丈夫ですか?それはヘルベルトのページもか・・。
ウエルカ~ムでもじょう~ず~~でもいいので、そのシーンは入れてほしいな。

それから、教授の歌に挑戦するぞーー。コペルニクス、アルキメデス。

ボケ防止に。

[D-L]

ダンス オブ ヴァンパイア感想1

2006-08-09 00:23:05 | ミュ~ジカルですから。
原作の映画を見ていないので、ストーリーの再現度等はわかりません。

歌ありダンスあり笑いあり涙あり・・って、感想は人それぞれだとは思いますが、良く言えば内容多彩な欲ばりミュージカル、悪く言えば帯に短したすきに長し、でしょうか。

ミュージカルっていうジャンルで括っても、歌中心のものもあれば踊り中心のものがあったり演技中心のものもあるし、喜劇もあれば悲劇もあってそのどっちでもないのもあって、テンポのよさが売りだったりまったりさ加減がいい感じのものもあって、どういう傾向のものが好きかはまさに人それぞれでしょう。

何が言いたいのかわからない、という感想もよく見ます。でも、噛んで含めたようなくどいのが好きな人もいれば、本体あっさりで余韻が好きな人もいるし、脳内補完が好きな人もいたりして(笑)、それこそ多彩です。

そもそも何かを言いたくて作った映画&ミュージカルなのか・・。別にこれに限ったことではありませんが。それは原作者や演出家等々のコメントでも読まないとわからないものの、あんまり押し付けがましく「これが言いたいんじゃーー!」と主張されても、引きます。少なくとも自分は。・・って、あれ?脳内補完の気(け)あり?

自分的にはなかなかいろいろと面白いミュージカルだと思いました。二回目に見たときは。

とはいえ、ダンス・オブの場合、シーンごとが上手いのに、そのつなぎが上手くいってないようには思いました。ナンバーとナンバーの間とでもいうんでしょうか。その空気があれなのか、台本の作り自体がそうなのか、演出がそうなのか、語るほどの回数を見れてませんけど。
でも映画とかテレビとかだって、そんなもんな気もします。


ダンスより歌派なので(アンサンブルの群舞は好きです)、歌について。

音程が外れてる、というのと、外して歌ってる、の差は何なんでしょうか。

外国語版のミュージカルCDを聞いてて思うのは(ってほどたくさんも聞いてませんが)、日本人は音程に合わせよう・合わせないとだめだ、っていう真面目さが演者にも観客にもあるんじゃないかということ。そりゃアンサンブルが外すと聞いてられないし、役付きの人も決めるところで決められないんじゃ話になりません。けれどどこまでが役作りの上で外しているのか、正直いって自分にはわかりません。外国のCDを聞いてると余計わかりません。わからない程度の自分がブログなんかで適当なことを書く世の中になったというのが一番恐ろしかったりもするんですが。

音が合ってない、という書き込みが結構あった役の歌、自分は普通にうまく歌ってると思って聞けたので、こんなことを書いてしまいました。

奥歯にもののはさまったような言い方ですみません。

おかしいなあ。なかなか感想に入らない。また先送りか・・。

ネタバレでひとつ。ネタバレ不可の方は読まないでください。




最後、教授が人類は勝った!ってな感じに確信するけど、教授以外の人はみんなヴァンパイアになってしまう。教授はだけは噛まれなかったのか?あれ、でも終演後のロビーの肖像画は教授にも牙が生えてるんですけど・・?・・ってやつ。

これ、自分的には、教授は人間というか人そのものみたいなものじゃないかと思っています。自分は正しいとか、達成感を味わったりとか、進んで行くんだけれど、ぜんぜん気づかないうちに周りはみんな違うもので染まってしまっている。それに気づくのは自分もそれに染まってしまってから。という感じかな、と。
逆に、狼に殺されてしまうクコールは、そういう面でも『人』の中に混ぜてもらえなかったということではないでしょうか。

ああもう、この文じゃ何を言ってるかちっとも伝わりませんね。
あとは脳内補完でお願いします

[D-L]

ダンス オブ ヴァンパイア

2006-08-06 18:02:12 | ミュ~ジカルですから。
ブログ再開のきっかけは、現在公演中の「ダンス オブ ヴァンパイア」。
実際に観劇したのは7月29日のみ。田舎もんだからそうそう行けないのだ。電車・宿泊代で何度舞台が見れることか・・。

とか言いつつ、夜公演だけのつもりが、直前になって昼公演も追加購入。
他の方のブログで感想などを見ると、「微妙」「ストーリーがいまいち」などなど、まさに“微妙”なのが多くてはじめはあんまり期待してなかった。

それがどうして追加購入に至ったかというと、公式HPのブログが良かったから。コウモリのリー君がいろいろ案内してくれるものが、写真あり、動画あり、かゆいところに結構手が届いてる感じで、つい見てしまう。見てると、舞台も見たくなってしまう・・。

プラス、皆さんのブログ。今日の公演はこうだった、とか、ここではあのキャストがこうしてる、とか、これはこういう意味だ、とか、読んでるうちに見たくなる。ブログに限らずだけど、他人の意見で新たに自分の心が掘り起こされるってことはあるものだ。

記者発表のときのアンサンブルが歌ってるやつはあんまりうまくなくて期待できないかな・・と思ったのが偽ざらぬ感想だった。でも、公演は始まってから調子が出てくるのが多いので(特に帝劇のはそう思うんですが気のせいですか?)、一ヶ月ほど経ってる時期なら大丈夫かなと思って観劇決行。

行ってよかった。

29日昼は2階A席後方。夜は1階S席前方。行って帰るほど違う席です。
初見が2階というのは良かったかも。何せ自分の場合、初見はストーリー等を追ってるうちに過ぎてしまって、「これって、面白かったのかな・・微妙。」で終わりがちになってしまうので。(エリザベートも初めて見たときは、「これ何?嫁姑争い劇?」とか思ってしまった。曲もメロディや歌い方を楽しむよりまず、歌詞の意味の把握が先に来ちゃうから。)2回目は、要所要所ポイントを外さず、またそれ以外を詳細に見れたりしてじっくり楽しめるってもんです。それが前のほうでできたのはよかった。

感想はまた改めて。

ウィーン版(通常版とハイライト版)ともうひとつ版のCDが1階ロビーの売店で売られている。アマゾンとかで取り寄せに3~5週間かかるって書いてあったので、自分はその売店で買うと決めていた。
観劇予定の方はそこで買ってもいいかも。ただし、定価販売で、通常版(2枚組)は6,300円。ハイライト版はもちろん全曲じゃないし、曲がコンパクトになってたり、アルフレート・ヘルベルトのデュエット(なのか?ヘルベルトの入浴シーンの曲)が入ってなかったりするそう。どっちをとるかは好み次第でしょうか。

うちに帰ってからCDを聴いてると、また見たくなる。見たい、見たい・・。・・自分暗示をかけてるみたい。

ただ、これはウィーン版CDのネタバレだが、最後のほうの舞踏会シーンで伯爵がサラの血を吸った後の喜びの声が、獣の遠吠えのようになってるのが、不満だーーー。(エンタのぞくしードール風に。)
せっかくダンディ+理知の人って感じだったのに。本性を現したらこんなオヤジ+ケダモノふうな感じなのか・・。
でも他の人が聴いたら違う感想を持つのかも。

次はこのミュージカルの原作、ポランスキーの吸血鬼を見てみたい。DVDは定価で1000円以下で出ているようです。

[D-L]