セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wii『コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ』 インプレッション

2011年03月28日 12時31分21秒 | 【旧】購入・レビュー話


コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ
対応ハード : Wii
開発・発売元 : ハドソン
発売日 : 2009/08/06
希望小売価格 : 5,040円(税込)
ジャンル : ボールころがし迷路ゲーム
プレイ人数 : 1~4人
使用コントローラ : Wiiリモコン・ヌンチャク・バランスWiiボード
通信機能 : Wiiコネクト24対応・ランキング対応
CERO : A(全年齢対象)

◆参考データ--------------------------◆
購入価格 : 2,249円(中古)
プレイ時間 : 約5時間半
プレイ内容 :
 ステージを100個ほどクリア(バランスWiiボードでも体験)
 2人同時プレイも体験
 ステージ作成も簡単に体験
◆-----------------------------------◆


●= ステージを傾けて転がして、様々な世界を駆け巡ろう! =●
今作は、Wiiのロンチタイトル(本体と同日発売)だった『コロリンパ』の続編タイトルです。
Wiiリモコンを傾けてボールを転がす直感操作はそのままに、ボリュームアップ!さらに、バランスWiiボード専用ステージが楽しめたり、ステージを作成したりもできます。

一通りのモードは全て体験し、2人同時プレイもしてみました。
評価は、今回きりとさせていただきます。


●= ルール説明 =●
ステージを傾けて、ボールを転がしていきます。
ステージ上にあるオレンジ色のクリスタルを全て獲得した後、ゴール地点までボールを運ぶとステージクリアです。
ステージの外に落下してしまう、もしくは全てのクリスタルを獲得していないのにゴール地点にたどり着いてしまうと、最初から(もしくはチェックポイントから)やり直しです。

◆-- 操作方法 --◆
Wiiリモコンを傾ける … ステージを傾ける
Aボタンまたは2ボタン … リトライ
Bボタンまたは1ボタン … メニュー画面を開く

Wiiリモコンは、縦持ちと横持ちのどちらでも楽しめます。(オプションで変更可能)
また、バランスWiiボード専用ステージでは、バランスWiiボードに乗って操作できます。重心を傾けたほうに、ステージが傾きます。
※バランスWiiボード専用ステージは、Wiiリモコンでもプレイできますがスコアは残りません。


●= モード紹介 =●
◆-- ワールドMAP --◆
ワールドMAPへと移動します。基本、ここからストーリーを進めていくことになります。
ワールドMAPのステージを次々とクリアしていきましょう。

◆-- フリーモード --◆
好きなステージを選択してプレイできます。最大4人で同時プレイすることもできます。
ここでは、ワールドMAPで登場するステージが、最初から全てプレイできます。(例外あり)

◆-- チュートリアル --◆
慣れていない人は、まずここからどうぞ。

◆-- オプション --◆
様々な設定ができます。
また、オプションの中には「ランキング」というものもあります。ランキング専用のステージ(全10ステージ)をプレイし、Wi-Fiコネクションに接続することで、その成績をオンラインのランキングに登録することができます。

◆-- ガラクタこうじょう --◆
自由にステージを作成することが出来ます。最大で20ステージまで作成でき、Wiiフレンドにデータをプレゼントすることもできます。
※操作はヌンチャクスタイル(Wiiリモコン+ヌンチャク)になります。

また、ステージクリアして集めた素材を使って「合成」ができます。
ステージ作成に使える新しいパーツが手に入ったりします。


●= partygameの評価 =●…84点(100点満点)
色々とパワーアップしています

=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

|-- ボリュームがパワーアップ --|
前作は50ステージ+α+ミラーステージ(反転)くらいのものだったので何となく物足りない印象でしたが、今回はボリュームたっぷり。本編だけでも倍以上のステージが収録されていますし、バランスWiiボード専用ステージも全100ステージ。そしてステージの作成も出来るということで…至れり尽くせりです。
バランスWiiボードの操作も、概ね良好でした。

|-- 見た目やギミックもパワーアップ --|
全体的に表現力も上がっています。背景やステージの飾りなどもそうですし、ギミックも色々と奇想天外で驚きのあるものが増えており、素直に面白いと思いました。
前作に登場したギミックもありますが、「大砲」で飛んでいく方向が点線で表示されるようになったので、分かりやすくなりました。

|-- ×難易度もパワーアップ(?) --|
前作でもかなり難易度が高かったのですが、今回、間違いなく前作より難しくなっています(笑)
一部のステージでは、理不尽に感じるポイントもありまして…さすがにこれは、やりすぎな気がしました。
私はそれなりにWiiリモコンを使い慣れているので良かったですが、Wiiリモコンをまだ使い慣れていなかったり、3Dアクションがそもそも苦手な人は、本当に容赦ない難易度にイライラすると思います。

この作品は本当に90度以上傾けるステージとかもあったりして、それが面白いんですが…カメラ視点が変わらないので、位置関係が把握しにくいことが多いのもまた事実でして。
こういう作品こそ、3DSで3D立体視にするとプレイしやすくなりそうな気がしました。

|-- △カメラ位置がちょっと下がった? --|
前作と比べて、カメラの位置が前作より若干下に下がっているように思いました。
かなり奥のほうまで見えるようになったんですが、反面、奥側にステージを傾けた時に、カメラに対してステージが真横から見た位置になるので、ステージの構造がほとんど目視できなくなります。わりと不便です。
カメラ視点は、前作くらいでちょうど良かったように思いました。

|-- △その他、細々と --|
・ワールドMAPのステージを攻略していくと、中盤あたりで乗り物を作らないといけません。そこで、特定のステージへ行ってアイテムを獲得→合成して乗り物を作るという工程が入ります。しかも、そのステージは本来「おまけ」と言われているステージで…全然「おまけ」じゃない!って話です(笑)
まあ、単にストーリーに沿ってステージを攻略していくと思えば別になんてことがないですが、ちょっと蛇足な感じがしなくもないです。

・フリーモードにて、1人プレイではステージクリア時に「つぎにすすむ」を選択すると、続けて次のステージに挑戦できます。
しかし、マルチプレイではその選択項目がなくて、いちいちステージ選択画面に戻らないといけません。なぜそんな差があるのかが気になりました。

・今回「アンソニー」というアリンコちゃんが絡んでくるストーリーがありますが、ストーリーはあってないようなものだと思ってください。

◆-- 総評 --◆
根本的なゲームシステムは前作ですでに完成されており、今回は順当にボリュームアップしたという印象でした。
あくまで個人的にですが、感覚的な面白さは昨今の『スーパーモンキーボール』シリーズよりも上だと思います。

システム的には充分「隠れた名作」と言えるんですが…とにかく難易度が高いので、そのせいで万人向けとも言えず。
単純操作で歯ごたえのあるアクションを楽しみたい人は是非!という感じですが、苦手意識のある人は素でクリアできない可能性が高いです。そこはご容赦のうえ、購入を検討してみてください。


関連記事:
Wii『コロリンパ』 インプレッション(2009/10/05)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週発売のゲーム 2011/03/31 | トップ | 今日のゲーム情報 2011/03/28 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事