中小企業の人材育成と教育 ~キャリアコンサルティング 

中小企業の組織作りには「人財」をどう育てるかが鍵。経営者かつ指導者として、中小企業経営者の為の人材育成法とは。

社員教育・ケースワークの重要性

2007-03-15 | 人材育成
新しいスタッフを迎える会社が多い時期となりました。
最も「社員教育」に時間を費やすべき時期といえます。
先日、友人講師を招き、マナー関連のセミナーを行いました。
サブとして控えに回った私は、スタッフ各員の表情や反応を
つぶさに観察します。
緊張のせいか、最初は硬い表情だった彼らが、
大きな反応を示したのは、「ロールプレーイング」。
事前にリサーチしておいた、事業所の問題点を、実際に課題として、
提示します。いわゆるケースワークです。
「こんな時、困るよなぁ」「こんな時はどうしたらいいのですか?」
質問を始め、様々な反応で会場が活気づきます。
それぞれが意見を出し合い、答えがでない場合は、考え方のヒントを
投げかけます。テクニックが不足している場合は、教示します。
「ほう」「そうかぁ」
納得した表情で、うなずく彼らが、大きな気づきを得た、
一番大事な瞬間です。
彼らの成長の手ごたえを感じる嬉しい瞬間でもあります。

しかし簡単に答えが出せない問題もあります。
それでも「判断基準(考え方の道筋)」を全員で共有することで、
解決へ導くことは可能なはずです。
それらを討論することを次回のテーマにすると約束してきました。
身に着けた「テクニック」が「スキル」として活用できるよう、
彼らの成長が楽しみです。