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ロータリーの理念とは

2005年01月26日 03時24分32秒 | 塾長の日記
ロータリークラブは1905年2月23日に米国シカゴで4人の青年実業家(中小零細企業のオーナー)が初例会を行った日を創立とし、もうすぐ創立100周年を迎える職業奉仕を原点に奉仕活動を行っております。入会資格には、色々ありますが第1は「世の有用な職業についている」また、その目的を受け入れられる資質のある成人であれば入会が可能であります。
その例会では30分程度の卓話という時間があり、所属クラブでお話した内容を一部ご披露します。

ロータリーの目的「奉仕の理想」の事は、いつも考えて戴きたいことであります。活動には例会内活動・例会外活動(入りて学び、出でて奉仕する。)ロータリー理念(理想)を学び、実践しないならば、親睦・奉仕団体にすぎず、何の魅力も感じられなくなることでしょう。ただ、会員増強・拡大のための規定を緩やかに、出席や裁量権のある1業種1人からの後退(もっともらしい理由はあるが)等、「たがが緩んでいる」と言う表現をされるかたもいらっしゃいます。


ロータリーの奉仕の理想(理念・哲学)とは下記2つのモットーですが、2項は世界のロータリアン、特にイギリスでは根強くprofit=利益に反発し、RIの理事会も規定審議会を経ず、Heが性限定用語だと言う表向きの理由でこの職業奉仕のモットーを廃止しようという動き(特に2001年~)が強まっております。2004年の審議会で、日本人理事の活躍で過去の歴史的な決議は残そうと言う決議で残ったものであります。ロータリーに魅力を感じなくなることも、目的を忘れた奉仕活動に由来する点もあることでしょう。将来有望なロータリアン育成にはロータリーの目的(綱領)は、会員増強時に対象者にはご説明して頂きたいことです。ただ、人数を増やすだけではロータリアンは増強できない。
全世界的には、「Service above self」だけがモットーだと思っているロータリアンが多いことも認識しておく必要があります。

卓話でお話させて頂きましたロータリアンの資格及び、目的(綱領)で述べられている職業奉仕が、無視され金銭的な奉仕傾向に傾いているような気がしております。ロータリーと聞かれたらその対象がRI、クラブ、ロータリアンと色々ありますが、「ロータリー理念(哲学)」を思い巡らす機会をお持ち下さい。

1.Service above self(超我の奉仕)とは・・・奉仕の哲学
自分の存在を認めながら、他人のために奉仕をしなさいと言うことです。
人道主義的な見地から、困っている人、病める人、飢える人、そういう人たちに対してボランティア活動として奉仕活動をしなさい。

ちなみに、1911年のコリンズの「Service,not self」は、当時、クラブ内で行われていたクラブ会員だけに限定した相互取り引きを止めて、それをロータリアン以外の一般の社会の人にも広げなさいと言う意味で、Service above selfの基本になったことばでないことをご理解しておいてください。どちらかと言うとHe profits・・・に近い内容でしょう。

2.He profits most who serves best(They profit most who serve best)(最もよく奉仕するものは、最も多く報いられる。)・・・実践理論
私たちは事業を営むことで利益を得ております。しかし、その利益は、決して自分ひとりで得た利益ではありません。一生懸命働いてくれている従業員、注文通りの品物を納めてくれる下請けの業者や問屋、そういった人々のおかげで自分の企業が利益を得ている。また、自分の店から物を買ってくれるお客さんのおかげでもありますし、その企業がその町の中で普遍的に事業が行えるのは同業者がいるおかげです。従って、自分が恩恵を受けていると考えられる人すべてに、自分が得たprofitsを適正にシェアをしながら事業を営えば、必ずあなたの事業は発展しますよという職業理論である。

次の機会があればロータリーで用いられる「service」について考えたいものです。

ロータリー情報地区委員
杉田 博
2650地区大和高田ロータリークラブ

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