『レイトン教授と永遠の歌姫』
監督: 橋本昌和
企画・プロデュース・ストーリー原案: 日野晃博
プロデューサー: 臼杵照裕、岡田有正、山内章弘、堀川憲司、奥野敏聡、大村信、高瀬一郎
エグゼクティブプロデューサー: 濱名一哉、久保雅一
原作: レベルファイブ
脚本: 松井亜弥
キャラクターデザイン原案: 長野拓造
総作画監督: 杉光登
音楽: 西浦智仁
製作国: 2009年日本映画
上映時間: 1時間40分
配給: 東宝
●永遠の命を巡るナゾトキゲームへようこそ…
今作は、DSで展開している『レイトン教授』シリーズの初映画作品です。
先月に発売された『レイトン教授と魔神の笛』の直後のお話で、レイトンとルークが協力して挑む、初めての事件でもあります。もちろん、魔神の笛で出てきたキャラクターも色々登場します。
レイトン教授のもとに、元教え子でオペラ歌手のジェニスという女性から手紙が届きます。そこには、行方不明になっていた友人が、「永遠の命をもらった」と言う少女となって現れたという不思議な出来事が書かれていました。このナゾを探るべく、弟子のルークと助手のレミを連れて、ジェニスが歌声を披露するクラウン・ペトーネ劇場へ向かいます。
しかし、その劇場でレイトン達は、ある者による「永遠の命」を賭けたナゾトキゲームに巻き込まれ、挑戦することになります…。果たして「永遠の命」の正体とは何なのでしょうか?
◆partygameの評価◆
いつもの良きレイトンシリーズの作品 ナゾトキも一緒に考えましょう
舞台を映画に移しても、レイトンらしさは変わらず楽しめました。むしろ、DSのゲームではせいぜい5~10分程度しかないアニメムービーが、100分フルで見せられた分、いつも以上に個性が際立っていたように思います。特にレイトンやルークのアクティブな行動力は、いつも以上にはっちゃけています(笑)
レイトンはいつでもクールに。
ルークは頑張るけどちょっと空回り、でも最後はきっちり締めます。
レミはそこまで事件に巻き込まれませんが、助手らしく、ここぞという時に現れてくれます。
また、「永遠の命」を賭けたナゾトキゲームは、視聴者である我々も一緒に考えられるナゾトキになっていました。全部で4つ…だったかな?
レイトンが解答を叩き出すのがわりと早いので、考える前に答えが出ちゃうかもしれませんが、一応、一緒に見に行った友人は何個か自力で解けたみたいなので…皆さんもご覧の時は、是非一緒にナゾトキに挑戦してみましょう。何気ない1シーンがナゾトキのヒントになっていることも、あるようですよ…?
最初、展開がちょっと早くて話が分かりづらいかも…?というところがありましたが、それ以外は目が離せない展開で、とても面白かったです。DS版をプレイしたことのある人は、是非一緒にナゾトキを考えながら楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、欲を言えば魔神の笛をプレイしていたほうがキャラクターが理解できますが、プレイしていなくてもそこまで問題はありません。
いつものように、レイトンかっこいい、ルーク可愛い、レイトンのゲームが好きなら観る価値はありましたね。(思いがけず、終盤レイトンのあの特技を再び拝めて嬉しい限り)
CGが多用されてるのはちょっと気になるかも。いやCG否定派ではないですが、レイトンって素朴なイメージがあったので。(でも二作目の列車とかCGだったっけ・・・)
CGは『悪魔の箱』『魔神の笛』ではそこそこ目立つ形では使われていたので…。やっぱり迫力を出す場面では、CGのほうが良いところもあるでしょうから、要所要所に応じて使い分けているという感じでしょう。CG自体も、2Dと一緒に並べても、そんなに浮いているようには見えなかったですし…まあ、いいんじゃないでしょうか?
確かに素朴さもまた、レイトンシリーズのいいところですが、最近のシリーズでは兵器とかも普通に出てくるので…+迫力も必要になってきている、というところですかね。