中小企業の人材育成と教育 ~キャリアコンサルティング 

中小企業の組織作りには「人財」をどう育てるかが鍵。経営者かつ指導者として、中小企業経営者の為の人材育成法とは。

人材育成 「やる気をださせる」問題行動の指摘の仕方

2007-04-24 | 人材育成
今年の桜は予想以上に長く楽しめましたね。ここ兵庫県でも少し山の方に
向かうと、ちりぞめながらも、桜の眺めを楽しめます。
ハイキングパーティーを横目に、桜のシーズンに入社した
フレッシュな「若葉マークのスタッフ研修(新人研修)」に向かいました。

こういった人材育成を含め、労務管理のコンサルティングをしていると、
経営者である社長からのスタッフに対する不満や、悩みを
数多く伺います。
経営者であれば感じる最もな着眼点です。

しかし、これをスタッフ側の視点から見てみると、こういった
「欠点」に本人が全く気づいていない場合が少なくありません。
故意に「やらない」のであれば、別の対策が必要ですが、
まったく無意識のままに「問題行動」をとっているとすれば、
比較的簡単に修正できる事例が多いのです。

そのコツは、「知らないだけ」なのですから、「知らせてあげる」
ことです。

それでも多くの社長や先輩スタッフは「どうやって知らせるのよ?!」
と悩みます。言えなくて、ストレスを抱えてしまうこともありますし、
「あなたはここがいけない」とか「これができていない」、
「こうしちゃダメでしょ!」などの禁止や否定表現で、指摘をしてしまいます。
流れる、気まずい雰囲気・・・。
受け止める側は、「自分が否定されたような」気がして、
素直に受け入れられません。緊張しがちな新人スタッフなら、
なおさらです。

「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」
その視点でアドバイスを加えてあげると、効果的です。

「愛ある言葉」を「天国言葉」と言い換えたのは、
斉藤一人さんだったでしょうか。
相手が伸びる方向を示して愛情をもった表現で、
スタッフを育成していきたいものですね。