セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『アストロトリッパー』 インプレッション

2010年12月24日 08時58分18秒 | 【旧】購入・レビュー話


アストロトリッパー
対応ハード : PS3(ダウンロード専用)
開発・配信元 : スパイク
配信開始日 : 2010/08/19
販売価格 : 500円
ジャンル : シューティング
プレイ人数 : 1人
通信機能 : ランキング対応
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 49MB

参考データ--------------------------
購入価格:250円(キャンペーン期間中につき半額)
プレイ時間:約1時間半
進行度:難易度Easyで全ステージクリア & チャレンジモードを1~2回プレイ
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●任意スクロールシューティングで、ランキングNo.1を目指せ!
今作は、スパイクより配信中の、任意スクロールシューティングゲームです。
全4ワールド(14ステージ)構成で、ワールドの最後にはボスが登場。インターネットに接続してのランキングにも対応しています。


●基本的なルール
スタイルは、2Dの任意スクロールシューティングゲームです。

◆ステージクリアとゲームオーバー
ステージ内を右へ左へ移動して、次々と出てくる敵を全て倒すとステージクリアとなります。

ステージの外に出てしまったり敵や敵の攻撃に当たるとミスとなり、残機が1つ減ってステージの最初からやり直しになります。
残機が0の時にミスをするとゲームオーバーです。コンティニューはできません。
※難易度が「Easy」の場合、ステージ外に落ちることはありません。

◆全ステージクリア後は?
全14ステージをクリアすると、終わり…ではありません。
難易度がアップ&ステージの形が左右反転して、またステージ1に戻ります。スコアは継続されるので、残機が尽きるまでとことんハイスコアを目指してみましょう。


●操作説明
左スティック or 方向キー … 移動
×ボタン … ショット
○ボタン … 自機の向きを変える(右←→左)
□ボタン … ショットタイプを変更

ショットには、直線上に強力な攻撃ができる「ブルーパワーショット」と、広範囲を攻撃できる「レッドスプレッドショット」があります。状況に応じて使い分けましょう。

STARTボタン … メニュー画面を開く
SELECTボタン … モーションコントロールのON/OFF

SELECTボタンを押すと、PS3コントローラを傾けることで自機を移動することができます。
もう一度SELECTボタンを押すと、モーションコントローラでの操作を解除します。


●システム紹介
◆スコアを稼ぐテクニック
ランキング上位を狙いたいなら、必要となるテクニックを2つほど。
敵を連続で倒し続けると、画面左上のスコアの背後に表示されているメーターが増えていきます。そして、それが満タンになるとスコアが大量に獲得できるアイテムが出現します。
また、メーターが満タンになると「倍率」が×1から×2に上がり、敵を倒した時の獲得スコアが倍化します。以後も、ステージをクリアするかミスをするまで、メーターが溜まるごとに倍率が「×4」「×8」と上がっていきます。できるだけ、敵を連続で倒していくようにしていきましょう。

◆パワーアップアイテム
敵を倒していると、一定回数ごとにパワーアップアイテムが出現します。
獲得するとショットの能力が上がりますが、能力が上がるのは「いま使っているタイプのショット」だけです。
「ブルーパワーショット」と「レッドスプレッドショット」のどちらを重点に鍛えていくか?も、大事なポイントです。

◆プチ要素
タイトル画面の「オプション」→「カスタムBGM」から、PS3本体に保存されている音楽データを読み込むと、その音楽をゲーム中に使用することができます。
BGMの再生を止める場合は、もう一度「カスタムBGM」を選択して、何も選択せずに×ボタンで画面を抜けてください。


●モード紹介
◆アドベンチャーモード
順番にステージを攻略していくモードです。
だいたい3~4ステージで1ワールドという構成になっており、ボスを倒して次のワールドをプレイすると、以後そのワールドから再開することもできます。2つ目以降のワールドから再開する場合、ショットのパワーもそのレベルに合わせてパワーアップした状態からスタートできます。

◆チャレンジモード
アドベンチャーモードでボスを撃破したことのあるワールドのみが選択でき、延々と出現し続ける敵をどこまでノーミスで倒せるかを競います。
敵の出現や攻撃は徐々に激しくなり、一度ミスをするとその時点で終了となります。

◆ランキング
インターネットに接続して、自分の記録をランキングで確認することができます。
ランキングは、アドベンチャーモードの各難易度ごと(Easy・Hard・Hardest)と、チャレンジモードの各ワールドごとに集計されています。


◆partygameの評価◆…64点(100点満点)
まあ、価格相応かな~という感じです


=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

ちょっとクセのあるスタイル
普通のシューティングのように勝手に先に進んでいくのではなく、任意でステージ内をウロウロして敵を探すスタイルです。意外と、こういうタイプのゲームって日本では少ないような気がします。Xbox360では非常に多いですが…。
しかも、全方位に攻撃できるのではなく、向きはあくまで右か左かだけなので、ちょっとクセがあり、万人向けではないと思います。操作もできれば、もう少し直感的な配置を考えて欲しかった気がします。(Rボタンで右に向く、Lボタンで左に向く、とか)慣れてくれば、じわじわと面白くなってくるんですけどね。

ちなみに、モーションコントローラの操作は論外です。
繊細な操作が要求されるシューティングゲームなのに、細かい操作がうまくできません。

難易度は厳しめ
敵の攻撃は(弾幕シューティングほどではないですが)それなりに激しく、1回ミスをすると必ず最初からなので、けっこうキツいです。ボムなどの救済処置は一切ありません。大体1ステージにつき1~3分程度で終わりますが、それでも結局はステージの最初から最後までノーミスでクリアすることが大前提になるわけですから、易しくはないですね。
難易度選択もありますが、ちょっと敵の攻撃が激しくなるかならないか…という程度で、Easyでもそんなに簡単ではないです。

パワーアップしてくると、ようやく気持ちよく楽しめます
自機のショットがパワーアップしてくると、ようやく気持ちいいプレイができるようになるという感じです。
最初のワールドではそれは望めず、ちょっとジリ貧な感じが否めませんが、それを乗り越えれば徐々に面白くなってきました。特に、2つ目以降のワールドではゲームオーバーになって再開しても、ある程度パワーアップした状態からスタートできるので、楽しみやすいです。
あと、チャレンジモードもそこそこ気持ちよく楽しめました。基本的には弱い敵ばかりしか出てきませんが、それが徐々に増えてくる一方で、こちらもパワーアップしているので、一網打尽にできる気持ちよさを味わえます。ただし、常にゲームオーバーと隣り合わせですが。

×基本的に、邪魔だと思うエフェクト(演出)が多いです
敵は、ステージ内に突然現れることも多いので、常に周囲に気を配る必要があります。
しかし、敵が出現する時の波動のようなエフェクトや、敵が攻撃をしてきた時のエフェクトが微妙に派手で、敵や敵弾が見えないことがしばしばあります。ミスすると最初からというだけあって、この点はちょっとストレスがたまりました。


良くも悪くもちょっとクセがあり、ミスしたら最初からというのは、これまた良くも悪くも緊張感のあるシューティングゲームだと思いました。このクセが好きになれるか?ということと、エフェクトが気にならないかどうか?によって、価値観は変わってきますね。私は250円で購入した身ですが、クセなどを理解したうえで購入して、そのクセに慣れることができれば、500円でも価格相応には楽しめるように思いました。
慣れることができればじわじわと面白くなってきますし、慣れることができなければすぐに投げてしまうでしょう。あなたがどちらのタイプなのか?私には分かりかねますので、この記事を見たうえで判断していただけると幸いです。

現在、「スパイク ウインターキャンペーン」と題しまして、(今作を含めた)スパイクから配信中の7タイトルが、2011年1月20日までお安くなっています。是非、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか?


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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