だけど、本が好き。

めざせ、自己形成のための150冊!
未読本ばかりが積み重なって行く日々。
読書の記録と感想ついて綴っていきます。

2冊目 ポール・ギャリコ「トマシーナ」

2010年07月14日 | めざせ150冊



え?
ポール・ギャリコの「トマシーナ」は児童文学でファンタジーだって?

まあまあ、一概にそうとは言い切れないさ。
私は彼の「ジェニィ」も「トマシーナ」も名作だと思ってるし、精神的緊張を伴う本だと思う。

ただ面白いだけじゃないのさ。
わくわくしながら、はらはらしながら、最後はあたたかな気持ちになる。

物語のあらましはこうだ。

幼い頃に母をなくした少女メアリ・ルーは、トマシーナというメス猫をそれはそれは可愛がっていた。二人は常に一緒。父親が嫉妬するくらいに。

神も人も信じられなくなって、もはや希望は娘だけの冷酷無比な父親マクデューィ氏は、ある日具合の悪くなってしまったトマシーナを安楽死させてしまう。

トマシーナを目前で殺されたメアリ・ルーは、それ以来心を閉ざしてしまい・・・

森の魔女と呼ばれているローリが、二人の心を溶かしていく。


目で見えないものを信じる大切さを楽しく教えてくれる本だ。



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