6月25日の日経新聞の別冊「NIKKEI」プラス1の20面「おんなvsをんな」に
「逃げ場」という記事がのっていました。
この「おんなvsおんな」というのは、30代の既婚と未婚が同じテーマを元に、交代で論じるのですが、今回は既婚30代働く女性の話で、
なんと私がこのブログでかいた「気になった一言」(←色文字をクリックしてください)と似たような話がのっていました。
きゃーっ。わたしってすごい!!(自惚れ)
内容はこんな感じです。
- 「でもいいじゃないですか。あなたは結婚しているんだから」という、未婚の同僚の一言で片付けられてしまう。
- 読者調査でも「既婚者は家庭という逃げ場があってうらやましいという意見が多い。
- 家事や育児という荷を背負いながら仕事をして、正直大変なのに、悩みを見せた瞬間「いざとなれば仕事は辞められるじゃない」で片付けられる。身もふたもない。
記事の中には
『「頭が痛い」といっているのに「あなたはお金があるからいいじゃない」と返される感じ』とありました。
私が「気になった一言」のブログでいいたかったのは、まさにこれです。これなのです!!
既婚でお子さんがいて仕事もバリバリこなしていた先輩に、
「○○さんはいいな。家庭があって、仕事で辛いことがあっても、心のよりどころがあるじゃないですか」と、心無い言葉をぶつけてしまったことがありました。
今思うと、何も理解していなかったくせに、
本当にヒドイことを言ってしまったと、心から反省しています。
当時、仕事が辛くて辛くて、その先輩の気持ちを思いやる
余裕がなかったんですね。
そして、実は、その先輩がとてもうらやましかった…。
私にはないものを、たくさん持っている、と。
その先輩は、その時、何も言わず、黙っていました。
「何もわかってないくせに」と、悔しかったのだと思います。
あああ。大反省…。今まで気がつかなかったなんて…。
かくいう、私も未婚期間が長かったので、結婚して働いている女性が、なにもかもを持っている気がして、
うらやましかったことがありました。
自分がなってみて、確かに手に入れたものも大きかったですが、その分悩みが増したというのは、
今になってわかったことです。
多分、私に対して「気になった一言」を言った男性同僚達も、
そういう意味では罪悪感もなくて、もしかして半分うらやましかったのかもしれません。
だから私は「傷ついた」というよりも、「わかって欲しい」という気持ちが強かったのです。
「それとこれは別次元」っていうんでしょうか。
彼らもきっといつかわかると思いたいし、
これからは、自分も「相手の立場を考えた上で、発言しよう」と思いました。
違う立場の人を思いやる気持ちって大事ですよね。