昭和18年11月6日 山本周五郎
「戦中日記」の一文に
朝、西郊を歩く、虎杖の種子を噛む、
甘し、
野菊の花びら
また甘し
端の鉄橋の手前に
蕨の叢生を発見す、
春には採りに行くべし。
とあります。
花材としてしかイタドリにお目にかかることがなく、
虎杖が自生している姿というものを
見たことも食したこともない私には、
イタドリに含まれるビタミンCやクエン酸などの成分から
酸っぱいものと思っていましたが、
どうやら種子は甘いよう。
新芽や柔らかな茎葉は酢の物、サラダ、天ぷらなどに。
酸味を利用するには
① 葉の出始めたところから切り落とす
② 皮を剥いで2日ほど水に晒す
③ 細くカットする
④ 砂糖をまぶす
⑤ 10分位経過すると酢が滲み出てくる
この滲み出た酢を酢の物など好みにアレンジレシピして下さい。
また
根は利尿作用、便秘などに。
葉には抗癌作用もあるようですが、
その葉にはシュウ酸を多く含んでいますから、
充分にシュウ酸を取り除く必要がありますので
普通に頂く際にもご注意を。
もしかしたら、
山本周五郎先生の日記の頃の
死を直視し
毎日が恐怖にさいなまされなければならない
とても大変な時代とは異なり
今だったら、
イタドリって甘酸っぱい記憶の中のもの・・・
と似ている味なのかも。
「戦中日記」の一文に
朝、西郊を歩く、虎杖の種子を噛む、
甘し、
野菊の花びら
また甘し
端の鉄橋の手前に
蕨の叢生を発見す、
春には採りに行くべし。
とあります。
花材としてしかイタドリにお目にかかることがなく、
虎杖が自生している姿というものを
見たことも食したこともない私には、
イタドリに含まれるビタミンCやクエン酸などの成分から
酸っぱいものと思っていましたが、
どうやら種子は甘いよう。
新芽や柔らかな茎葉は酢の物、サラダ、天ぷらなどに。
酸味を利用するには
① 葉の出始めたところから切り落とす
② 皮を剥いで2日ほど水に晒す
③ 細くカットする
④ 砂糖をまぶす
⑤ 10分位経過すると酢が滲み出てくる
この滲み出た酢を酢の物など好みにアレンジレシピして下さい。
また
根は利尿作用、便秘などに。
葉には抗癌作用もあるようですが、
その葉にはシュウ酸を多く含んでいますから、
充分にシュウ酸を取り除く必要がありますので
普通に頂く際にもご注意を。
もしかしたら、
山本周五郎先生の日記の頃の
死を直視し
毎日が恐怖にさいなまされなければならない
とても大変な時代とは異なり
今だったら、
イタドリって甘酸っぱい記憶の中のもの・・・
と似ている味なのかも。